映画「持たざるものが全てを奪う/HACKER 」ネタバレ結末/母親を解雇した銀行に復讐する青年

 

作品情報キャストの紹介

父親が定職に付けず母親の銀行の仕事で何とか生計を立てていたがその仕事も失ってしまう。

大学に行くのを諦めた青年アレックスは社会へ復讐するためゼット率いるハッカー組織にコンタクトを取り闇取引で金を稼いでいく

監督 = アカン・サタイェフ◆アレックス(カラン・マッコーリフ)◆キーラ(ロレイン・ニコルソン)◆サイ(ダニエル・エリック・ゴールド)◆ゼット(クリフトン・コリンズ・ジュニア)◆カーティス(ザカリー・ベネット)

 

ネタバレあらすじ/持たざるものが全てを奪う/HACKER

 

 

まだ幼い頃にアレックスは両親に連れられ移民としてカナダ・ロンドンにやってきました。かなり貧しい家庭なのに分不相応のマイホームを買ったせいで家計は火の車、両親は喧嘩ばかりしていました。

父親は職を失い母親は友人の紹介で銀行で働きはじめるが収入は家のローンで消え生活保護が必要でした。

アレックスの遊び相手はパソコンだけだったがネットの世界は情報も無限大でありIT業界の革命児みたいに世界を変えたいと思うようになります。

大学の学費を頼れないと悟っていたアレックスは広告費で稼ぎはじめ密かに貯金していました。

しかし、母親が解雇通知を受けローンが払えなくなったためアレックスは貯めていた金をすべて渡しました。

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ハッカー組織に接触

一方的に母親を解雇した銀行に恨みを抱いた頃、世間では政府関連や銀行サイトがゼット率いるハッカー組織ダークウェブにサイバー攻撃を受け話題になっていました。

アレックスはダークウェブにコンタクトを取ると仲間になるには招待状が必要だと分かります。手に入れる方法を訪ねると業績を拝見したいと言われ大学の同級生のクレジットカードを盗み偽の通販サイトを作って使用しました。

すぐにダークウェブに伝えると兵隊として認められました。

 

闇取引

闇取引をして大金を稼ぐようになり仕事を本格化するためパソコンを買いました。セキュリティーの弱い通販サイトには簡単にハッキングできるように保険があるから損害は少ないはずだと思い大量のカード情報を仕入れました。

4年間で貯めた3万ドルを1ヶ月で取り戻したアレックスは都会トロントに出ました。

ダークウェブへの貢献が認められて偽造カードで買物が出来るようになりブランド物を手に入れます。しかし規制が厳しい都会では買手探しが困難で質店や宝石店を回る羽目になりました。

そんな時、サイと名乗る男に話し掛けられ3万で売ってやるから手数料3割くれと言われます。盗難品であり今すぐ金が欲しいアレックスは承諾するとサイはあっさり売って金を手に入れました。

サイはとにかく買手を見付ける才能がありアレックスは品を手に入れる方法を教える変わりに売り方を教わります。

サイは買手の気持ちになり相手が望む商品を手に入れて売ります。なので闇取引に手を出すはずない警察が買手になることもありました。

 

失敗するが組織の中で株が上がる

大学進学の時期が近付いてきた時ダークウェブが声明を発表しました。

「銀行は借金を返済させるために市民を犠牲にしている。非難されるべきは市民ではなく銀行だ。麻薬使用者よりも売人のほうが罪深い、ダークウェブは今後も銀行の責任を追及する」

アレックスはその言葉を聞いて大学を辞めました。

アレックスはサイと手を組みます。サイはあらゆる接客業の人と繋がっており客のカード情報を仕入れます。

サイは夜遊びに金を使うがアレックスには金の使い道がありませんでした。ネットを見ていると母親を解雇した銀行はセキュリティーが弱いことが分かり復讐したいと思うようになります。

銀行のシステムを破壊し業務の邪魔をして倒産に追い込みたいとサイに相談します。

新規顧客のフリをして銀行に入り女性銀行員に商業ローンの相談と話し掛け情報を盗もうとするが警備員に捕まってしまいます。

アレックスはほんの遊びのつもりで盗む気などなかったと言い訳し自作ソフトでウイルスを送っただけど話すとセキュリティー担当者カーティスは無料でセキュリティーを高めるソフトを作る条件で見逃してくれました。

復讐に失敗したアレックスだがダークウェブの兵隊の中では人気者になりリーダーのゼットも初めて反応してくれました。

サイトを見ていたサイはアレックスに会いたがっている女性キーラを見付け、たまには女性遊びしろと言われコンタクトを取りました。

 

