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「 祈りの幕が下りる時 」東野圭吾 < ネタバレ・あらすじ > 被害者も容疑者も知っている人物!加賀シリーズ最終章!

 

祈りの幕が下りる時

 

< 映画のキャスト >

 

監督 福沢克雄

原作 東野圭吾

 

◆加賀恭一郎(阿部寛)

◆浅井博美(松嶋菜々子)

◆松宮脩平(溝端淳平)

◆金森登紀子(田中麗奈)

 

 

原作のネタバレです。

完全ネタバレになりますのでご注意ください

 

 

< ネタバレ あらすじ >

祈りの幕が下りる時 (東野圭吾)

 

仙台で小料理屋とスナックを経営している宮本康代は離婚したばかりで身寄りのない田島百合子を雇いました。

36歳の百合子は美系で水商売の経験があり言葉遣いも丁寧で客からの評判は上々でしたが心を開くことはありませんでした。

10年ほど経ち百合子に恋人ができたので心配していた康代は安堵するが、その数年後から彼女は体調を崩し痩せこけていきます。

連絡がつかなくなり家を訪ねると台所で倒れている百合子を発見しました。解剖の結果、百合子は心不全だと分かります。

康代は彼女の恋人である綿部に連絡すると百合子の一人息子である加賀恭一郎の住所を教えられるが綿部は線香をあげに来ることもなく姿を消しました。

警視庁捜査一課の加賀は12歳の時に家を出て行った母親の遺骨と荷物を受け取るため仙台に向かうが綿部という人物がなぜ自分の住所を知っていたのか疑問を持ちます。

 

< 〜10年後。東京で起きた二つの事件 >

●ハウスクリーニング会社に勤務する滋賀県在住の押谷道子が東京葛飾区のアパートの一室で遺体として発見されました。

部屋の住人の名が越川睦夫だと分かるが行方が分からず何者かも分かりません。

●新小岩の河川敷でホームレスの焼死体が発見されます。事故かと思われたが解剖の結果、首を絞められてから燃やされた事が分かります。

DNA鑑定が行われるが焼死体は越川睦夫ではありませんでした。

 

●芝居が好きな道子は中学時代の友達・浅居博美が東京で芝居をしていると知り会いたいと思っていた。

●無銭飲食をしたあげく階段から転げて落ち骨折したのを警察のせいだと難癖をつける浅居博美の母親を施設で見掛けていた。

この二点から道子は博美の芝居を見るために東京へ行った可能性が高いと考えられる。

 

博美は明治座での芝居を終えると警察が訪ねてきたと知らされ30年振りに再会した道子の事だと察します。

母親の厚子は博美が中学生の頃に父親である忠雄名義の金を全額引き出し家にあった宝石をすべて持って家を出て行ったのです。

それだけでなく忠雄名義で大金を借りその後に勝手に離婚を成立させていたのです。道子や担任の苗村先生に守られていた博美だが借金取りから脅されるようになり、忠雄は借金を苦に自殺してしまったのです。

道子から母親に会うよう頼まれたがそんな母親だったので断ったのだと博美は説明しました。

 

捜査を担当していた松宮は従兄でもあり警視庁捜査一課の先輩である加賀恭一郎に相談します。現在、加賀は警視庁ではなく自ら希望する日本橋署に籍を置いていました。

加賀は日本橋主催の少年剣道教室で博美が連れてきた子役たちに講師を務めた過去がありました。

焼死体の小屋に住んでいた男が別の場所で暮らしていた事が分かり加賀は同一人物だと疑われないためにDNA鑑定に結び付きそうなものを別人とすり替えたのではないかと言います。

DNA鑑定に使われたものは小屋の本来の持主の物であり別に採取したDNA鑑定の結果、焼死体が越川睦夫だと判明し二つの事件が繋がりました。

しかし越川睦夫がどうやって収入を得て何者なのか?また道子との共通点が全く見付からないでいました。

 

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越川睦夫の部屋から押収したカレンダーにはすべての月に日本橋にある橋が書き込まれていました。

松宮から聞いた加賀は母親・百合子の遺品にあったメモと同じ内容であり筆跡を調べた結果、同一人物だと分かります。

加賀は松宮たちと共に越川睦夫と母親の恋人だった綿部俊一が同一人物なのか確認するため仙台に向かい、康代に目撃者をもとに作成された似顔絵を見せると似ていることが分かります。

 

新小岩で焼死したのが葛飾区のアパートの住民である越川睦夫でその正体は加賀の母親と深い仲であった綿部俊一だと判明した。

 

カレンダーに1ヶ月ごとに書き込まれていた橋を調べている時に「7月 日本橋」を見て橋洗い(日本橋を洗う行事)がある事に気付きます。

橋洗いの様子を撮影したカメラマンを回れば見物人の中に越川睦夫が写っているのではないかと思います。

父親の担当看護師だった金森登紀子の弟が出版社でカメラマンをしていたため資料を集めて貰うと博美が写っているのを見付けます。

加賀は父親が家庭を顧みず子育てや親戚のぎくしゃくした関係を押し付けていたから母親が出て行ったと思っていました。しかし遺骨を引き取りに行った時に「すべて自分が悪い」と百合子が言っていた事が分かり父親に聞くと鬱病だったと教えてくれました。

百合子は死ぬ前に一目でいいから息子に会いたかったはずだと思う父親は精神的変化に気付いてやれなかった事を悔やみ死ぬ時は1人で死ぬと決めたのです。

父親は病院のベッドで登紀子と将棋をするのを楽しみにいたが加賀は登紀子にメールで次の一手を支持していました。(赤い指(東野圭吾)参照)

