映画「天使と悪魔」ネタバレあらすじと結末/次期教皇の公開処刑・イルミナティの犯行か?

映画「天使と悪魔」

ダン・ブラウンの世界的ベストセラー小説を監督ロン・ハワードが主演トム・ハンクスで映画化した「ダ・ヴィンチコード」に次ぐ第二弾。

宗教象徴学のラングドンは教皇選挙を控えたバチカンから協力を要請されます。

バチカンによって解体された秘密結社イルミナティが復活し次期教皇の有力者4人が拉致され1時間ごとに処刑されていく・・・・

◆ロバード・ラングドン(トム・ハンクス)◆パトリック・マッケンナ(ユアン・マクレガー)◆ヴィクトリア博士(アイェレット・ゾラー)◆リヒター隊長(ステラン・スカルスガルド)◆オリヴェッティ刑事(ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ)◆シルヴァーノ博士(カーメン・アルジェンツィアノ)◆シュトラウス大選皇枢機卿(アーミン・ミューラー=スタール)◆シャルトラン(トゥーレ・リントハート)◆バッジア枢機卿(マーク・フィオリーニ)

 

 

ネタバレあらすじ/天使と悪魔

ダ・ヴィンチコード/天使と悪魔/インフェルノ

 

ローマ法王が亡くなりカメルレンゴは教皇のしるし「漁夫の指輪」を打ち砕きます。

教皇の部屋は喪の9日間閉鎖されセーデ・ヴァカンデ=空座の時の期間になりヴァチカン王国サン・ピエトロ大聖党にはカトリック教会の指導者や信者が集まります。

教皇の遺体の後にプレフェリーティ(次期教皇の有力候補者)が後に従い祈りをささげます。

喪が明けると枢機卿たちはシスティナ礼拝堂に籠りコンクラーベ会議で世界のカトリック信者10億を率いる新教皇を決めます。

新教皇が決定すると礼拝堂の煙突から白い煙が上がり決まらなければ黒い煙が上がります。

しかし、プレフェリーティの4人の枢機卿が誘拐されヴァチカンには脅迫文が届きました。犯人はスイスのセルン研究所に侵入しシルヴァーノ博士を殺害して目ん玉を切り抜き網膜認証して反物質を盗み出していました。

 

イルミナティ

ハーバード大教授で宗教象徴学者のラングドンは時差ボケを解消するためプールで泳いでいるとヴァチカン警察の者が訪ねてきます。

「拉致した4人の枢機卿を一時間ごとに公開処刑する」とスイス衛兵隊本部に脅迫状が届いたことを知らされたラングドンは記されたシンボルマークを見てイルミナティだと気付きます。

イルミナティの対称形になっているアンビグラムは17世紀に対称形を愛したガリレオに捧げられたシンボルです。

イルミナティが暴力化したのは17世紀で教えに疑問を持ち秘密裏に研究に耽ったが教会は敵視して見付け出し始末していました。

 

ラングドンがヴァチカンに到着するとヴァチカン警察のオリヴェッティに出迎えられます。教皇の身辺と執務室はスイス衛兵隊の警備領域でありリヒター隊長を紹介されると犯人に殺害されたシルヴァーノ博士の娘であり生物物理学者ヴィクトリアもいました。

新たに届いた脅迫状に盗まれた反物質が映っておりヴァチカンを破滅させるほどの威力がある事を説明されます。

「4つの柱を破壊し焼印をおし教会を崩壊する」

4つの柱とは拉致された枢機卿の事で、焼印はイルミナティの伝説にあるアンビグラムで出来た5つの焼印だとラングドンは思います。「土」「空気」「火」「水」…もう一つの焼印は不明だが1968年教会はイルミナティ4人を拉致し胸に十字架の焼印をおしラ・プルガ(罪を清める)と言い処刑した…その報復に違いないと説明します。

 

