映画「グラスホッパー」ネタバレあらすじを結末まで簡潔に/殺し屋集結

 

作品情報キャスト

渋谷のスクランブル交差点で暴走車による通り魔事件が起こり、恋人を失った元教師は「本当の犯人は別にいる」と書かれたメモを拾い復讐を誓います。

やがて事件の裏にフロイラインの寺原会長親子が関わっている事を突き止めるが・・・。

「フィッシュストーリー」など数多くの作品が映画化されている伊坂幸太郎さんの原作をどんでん返しのミステリー「去年の冬、きみと別れ」を手掛けた瀧本智行監督が映画化。

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◆鈴木(生田斗真)◆鯨(浅野忠信)◆蝉(山田涼介)◆百合子(波留)◆すみれ(麻生久美子)◆比与子(菜々緒)◆槿(吉岡秀隆)◆岩西(村上淳)◆寺原会長(石橋蓮司)◆寺原Jr(金児憲史) 

 

ネタバレあらすじ/グラスホッパー

「グラスホッパー」生田斗真・浅野忠信・山田涼介

 

ハロウィンのため渋谷の街は仮装している人で溢れいつも以上に混雑していたが、

麻薬中毒者が運転する車が暴走し次々と人が轢かれ、その中には鈴木の婚約者・百合子がいました。

中学教師の鈴木は百合子の葬儀を終え事故現場に行くとメモ用紙が足下に落ちていたので何気なく拾って読みます。

「本当の犯人は別にいる。フロイラインの寺原会長親子を調べろ」

 

平凡に生きてきた鈴木だが復讐を果たすため教師を辞めてフロイラインに入社します。

幹部の比与子から仕事を教わるが、

フロイラインが「痩せる」として販売しているドリンクは実は中毒性が強く1度味を占めたらボロボロになるまで手放せない物だと分かります。

キャッチで買わされドリンクを飲んでしまった少女達は寺原Jrにおもちゃのように扱われていました。

寺原会長は闇社会のボスであり、敵対する組織を破滅させるために寺原Jrが仕組んだ事故で百合子は亡くなったのです。

 

殺し屋

鈴木は比与子に連れられ渋谷のスクランブル交差点に行くと寺原Jrが現れます。

出迎えるために車を降りると寺原Jrが目の前で「押し屋」=「槿アサガオ」によって車に轢き殺されます。

比与子に命令され槿を追う鈴木は横浜まで後をつけるとGPSにより自分の居場所を知られている事に気付きます。

電源を切り尾行を続けるとプロの殺し屋で生計を立てている槿には予想を反し妻と子供がいて幸せそうな家庭でした。

ファミレスで鈴木は電源を入れると比与子から恐ろしいほどの電話の数が着信履歴に表示されました。

気付くと寺原会長から「押し屋に息子を殺すよう依頼したのは鈴木だ」と言われた比与子たちに囲まれていました。

疑われた鈴木は何のことやら分からず我武者羅に逃げました。

 

蝉と鯨

ナイフを巧みに扱い武力に優れる若き殺し屋・蝉は仲介者の岩西から自殺をさせる殺し屋プロ・鯨を始末するよう言われます。

岩西が蝉に頼んだ件は寺原会長からいろいろ知り過ぎた奴という理由で依頼されたものでした。

岩西は鯨を尾行するが途中気付かれたので迷い黒猫を探しているビラを渡し発信機を付けます。

一方今まで自殺させた人が亡霊で見える鯨は尾行されているのに気付き岩西の写真を見せるとナイフを巧みに使う若い殺し屋(蝉)と手を組んで仕事している事を情報屋から仕入れます。

 

鯨は岩西のアジトに侵入し依頼主は寺原会長だと知ります。

鯨は「俺の目を見ろ」と催眠術をかけ自分の中の罪を思い出させて自殺させようとします。

岩西は蝉を殺し屋にさせた事が自分の罪だと話し蝉との電話を終え飛び降り自殺します。

鯨は見降ろすと虐待され殺した父親が見上げていました。一方、蝉は岩西が死ぬ直前の言葉「迷い猫には鈴が付いてるから探せ」を思い出し携帯の電源を入れると鯨に発信機が付けられているのに気付き追います。

 

鈴木は槿に対して百合子の復讐を代わりにしてくれたと思うようになり寺原に狙われているから気を付けるよう伝えにいきます。

しかし槿の子供が勝手に鈴木の携帯の電源を入れてしまったため比与子から電話が掛かってきてしまいます。

元教え子が捕まっていると知り解放する条件で事務所に戻るが比与子に痛めつけられます。

鈴木はどんなに拷問を受けても押し屋(槿)の事は口にしませんでした。

 

結末/グラスホッパー

百合子が子供を庇って車に轢かれた映像を見せられます。

笑う寺原会長に鈴木は笑うなと怒りをあらわにすると銃を口の中に突っ込まれます。

その時、鯨が乱入し寺原会長の部下達と銃撃戦になります。

 

寺原会長と比与子はエレベーターで逃げるがそこには鈴木の元教え子と名乗った女がいてアイスピックで首を刺され殺されます。

鯨がエレベーターに到着すると寺原と比与子の死体の横で、岩西の仇を取るため蝉が立っていました。

壮絶な戦いを繰り広げる鯨と蝉だが2人ともすべてを終わらせたいと思っており窓を突き破り転落していきました。

 

気を失っている鈴木に女は自分のカツラを被せ、すべて計画通りに終わったと謎の人物に伝え姿を消します。

目覚めた鈴木は死体がゴロゴロ転がっているのに気付き逃げるように現場を後にして槿の家に行くが入居者募集となっていました。

 

1年後~ ピエロに化け遊園地で風船を配っていると槿の妻・すみれと子供が現れすべてを聞きます。

すみれは槿と夫婦を演じていただけであり家族ではありませんでした。

敵対する組織でありスクランブル交差点事故の被害者達の救済のために動いていた人でした。

鈴木に手紙を渡したのも女性を潜入させたのも、押し屋に頼んだのは鈴木だと密告したのも、すべては寺原を誘き出すために企てたものだったのです。

そしてすみれが連れていた子供は百合子が助けた子供であり鈴木は百合子が持っていた指輪を渡されました。

 

邦画
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