「階伯ケベク 」ネタバレあらすじ③幼稚な嫉妬!ケベクの復讐とは。

作品情報/階伯ケベク

三国時代の百済の英雄ケベク将軍は武力だけでなく人格、知略に優れ少ない兵で大軍に勝利を重ねた人物で新羅の武将キム・ユシン率いる5万の大軍にたいして5千の兵で迎え撃ち4度闘い4度勝利した。独裁者の百済ウィジャ王のせいで百済は滅びる。

階伯ケベク将軍(イ・ソジン少年期イ・ヒョヌ)義慈ウィジャ(チョ・ジェヒョン幼年期チェ・ウォノン少年期ノ・ヨンハク)サテク妃(オ・ヨンス)ウンゴ(ソン・ジヒョ幼年期チョン・ミンソ少年期パク・ウンビン)チョヨン(ヒョミン少女期ハン・ボベ)フンス(キム・ユソク)武王(チェ・ジョンファン)ムジン(チェ・インピョ)
 
「ウィジャ王子とウンゴと再会したケベクは父親の死の真相を知り敵はサテクだと知ります。サテクの懐に潜り込むためケベクは護衛官となる。血と骨を踏みしめねば王座にはなれないという考えに否定するウィジャは妻を守るために出家しケベク達は義兄弟の契りを交わす。そして朝廷を牛耳っていたサテク妃を追い出すことに成功した」

までを詳しく紹介しました。

 

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ネタバレあらすじ

 

想い人

太子となったウィジャは義兄弟の契りを交わしたソンチュンを外舎部(人事を司る官庁)、フンスを司軍部(軍事業務を司る官庁)の徳率(百済における16官位の4番目)に就かせます。

ケベクはかつて住んでいた家に行きウンゴと共に「よき日」の一歩を始めると商団にウンゴの叔父モク・ハンドクが訪ねてきました。唯一の生き残りだと思っていたウンゴは親戚を泗沘(百済の首都)に呼び寄せます。

ウィジャ太子はケベクにも徳率の座を与えようとしていたが王様は父親が目の前で殺されたのにすべてを水に流したとは思えず居列城(コヨル城)の郡将(行政の軍の責任者)に就かせました。

居列城は新羅から度重なる攻撃を受け荒地であり民は怯えていました。ケベクは受け入れウンゴに一緒に行かないか誘います。

そんなウンゴに恋心を持つウィジャは都市部の長史(官庁の事務を司る最高官職)に任命し泗沘に残ってくれと言います。

その頃、ウンゴの叔父ハンドクにサテク妃時代の内臣キミが一族再建のために使ってくれと大金を渡していました。

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居列城を立て直す

ウンゴは泗沘に残る事になりケベクは任務を終え早く戻ろうとするが居列城に到着すると村は荒れ兵は居眠りし城壁も崩れたままでした。貴族チンドクは移住するため農地や殻物を焼き払っており農民は国から見捨てられたんだから何処へ移住しても同じだと思っていました。

ケベクは罠を仕掛けて新羅軍を返り討ちにし農民に「私が守る、皆を新羅人にはさせない」と元気付けます。

時間を稼ぐために「首都から大軍が援軍として駆け付ける」と噂を流します。

謀反の罪で追われ百済から抜け出そうとしていた者に襲われるが偽済団に襲撃をかける時に再会した義兄のムングンでした。ケベクは捕らえるが不思議と縁のある男だとして殺さず牢獄しました。ケベクは鶏肉を差し出すと「コオロギが煩くて寝れない」と言われます。ケベクはその言葉で閃き鈴を大量に用意させ新羅軍の睡眠を妨害します。

一緒に新羅軍と戦ってくれたら勝負する機会を与えると話すとムングンは引き受けました。移住したはずのチンドクが兵を引き連れ襲撃してきたため油断していたケベクは捕らわれてしまいます。しかし獲物を邪魔されるのを嫌うムングンがチンドクを殺害しケベクを助けました。

西谷城に攻め込んだケベクは油を使った火攻めを行い大量の鈴の音で新羅軍を慌てさせ見事勝利します。西谷城の大将だったキム・ユシンの弟キム・フムスンに「ケベクがいるかぎり百済には一歩たりとも踏み入れさせない」と言い放ちました。

「ケベク」と聞いて義弟だと気付きたムングンは姿を消してしまいます。

 

ウィジャは情勢を見るため平和同盟を結ぶという名分でウンゴや義兄弟と新羅に向かいます。ウィジャの従兄弟にあたるキム・チュンチュ(後の新羅王)は同盟を口実に偵察に来たと読んでおり妹ヨンボを妃に迎えて欲しいと言いました。