犯人が使う啓示の道とはイルミナティの秘密会合を開いた教会でルートのスタート地点を見つければ4人の枢機卿が殺される教会が判明し先回りできると思います。

ラングドンはヴァチカン記録保管所へカメルレンゴ(教皇の侍従)のパトリック・マッケンナの許可を得て向かいます。

シュトラウス大選皇枢機卿は事件の事はふせコンクラーベを開くことにしカメルレンゴは扉を封印しました。

ラングドンとヴィクトリアは記録保管所に到着し地動説を説いたガリレオの真実の図表に透かし文字が印字されている事に気付きます。

貴重な資料のためラングドンはピンセットで慎重に扱うがヴィクトリアが「時間がない」と破いてポケットに閉まったので言葉を失います。

「悪魔の穴開くサンティの土の墓、ローマに縦横に現れる元素、光の道は聖なる試練、気高き深求を天使が導く」

ラングドンは車の中で音読すると運転していたオリヴェッティ刑事は持ち出した事に驚き怖くなります。

 

4人の枢機卿

「サンティの土の墓」はローマ最古の教会パンテオンに眠る彫刻家ラファエロ・サンティの事だと思い向かうが1759年に移されており真実の図表出版後だと分かります。

ラングドンはラファエロが建てた聖マリア・デル・ポポロ教会のキージ礼拝堂(別名カペラ・デッラ・テーラ”土の礼拝堂”)だと気付きヴァチカンに戻るが「EARTH」”土”の焼印を胸におされ下半身が埋められた状態で死亡している枢機卿を見付けます。

新教皇の選出を世界各国のマスコミが駆け付け待っていたが4人の枢機卿が戻るのを待つため自分に一票入れ時間稼ぎをしていたため黒い煙が上がりました。

ラングドンは南西に見えるサン・ピエトロ大聖堂を見て、広場の設計は彫刻家ベルニーニだと気付きます。(大聖堂の設計者はミケランジェロ)。

広場には大勢の人がいたが足元のレリーフも彫刻だと気付き探すと”西風”と書かれたレリーフを発見します。

すると女の子の悲鳴が聞こえ向かうと「AIR」空気の焼印がある枢機卿が倒れていました。

 

犯人は枢機卿のそばに手紙(注射器を使い教皇の心臓を止めた)を残していました。

カメルレンゴは教皇は静脈血栓症で内密に毎日ヘパリンを射っていたと言います。ヴィクトリアは過剰投与すると内出血や脳出血を引き起こし遺体に兆候が出るため毒殺されたかは検視すれば分かると言います。

教会法により教皇の検視は禁じられているがカメルレンゴは神に祈りヴィクトリアやリヒター隊長を連れて地下墓所に向かうと遺体が黒ずんでおり内部の者に殺害された事が分かります。

カメルレンゴは許されない事ではあるが封印している扉を解き前教皇はイルミナティに殺害された事が分かりコンクラーベを中止し群衆を退避させて世界に真実を告げるべきだと言いました。

しかしシュトラウス大選皇枢機卿は続ける事を決定し有力者がいない事で漁夫の指輪を着ける資格を得られるよう大選皇枢機卿の座を降りました。

 

記録保管所にいたラングドンは聖女テレサの法説の中に火に関する記述があり次の犯行現場は聖マリア・ヴィットリア教会だと思います。

しかし何者かに電気を切られ扉はロックされてしまい酸素供給がなくなります。ラングドンはスイス衛兵隊のシャルトランが持っていた銃をすべて撃ち込んだあと本棚を倒し防犯ガラスを割ってなんとか脱出しました。

ラングドンはオリヴェッティ刑事と共に急いで聖マリア・ヴィットリア教会に向かうとFIRE(火)の焼印をおされた枢機卿が火あぶりにされていました。

なんとか助け出そうとするが犯人が現れ銃を乱射しオリヴェッティ刑事と部下は殺されます。ラングドンはなんとか隠れて助かりました。

 

燃える聖女テレサが西の方角を向いている事で次の場所はベルニーニの噴水だと分かります。

「土」と「空気」、「火」と「水」を地図上で結ぶと十字架になりました。

ラングドンは停車していた黒いバンに気付くが同行した警官二人が犯人に射殺されました。犯人はバッジア枢機卿を噴水に放り投げ去って行きました。

なんとか人の助けを借り救出すると胸に「WATER」水の焼印がおされていました。

バッジア枢機卿は監禁されていた場所は「カステル・サンタンジェロ聖天使の城」だと言いました。

 