目立つ大きな仕事

ゼットに会いたければ目立つ仕事をするべきだとキーラに言われサイは金の稼ぎ方に詳しいキーラを仲間に加えるべきだと言いました。

キーラに言われた通りカード複製機を買いタイで買った白紙状態のカードに情報をコピーします。接客業の人から情報を得て偽造カードを作り雑誌に挟んで売りました。

キーラの存在は宝石を買うときにも役に立ち扱う商品の量も価格もレブルアップし支払いには偽造カードを使います。

カードを売っても金になり購入した商品も売れ莫大に稼ぎ出したサイはフェラーリを購入するかキーラの活躍に不満げでした。

キーラはいつも叔父の紹介で買手を見付け売っていたがサイは相手が値下げ交渉もしないことが気になりキーラが自分たちと手を組む理由が分からず何か怪しいと思います。

 

キーラが大量生産し大きな取引を成功するが、小さな仕事の積み重ねでうまくやってきたサイは買手とはこれからも取引したいため無理に全部買わなくていいと横槍を入れます。

キーラは全部買わないと他の買手に回すと話を付けており買手の前で言い争いをしてしまい取引が台無しとなります。

アレックスは2人がうまくやれないなら解散するしかないと2人を落ち着かせキーラがすすめる香港に移り住みます。

新天地の香港では金があるためしばらく遊び仕事部屋を見付けます。偽造カードで時計や宝石などを購入し売りさばいていきます。

大金を順調に手に入れていた事で気が緩み出しいつもは偽造カードを使う時に試し買いをしていたがカードの数が増えすぎて漏れが出てしまいます。

3人は慌てて宝石店から逃げ出しました。

 

リーダーから連絡

サイの誕生日にクラブに行くがアレックスとサイは逮捕されてしまいます。サイが店内で喧嘩したせいです。

しかしキーラが迎えにきて簡単に釈放されました。サイは「どうゆう事だ?」と責めるとキーラは「祖父よ」と答えました。

サイは1人でいつものように大金を手に入れ店内で喧嘩した事を謝罪するがアレックスは変装もせずに危険なブラックカードを使用した事で怒ります。

アレックスとキーラは偽造カードで引き出しATMにダークウェブの名刺を置いて去ります。

ゼット率いるハッカー集団ダークウェブに230万ドルが盗まれたとニュースで流れます。

キーラは手を洗い普通に暮らし人生を楽しみたいと言います。しかしアレックスは両親の人生を奪った銀行に復讐するためにした事であり反対します。

するとゼットから「いい仕事だった」と連絡が来ました。

数十億を動かす仕事があるから直接会いたいと書き込むと非通知で携帯に連絡があり呼び出されます。

 

ゼットは車椅子に座り全身の皮膚がただれていました。

同じ稼業の人が多い香港に来れば会えるような気がしたとアレックスは伝えました。

資金提供を頼むとゼットは失敗すれば待っているのは自分だけでなく家族友人も含めた死だと言います。

ひとまずアレックスとキーラは帰宅すると家は荒らされておりサイが殺されていました。

犯人はブラックカードの持主でした。アレックスとキーラは急いで香港を離れます。

銀行へのサイバー攻撃が始まって以来、市馬は不安定だったが連邦準備理事会議長の資金注入により状況は安定してきました。

アレックスとキーラはゼットが送り込んだ兵隊と共にテレビカメラの前で議長に発砲し「議長が射殺された模様」と一斉にネット上に流します。

襲撃事件を受けて株式市馬は暴落し証券取引委員会は一時的な取引停止を命じました。

銃弾を受けた議長はゼットが用意した偽物であり本物は趣味である銃猟を楽しんでいました。

 

結末

アレックスは拉致され注射を撃たれ意識を失います。

アレックスは目を覚ますと持物のパソコンが破壊されとおりキーマもゼットも連絡が取れませんでした。

問題が起きたらタイ・バンコクで会うとキーラと約束しており現場に向かうが現れませんでした。ふと両親を思い出し留守電に「数日後に家に帰るよ」と入れます。

携帯を購入したアレックスは安いホテルに泊まりキーラを待つが現れる様子もなく孤独に押しつぶされそうになります。

ネットカフェでダークウェブにアクセスすると司法省により凍結されていたがゼットは逮捕されていました。

アレックスはゼットの相棒がキーラでありサイが使用したブラックカードの持主も今回の計画を経済的に支援していたと知り驚きます。

キーラが発砲を受け逃走していると知りネット上に生きている証拠を残しているはずだと思うが偽造カード使用で通報され駆け付けた警察に取り押さえられます。

 

バンクワン刑務所に檻の中で自分と向き合い身体を鍛えながら過ごし2年後に釈放されます。

するとキーラが車に乗って現れました。

キーラは人を騙すのが得意だった事から犯罪歴を消して釈放する代わりにゼットに近付けそうな男(アレックス)に近付き儲けたあと香港に導くよう司法取引をしていたのです。

キーラが言う「祖父」とはすべて裏で支援するFBIでありアレックスを最後に拉致したのもFBIでした。

すべての真相を聞かされたアレックスには恨みはなく、ただキーラが生きていて良かったと思い帰国を手伝ってもらい実家に帰りました。

 

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