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映画<ネタバレ・あらすじ>本

悪意(東野圭吾)<ネタバレ・あらすじ> (後半)~計画された動機の真実に気付く加賀恭一郎

 

完全ネタバレですのでご注意ください

 

<前半>

悪意(東野圭吾)<ネタバレ・あらすじ>あっさり逮捕された犯人の真の目的とは!!(前半)

 

悪意 (講談社文庫)

悪意 (講談社文庫)

 

 

< ネタバレ あらすじ > 悪意(後半)

 

将来は作家になりたいと思っていた野々口は幼馴染という事で日高に連絡し、
教師をしながら書いた小説「丸い炎」を読んで欲しいとお願いするが感想を貰えないでいた。
ようやく日高家に呼ばれ感想を聞く事になるが野々口は根本的に才能がないと受け止めた。
この時、日高の妻、初美に一目惚れして後に不倫関係となる。
二作目も読んで貰うが、ヒロインは初美をモデルにした人物なのに実在感がないと言われる。
 
不倫関係に気付き始めた日高が邪魔になり殺そうと決意する。
初美が睡眠薬を混入し眠った事を確認し、窓から侵入してナイフを振り上げた時、日高が目を開けたのです。
日高は2人の計画に気付いていたのです。
 
日高の新作「燃えない炎」が出版されたが野々口が書いた「丸い炎」を長編に書き直したものだ。
日高はナイフと野々口が庭から侵入する姿が映っているビデオテープを隠し持っているので、
自分の作品を盗んだものと訴える事が出来なく苦しんでいた。
そんな野々口を見ていた初美は自分のせいで申し訳ないと自ら命を絶ったのだ。
初美が亡くなって半年たった頃、
日高は初美と野々口の関係を題材にした原稿を書き見せてきた。
初美のためにもこの原稿を出されるわけにはいかなかったので変わりとなる小説を書く事にしたのだ。
ゴーストライターになった日でもあります。
 
最後とゆう約束で「氷の扉」を書き上げたのだがテープとナイフは返して貰えなかった。
日高は自分を解放する気はないのだと分かり殺したのです。
初美との関係を秘密にしておきたかったから動機を話したくなかったのです。
 
日高理恵の元には嫌がらせ電話や手紙が殺到していただけでなく、
犯人である野々口の叔父から著作による利益の返還を要求されていた。
理恵は殺された事が自業自得のように世間の人達から言われ悔しんでいた。

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藤尾美弥子は「禁猟地」の小説に出てくる浜岡のことを、
自分自身をモデルにしたものだと思い込んでいたので野々口がゴーストライターだった事に驚いていた。
小説の中の仁志和哉は暴力で服従させ気に入らない者は痛めつけた。最大の犠牲者が浜岡であり仁志への憎しみが全編に覆っているように感じたため小説を書く事によって復讐したのだと解釈していたのです。
 
加賀は「禁猟地」を読んでみる事にした。
中学時代に生命にかかわるほどの暴力を受けていた浜岡だったが仁志の突然の転校によって終結する。
仁志は不良仲間に女子中学生を取り押さえさせ暴行し、その模様をカメラで撮っていた事で捕まり施設に送られる…
加賀は、野々口が日高の事を「親友」と表現していた事に疑問を感じた。
もし親友だとすれば日高が虐めにあっていた事を小説にするわけがなく妻を奪う事もしないはずだと気付く。
 
加賀は日高、野々口、2人の過去を調べる事にした。
野々口の母親は子供に対してかなりの過保護であり住んでいる街、人物に対して偏見を抱いて嫌っていた。 
野々口は登校拒否をして日高が迎えにきて登校するようになるが、
後に高校時代に近所にお節介な奴がいて毎日誘いに来るから仕方なく登校したと口にしている。
野々口は藤尾から虐めを受けていたがそれは短い時間でありすぐに虐める側についていた。
そして日高はいくつかの酷い虐めを長い事受け、その中には野々口が加わった虐めもあったのだ。
しかし日高はかなりの根性があり1度も屈する事はなかったとゆう。
藤尾が強姦事件を起こした時の写真を藤尾が殺されてから真相を調べていた日高が手に入れた事が分かる。
 
野々口が書いた「丸い炎」をもとに日高が出版したと言われている「燃えない炎」は、
子供の頃よく近所の花火師の仕事を見に行ってそれを元に書かれたものだ。
その花火師の人は中学時代の日高の顔を覚えていた。
日高が野々口の小説を盗作していたのは嘘であり部屋から見付かった原稿はすべて最近になって日高の本をアレンジして書き写したものだ。
野々口が書いた告白文はすべて嘘だとゆう事になる。
殺人未遂の件で脅迫される事になったビデオテープは自分で撮影したものでありナイフは何の証拠にもならない。
日高が理恵との結婚を前に前妻の初美の荷物を整理する時、野々口は手伝いに行っているためそこでエプロンと写真を盗むのは可能であり不倫関係などなく初美は事故死なのだ。
そしてカナダへ送る荷物をまとめる時にも手伝いに行っている野々口はナイフとビデオテープを荷物の中に忍ばせたのだ。
 
野々口は計画殺人を犯す前に長い時間と手間をかけて動機を作ったのだ。
その動機を警察に突き止めさせる形に持っていった。
動機を生かせるためにわざと衝動的犯行であるかのように部屋にあった文鎮で殴り電話コードで首を絞めたのだ。
 
日高のパソコンデータから藤尾が女子中学生を暴行する写真が見付かった。
それは女子中学生を押さえつけている野々口の姿だった。
藤尾美弥子が裁判で日高と争う事になるかも知れないと思った野々口は、
暴行を手助けした写真、また過去に虐めを受けた事や屈して虐めに加わった事を隠したかったのだ。
 
日高は中学時代に自分の事を虐めていた野々口との関係を復活させ「禁猟地」の作品に関わっている野々口であろう人物は出していないのだ。
野々口の手記により残酷な人間だと思っていた日高は誰にでも優しかった少年の頃と変わらないのである。
 
野々口の真の動機は日高の人間性を貶めること。
加賀は教師だった頃、
教え子が卒業してすぐに自分を虐めていた生徒を刺した事件があった。
刺された生徒は命は助かったが虐めていた理由は「なんとなく気に食わないから」だった。
野々口にも理解不能な深い悪意があったのだろう。
それは少年時代に母親が周辺地域の人々に対して何か偏見を持っていたからかも知れない。
また小説家になりたかったのに先に越された事による嫉妬があったのかも知れない。
 
加賀は野々口に手術が成功するよう祈ってますと告げた。
法廷が待っているから。(終)