スポンサーリンク

 

追求

ラングドンは合流したヴィクトリアからリヒター隊長にシルヴァーノ博士の日記を奪われ何か隠していると知らされます。

カステル・サンタンジェロはイルミナティの密会所でヴァチカンが避難所に使っていた事で通じているはずだと思います。

行き止まりとなり城の外へ警察は出て行くがラングドンは足元に五芒星があるのを見付けます。見た目は行き止まりだが近付くと壁が重なりヴァチカンへ続く隠し通路が表れました。

焼印を見付けると5つ目の焼印が無かったが型から2つの鍵が交差する焼印だと知ります。教皇のシンボルだと気付いたラングドンはヴァチカンを破壊する前に空席の時の教皇=カメルレンゴを狙うはずだと気付きます。

その時、神に復讐心があるから生まれたと言う犯人が現れ「用心しろ、相手は神の僕たちだ。殺せと命令されてないから何もしないが追ってくれば話は別だ」と言い去って行きました。

しかし犯人は立ち去ろうと用意された車に乗りエンジンをかけると爆破しました。

 

通路をひたすら走るラングドンとヴィクトリアは行き止まりとなり必死に壁を叩くとヴァチカンにいたシャルトランが音に気付き開けてくれます。

悲鳴が聞こえ扉を開けると胸に5つめの焼印を逆さまに押されたカメルレンゴが倒れていて銃を持つリヒター隊長を指差し犯人だと言いました。

スイス衛兵隊はリヒター隊長を射殺すると「爆発物は聖ペテロの墓だ」とカメルレンゴは言いました。

真下にあるネクロポリス死者の都市)へ急いで向かうと反物質を発見するが爆発は避けられない状態でした。

カメルレンゴは反物質を手に取り群衆が集まるサン・ピエトロ広場にヘリコプターを呼び乗り込みます。そして空高く飛び上がり空中で爆破させパラシュートで脱出しました。

ヴァチカンを守ったカメルレンゴは群衆に英雄だと称えられ枢機卿たちは司祭であり若いが新教皇にふさわしいのではと話し始めます。

 

結末・天使と悪魔

リヒター隊長に父親の日記を奪われたヴィクトリアは執務室に入り探します。同行していたラングドンは射殺されたリヒター隊長の手に握られた鍵を持っていました。

日記の下にパソコンを発見したラングドンは鍵を使い起動させるとヴァチカン内部の監視カメラの映像が映ります。

ラングドンはリヒター隊長が射殺される直前の映像を見て真犯人はカメルレンゴだったと分かります。

リヒター隊長は教皇には発作があるためすぐに処置が出来るよう監視カメラを取り入れていたのです。

科学者でもあり司祭でもあるシルヴァーノ博士は創造を再現した研究結果に悩みガリレオのように精神的な指導を教皇に求めました。

教皇は神の力の存在を科学が証明すれば溝を埋めてくれると考え公表するよう言いました。

しかし神の存在を重んじるカメルレンゴは教皇の態度を弱腰だと毒殺しイルミナティという仇敵を過去から甦らせたように仕向けたのです。

リヒター隊長に詰め寄られラングドン達が駆け付ける直前にカメルレンゴは自分で焼印を押したのです。

 

カメルレンゴはこれで自分が新教皇になれると確信し呼ばれたコンクラーベに向かいます。

しかし枢機卿たちはラングドンから監視カメラの映像を見せられていました。

すべての陰謀がばれたと察知したカメルレンゴは逃げ場所がなく礼拝堂の地下で焼身自殺しました。

白い煙が上がり新教皇にはバッジア枢機卿が選ばれ名は”ルカ”と決まりました。

ラングドンは感謝のしるしとして教皇聖下と新しいカメルレンゴからずっと読みたかったガリレオの”真実の図表”を渡されました。

続編はこちら⇒インフェルノ

 

洋画
スポンサーリンク