韓国歴史ドラマ「華政ファジョン」全話のネタバレあらすじ
前回のページでは、作品情報と「光海君」の紹介とともに、
「朝鮮王朝・嫡子ではない理由で明から世子と14年間も認めてもらえない光海君は王座を狙っていると父王に疑われながらも忠誠を尽くしていました。王様は仁穆王后との間に生まれたまだ幼い永昌大君を世子に擁立しようと目論んだ事で倭国と戦い国を救った光海君を推す大北派は怒りが込み上げていました。
やがて父王が亡くなると子供達が危険だと察した仁穆王后は世子を廃位しようとしたが永昌を狙った刺客を捕らえた光海君は「王宮で争うのは望まない。私にとっても大事な弟と妹です」と説得し第15第王となりました」
までを紹介しました。
それから5年後、
ネタバレ・あらすじ
ホン・ヨン(捕盗大将=捕盗庁”警察業務”の長官)の息子ジュウォンとカン・ジュソン(判尹パニュン=漢城府”首都役所”の最高責任者)の息子イヌは幼い頃からともに競い合い仲良く育ってきました。
小正月で宮殿を抜け出し無銭飲食した貞明と永昌はジュウォンとイヌに助けられます。
臨海君を殺した王様が永昌を狙っていると民が噂しており何も知らない貞明は驚き宮殿に急いで戻ります。
宮中では貞明と永昌の姿が見えない事で西人派の重臣は王様が関与しているはずだと疑います。
またジュウォンとイヌは無銭飲食した2人が貞明公主と永昌大君だと気付き疲れ切って倒れているところ助けました。
永昌の身を案じて生きてきた仁穆大妃は後ろ盾を得るため貞明公主を嫁がせようと相手を探しジュウォンとイヌが候補にあげられます。
しかしイチョムは銀商人を襲った首謀者を捕らえ「銀魂を奪ったあと軍資金を工面して兵を挙げようとしたのは王を廃位し永昌大君を擁立するためだ」と嘘の告発をさせます。
それにより謀反を信用した王様は永昌大君の身分を落として流刑に処し、西人派の重臣や擁護したドッキョン達を罷免せよと王命を出しました。
ドッキョンは医官の密告により宣祖は斑猫=はんみょう(有毒の昆虫から作った毒薬)で毒殺されたと知ります。
光海君が廃位されそうな時期であり王座を手に入れるためではないかと疑います。
王様は南漢山城の設備を王宮へ移し火器都監(鉄砲を作るために設置した臨時の官庁)と改めた頃、幽閉されている仁穆大妃と貞明公主を降格させ永昌と共に始末するべきだとキム・ゲシから進言されます。
預言者ナム・サゴの最後の神託「純粋な血統の者だけが世の主となる」が発見され重臣たちは永昌を指す文書だと思うが仁穆大妃は貞明公主だと気付き命を狙われる前に王宮の外へ逃がしました。
イチョムとキム・ゲシはそれに気付き始末するため後を追うが貞明が乗った船乗り場が爆発しました。また永昌は蒸された部屋で死体で発見されました。
すべてを知った王様は手遅れであるため仕方なく永昌と貞明を事故死扱いにします。
ドッキョンを利用し光海君を王の座から降ろそうと企てていたジュソンは予言書を見付け計画を中止します。
世の主が誰であれ始末せねばならないがまずは王様を使って預言書を潰そうと企てたのです。
ドッキョンの名で斑猫を送り付けるとイチョムとゲシはドッキョンを始末しようとするが王様が宣祖の毒殺を知ってしまいます。
王様は、この国には王を上回る勢力が存在し、大君と公主を死に追いやったのも先王の毒殺を伝えたのもその者たちだとドッキョンに伝えます。しかし真実を知ってもドッキョンは王様に仕えることを拒否したため父親を毒殺したゲシとイチョムと手を組みドッキョンを始末するよう命じます。
邪魔な者は消し去り、人ではなく王になる決意を固めます。
海賊船に拾われた貞明公主は倭国にたどり着き硫黄鉱山で男装して働いていました。しかし女だとばれ遊郭に飛ばされそうになったため朝鮮の公主だと言い放つと公主と大君は王様に殺されたと笑われます。
ジャギョン(奴隷の親分格)に助けられた貞明公主はファイの名で硫黄鉱山で働き続けました。
〜数年後、不純物が混ざってしまい使い物にならない硫黄を闇取引でそのまま売ると相手は何も疑わずに買いました。
ファイ(貞明公主)は硫黄の質も見極められない商人が何故取引しているのか不審に思います。
朝鮮から通信使が訪れると聞き倭国・長崎の硫黄鉱山で働くファイ(貞明君主)はうまく接触すれば朝鮮に帰れるのではと思い付きます。
関所があり女は通行手形がないと江戸に入れないがファイは出稼ぎに行く親分とジャギョン(奴隷の親分格)に頼み込み男装して江戸に向かいます。
科拳に主席で合格し元捕盗大将の父親ホン・ヨンの反対を押し切って火器都監に志願したジュウォン(火器都監の校理)は、許可書もなく王命でもないのに現場の視察にやってきたイ・イチョム(礼曹判書)を追い返します。
王様(光海君)は飛撃震天雷(朝鮮中期の兵器)の実験に成功すると、これで明も後金も朝鮮を侮れないと喜びます。
盛大に花火を打ち上げるがジュウォンは貴重な火薬を使うなら国境の村々で後金の略奪に苦しんでいる兵に弾薬として送るべきだと否定します。
子供の頃、ジュウォンは大君と公主を殺した光海君に向かって王になる資格はないと言い放ったが今でもその気持ちに変わりはありませんでした。
朝鮮に硫黄が入ってこない事を知った王様から倭国へ行き闇取引して入手するよう命じられていたのです。
江戸に到着したファイは朝鮮の通信使が硫黄を独占する大商人のイダチを探している事を知ります。
酒場で通信使が倭国の重罪人に絡まれていたのでファイは助けると朝鮮王に仕えるジュウォンだと知ります。
イダチとの仲立ちを頼まれたファイは協力するがジュウォンにはカン・ジュソン(漢城府判尹)が送り込んだ護衛(密告者)が付いており取引現場に役人が現れてしまいます。
ファイは自分に罪をすべて着せる変わりに必ず救い出して朝鮮に帰る船に乗せて欲しいと頼みました。
王様は自ら国境を視察に行くと告げ宮殿を離れます。
夜中に1人宿を離れた王様は宣祖(先王)が民を捨てて逃げてしまった時に必死で守った村人(義勇兵)に明に密偵として送り込んでいたホ・ギュンを助けるようお願いしました。
ギュンは300年前に朝鮮から消えた秘伝書「火薬修錬法」を手に入れていました。王様はジュウォンに倭国で闇取引するよう命じ護衛をつけたが硫黄の買い付けを邪魔する密告者を突き止めるためでした。
また硫黄など最初からどうでもよく囮にされたと知ったジュウォンなら意地でも硫黄を取り返すはずだと読んでいました。
朝廷で権力を持つ兵曹判書に昇格したイチョムは明が襲撃を受けた件は王様の視察と関係があるはずだと勘が働きます。
ファイを助ける時間がなく細工して停船させボードでふたたび向かうと公主だと見抜いていたジャギョンに助けられたファイがいました。