被害者も容疑者も自分が知っている人間なのは偶然とは思えず博美と出会ったのは必然じゃないかと加賀は疑い調べます。

すると加賀が剣道で優勝した時の雑誌を見て博美が「加賀さんの連絡先を教えて欲しい」と米岡記者にお願いしていた事が分かります。

 

 

松宮は博美の元夫である諏訪を訪ねると以前の恋人を思い続けているのではと疑っていました。

調べてみるとルビーのペンダントを大事に持っていた事まで突き止めるが名前まで知っている人は誰もいませんでした。

百合子の遺品にあった時刻表の表面についている指紋が越川睦夫の部屋から採取したものと一致し、仙台から石巻で乗り換え女川まで頻繁に触っていた事が分かります。

女川といえば原子力発電所があり綿部は原発作業員だったのではないかと疑います。

綿部は道子と博美の共通の知人である可能性が高いため調べると2人が中学2年生だった頃の担任、苗村先生が行方不明だと分かります。

苗村は19年前に教師を辞め離婚していました。元妻から話を伺うとクレジットカードの明細に苗村が買うはずないルビーのペンダントを見て問い詰めたのがきっかけだと分かります。

 

原発作業員を調べても越川睦夫=綿部俊一の名前はありませんでした。またこの2人が苗村先生ではないかと推理するが、作業員に名前はなく康代に写真を見せると綿部ではないと言いました。

しかし博美の関係者が2人いなくなっている事実は無視できません。

クラスメイトの父親が自殺したのなら大騒ぎとなるはずだが博美の同級生は何も知らず「いつの間にか転校していた」と言いました。

養護施設の資料は博美か苗村先生の話を聞いて記載されたもので父親は別の場所で違う死に方をしたのではないかと加賀は疑います。

図書館で調べると能登半島で浅居忠雄が断崖から転落した記事を見付けます。残されていた荷物に付いていた指紋が一致した事と娘の証言により身元が特定されたと記載されていました。

 

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<  結末  >

博美が14歳の時、忠雄に連れられ夜逃げするが石川県の旅館で原発作業員だった横山一俊に襲われます。

博美は近くにあった箸を咄嗟に掴み反撃すると当たりどころが悪く横山は死んでしまいます。

忠雄は自分が死んだ事になれば借金に追われなくなるし博美を守ることができると思い偽装自殺を企て横山一俊となったのです。

博美は夜逃げしたことや父親が自殺した事は同級生に知られたくないと苗村先生にお願いしました。

博美が高校生になると今までいろいろと気に掛けて助けてくれていた苗村先生と恋人関係になります。

 

苗村先生は仕事を辞め離婚し女優となった博美を追って東京へやってくるが博美にはもう愛情はありませんでした。

博美と父親は最善の注意を払い会っていたが博美が女優として有名になっていくと危険だと思うようになります。

そこで日本橋にある橋を挟んで向き合い携帯で話すようになりました。

しかし博美に付き纏うようになった苗村、そして明治座に公演を観に行った時に博美の親友だった道子に声を掛けられてしまったのです。

苗村先生にはなぜ生きているんだと問い詰められ、道子からは母親と会うように博美を説得してくれと頼まれました。

このままではせっかく女優として成功した博美の人生が台無しになると思い忠雄は2人を殺害しました。

 

博美は橋で会った父親の様子がおかしいと気付き尾行すると荒川にある小屋に入っていきました。

声を掛けた博美はそこで初めて父親が苗村と道子を殺したことを知ります。苗村は身元不明で奥多摩で見付かり、道子は越川の名で住んでいる部屋で殺しそのままの状態でした。

警察が越川睦夫を捜しても分からないようにするため忠雄は小屋の主に有り金を叩いて売ってもらい彼の私物を部屋に置いてきたのです。

 

灯油の蓋をあける忠雄を見て博美は「私が絶対に見付からない場所に隠してあげる」と止めに入るが逃げたり隠れたりする生活に忠雄は疲れ切っていました。

「誤解しないでくれ、今日までの人生を後悔してない、博美ありがとう」

心変わりしないと察した博美は父親のために近付き首に手をかけます。

忠雄は目を細めて笑い「おまえが楽にしてくれるのか、ありがとう博美」と言いました。

博美は首を締めながら公演中の「異聞・曾根崎心中」のラストシーンを思い出します。

「お初は死にたかった。どうせ死ぬなら心の底から惚れた徳兵衛に刺し殺してもらいたい。それを察したから徳兵衛はお初を刺した」

博美は父親を殺してあげたあと自分がその場を離れる時間をつくるためローソクを置いて立ち去りました。

 

DNA鑑定の結果、親子だと判明し博美は逮捕されます。

博美は「父親から加賀恭一郎への手紙」を預かっていました。

百合子が家を出てからどのように生きてきたかが書かれていました。

百合子は鬱病を患い夫や息子に迷惑かけていると自分を責めていました。ある日無意識のうちに包丁を握っていた事に気付いた百合子は近くに息子がいたらと思うとゾッとして家を飛び出したのです。

旦那や息子に何回も会いたいと思ったが自分にはそんな資格ないと思い、また自分が家を出たせいで2人が仲違いしているのではと気にしていました。

しかし恭一郎が載っている剣道雑誌を見て父親と同じ警察官になっている事を涙を流して喜びます。

ようやく心のつかえが取れたと百合子は笑顔を見せます。晴れ晴れとした顔は恭一郎への期待と愛情とで光り輝いていました。

 

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