1941年、ナチスドイツがユダヤ人狩りをはじめベラルーシを占拠。
リピクザンスカの森に避難したビエルスキ兄弟が1200人のユダヤ人を守った実話を基に映画化。
実際にポーランドでは「英雄者」と「山賊集団」という評価に分かれている。
それでもビエルスキ兄弟に救われた人々の子孫は数万人に及ぶ。
<ネタバレ・あらすじ>はキャストの後で。
◆ トゥヴィア・ビエルスキ(ダニエル・クレイグ)
◆ズシュ・ビエルスキ(リーヴ・シュレイバー)
◆アザエル・ビエルスキ(ジェイミー・ベル)
◆アーロン・ビエルスキ(ジョージ・マッケイ)
◆リルカ(アレクサ・ダヴァロス)
◆ハレッツ(アラン・コーデュナー)
◆イザック(マーク・フォイアスタイン)
◆コスチュク(ジャセック・コーマン)
◆ベラ(イーベン・ヤイレ)
◆ベン・ジオン(トーマス・アラナ)
◆アルカディ(ジョンジョ・オニール)
<ネタバレ・あらすじ> ディファイアンス
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1941年、ドイツ軍がベラルーシを占拠。
ナチス親衛隊と地元警察はユダヤ人狩りをはじめ数週間で5万人が殺され、100万人ものユダヤ人が強制移送され死を目前にしていた。
ビエルスキ兄弟(トゥバイア・ズシュ・アザエル・アーロン)は両親を殺され、
1941年8月、リピクザンスカの森に避難します。
両親をドイツ軍に売ったベルニッチを殺したあと、
トゥバイアは父親の知り合い・コスチュク家の納屋で隠れていたユダヤ人を連れてリピクザンスカの森に連れていく。
1941年10月、ホロデッシュで三千人が殺され50人が隠れて助かるが、そのうちの二人のユダヤ人がやってきた。
次男ズシュの妻と子が殺されたことが分かり裏切り者やドイツ兵に復讐に出るが三男アザエルが帰って来なかった。
この時期から武装してビエルスキ パルチザン(民衆による日正規軍)と名乗る。
トゥバイアがユダヤ人を救っている噂が流れ各地から集まってくるが食糧も薬も不足しストレスから仲間同士で争うようになってしまう。
貧しい家からは奪わない事を条件に農民から仕方なく略奪することにした。
コスチュクを訪ねるとユダヤ人狩りに屈しなかったことで殺されていたが納屋にはユダヤ人女性二人(ベラ・カイア)とアザエルが隠れていた。
ノバグルドクから逃げてきたベンジオンからトゥバイアの妻が殺されたと聞かされる。
ミルクを略奪された者が密告して警察隊が押し寄せるが食糧と弾薬を持って野原まで逃げ切る。
偵察にでたトゥバイアとズシュはソ連赤軍パルチザンと出会う。
ゲットーが狙われ移住者を救おうとするが、次々と集めるトゥバイアのやり方に不満をもったズシュは数人を連れてソ連軍に加わってしまう。
ゲットーに向かったトゥバイアとアザエルは移住者を説得して脱出の手助けをします。
パルチザンの同志のために、
仕事を与え、女性にも銃を教え、失った暮らしを取り戻す運命共同体となる。
1941年12月、ナリポッカの森。
雪が積もり凍てつく寒さがやってきた頃、食糧が底をついてしまい、仕方なくトゥバイアは自分の馬を殺し同志の餓えを凌いだ。
チフス患者がでてしまったのでトゥバイアはペニシリンを手に入れる為にソ連赤軍を訪ねるが兵士用だと断られる。
しかしズシュが街の警察署の無線機を破壊するついでに薬品を手に入れてくれた。
ナリポッカ森に戻ったトゥバイアが体調を崩し寝込んでしまった頃、
空腹に苛立ったアルカディが命令を無視して秩序を乱し始めたのでリルカの必死な看病で回復したトゥバイアはアルカディを射殺した。
1942年4月、
逃走中にドイツ兵に乱暴されていたタマラが禁じられていた出産をしてしまい、
気付いたトゥバイアは激怒して殺そうとするがリルカに説得され許すことになる。
捕えたドイツ兵が持っていた伝令書から森を包囲し二日後に攻めてくることが分かりトゥバイアは撤退を開始するが次々とドイツ軍に空爆される。
空爆が終わっても歩兵隊が来る事を予想して銃を持った者が守備に徹して時間を稼ぐ。
沼地をぬけ小高い丘まで辿り行くが戦車や歩兵隊が現れもうダメかと思った時、ズシュらの精鋭部隊が現れ敵軍を全滅させた。
ズシュはトゥバイア達のもとに戻り、それから2年間森に潜んだ。
新しいキャンプには学校や病院、保育所もあり戦争の終結時に生き残った者は1200人いました。
アザエルはソ連軍に入隊して六ヶ月後に戦死、
ズシュはニューヨークに移住して運送会社を経営し、トゥバイアも渡米して30年間供に働きました。