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横山秀夫<出口のない海><ネタバレ・あらすじ>人間魚雷回天~死と向き合う精神状態(後半)

 

完全ネタバレですのでご注意ください 

 

横山秀夫<出口のない海><ネタバレ・あらすじ・>人間魚雷回天~死と向き合う精神状態(前篇) - へぇ~♪そうなんだ~♪

 

<ネタバレ・あらすじ> 出口のない海 (後半)

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 {出撃命令}
空母や戦艦に出くわせばそれにこした事はないがサイパンに補給にくる大型油槽船を狙えとの事。隊長は北だった。


休暇をとり帰省した並木は「ボレロ」に行きそこで小畑が戦死した事を知った。
特殊兵器に志願しなかった小畑はルソン島に向かう船に米軍の魚雷をくらい浸水し溺死したそうだ。。

マネージャーの小畑は並木の魔球が完成するのを楽しみにしていた・・・・生まれて初めて声を上げて泣いた。

久しぶりに家族と過ごした並木は出発の日、父親だけに本当の事を話し別れを告げた。見送りにきてくれた家族、ごったかえす東京の駅のホームで美奈子を見付け思わず名前を呼んでしまった。

美奈子とは大学の時から仲良く軍隊になっても手紙のやりとりをしていた彼女みたいな存在であるがもう自分は死ぬため連絡をしなかった。

船に乗っている事だけ伝え汽車が動き出す・・二度と帰れぬ故郷に背を向け独り忍び泣いた。


心の平静を保てる場所はここしにしかなかった。
訓練中の自己で死ぬもの、ガス漏れ、燃料に点火しない冷走、気筒爆破、故障原因や不具合を数えたらキリがない状態だった。
並木は「己の戦争」だと考えた。
戦争が始まってから一回も敵兵も敵艦も見た事がないからだ。
日本を守るため、愛する人を守るため、小畑にあってほめてやろう・・・・
すべて本当の気持ちだったが死ぬ理由がはっきりとしなかった。


光基地の総員が見守る中、潜水艦は動き出した。
海も心も静かだ、、
仲間や家族、彼女と別れ、そしてたった1人回天に乗り1人で死ぬんだ。
美しい海、母なる海、そして出口のない海でもあった。
米軍が沖縄に上陸したことによりウルシー島と沖縄を結ぶ敵の海上補給路で待ち伏せし攻撃することになった。
しかし爆雷の雨が潜水艦を襲い艦が傾き右に左に振られ敵の追跡を振り切れないでいた。
もはやこれまでと思った時、艦長の一か八かの賭け一気に浮き上がる作戦により助かった。
母艦の損傷は軽かったが2つの回天が損傷、使用不能となり乗るはずだった搭乗員は悔し涙を流した。


爆雷もなく静かな艦内が一週間続いたが、
{回天戦用意・搭乗員・乗艦!!!}スピーカーから聞こえた!!!!

乗りこみ、ハッチを仲間が閉めた。

己の戦争が終わると思ったが一基が出撃しただけで後はすべて故障で修理不可能だった。。

最後に出撃命令がきた並木だったが冷走により燃料に点火しなかったのだ。。


帰投命令を受け光基地に戻った並木は人と会うのが恐ろしくひっそりと過ごした。
陸地に居場所がないと感じ取った並木はすぐに次回出撃隊員に志願する。

 
回天は救国の兵器でもなんでもない、日本は負ける。

太平洋のど真ん中で爆雷で故障した回天を見て確信したのだった。

「回天を伝えるために死ぬ」・・・これが並木の出した己の戦争の決着だった!!!

人間魚雷という兵器がこの世に存在した事を伝える


潜水艦から発進した並木の訓練艇が行方不明になった


沖縄は敗北し広島・長崎は原爆で壊滅、そして終戦


だれも戦争を振り返らなくなった頃、
並木の訓練艇、回天が波間に浮かびあがりその日に回収され、
内部には海水の流入はなかったが変わり果てた並木の亡骸と足元に野球ボールが落ちていた。


「魔球が完成した」と書かれたボールだった。終

 

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