ウンゴは引き受けるべきだと進言するがウィジャは自分の本心に気付いていながら何故男として見てくれないのか想いを吐きます。

その頃、西谷城に捕らえられていたトッケに「おまえらの大将は何者なのか」と聞くとムングンが姿を表します。義兄ムングンだと知り喜ぶケベクだが他人のために母親を殺されたムングンは怒り剣を突きつけます。

しかし母親の最後の言葉である「誰も恨んではいけない」を思い出し剣を下ろしたムングンは二度と面を見せるなと立ち去りました。

 

政治を嫌うケベクは辞職

ウンゴの護衛だったチョヨンが訪ねてきてウィジャやウンゴが同盟を結ぶため新羅にいる事を知ります。一方、ウィジャは「ケベク、西谷城を攻略」と手紙を受け取り新羅を脱出するため馬を走らせます。

ケベクはなんとかウィジャに追い付き共に泗沘に戻ります。フンスとソンチュンは大活躍したケベクを讃えるが王様の許可を得ていない事で心配します。

20人足らずの兵で西谷城を落としたケベクは民から讃えられ歓声を浴びます。新羅との同盟を失敗する結果となってしまいケベクが泗沘に戻るために仕掛けたのではないかと王様は疑います。

ウィジャは民から英雄と讃えらるケベクがウンゴと仲良く街に繰り出す姿を目撃し嫉妬します。そんなウィジャの心情を見抜いていた王様はケベクが無許可で新羅を攻めたから太子の同盟は失敗したという重臣達の意見を聞き入れます。

ケベクはすべて事実だが居列城を掌掴したかったわけではなく民を無視し死地に追いやっていたから守るためにチンドクを殺害したのだと進言しました。

 

貴族会議によりケベクの処罰が決定することになるが王様は「面倒を見るから地方で楽に暮らせとケベクに伝えろ」とウィジャに命じます。

ウィジャは酔った勢いで義兄弟を助けたいが王様に邪魔されケベクや私を慕うウンゴを助けられないと芝居しケベクの優しさを利用します。

ケベクは辞職願を出し泗沘を離れようとするがウンゴに止められます。

「王様は優しいフリをしているが民から英雄扱いされるケベクを遠ざけたいだけだ」

これだから政治は嫌いだと言うケベクは都以外でも国と民のために働けるから一緒に行こうと誘うが「国や民のために官職が必要」と考えるウンゴは都に残ると言います。

 

ウィジャの幼稚な嫉妬

ケベクはカマクチェ村のカヒが濡れ衣を着せられ投獄されたと知り助け出します。しかしソンチュンから徳率である英雄だから簡単に助けることが出来たのだと言われ地位や力がないと国を変える事は出来ないと思い知ります。

ウンゴは貴族たちを集めケベクを無罪放免にすべく協力を求めます。叔父のハンドクが大金を受け取っているとは知らずウンゴは罪を償う機会を与えるためキミを出席させます。

貴族会議の結果、ケベクに罪はないと決定するが王様は外圧があったはずだと疑います。またウィジャはウンゴが貴族を懐柔したのだと分かります。しかし条件がサテク一族の人徳優れたチジョクを大佐平にすることでした。

ウンゴの周囲に復権を望む貴族が接近しているから王様に疑われる前に内密に捕えろと命じられたケベクは断るがウンゴを守るためと言われ仕方なく引き受けます。

ケベクはハンドクの屋敷からキミから受け取った大金と置簿冊(金銭や物品の出納を記録した帳簿)を見付けウィジャに報告したあとハンドクを捕らえます。

そしてウンゴがキミを通して貴族をまとめたから自分が無罪になったのだとケベクは知るのです。

ウンゴは叔父がワイロを受け取っていたと初めて知るが自分がすべて指示した事だと言い牢獄されます。

自分が責任を取るから一族は助けて欲しいとお願いするが叔父は打ち首となり商団は潰されました。

自分のせいで大変な事になってしまいウンゴから責められるケベクだが夜中に脱獄させようと侵入したところフンスに止められます。

嫉妬から生まれたウィジャの策略であり、王族の子を身籠ったと言えば罪を逃れることができると話を持ち込みウンゴを手に入れようとします。

ケベクを愛するウンゴは聞き入れず死を覚悟するが処刑される場にウィジャが現れ「王族の子を身籠っている」と嘘の証言をしました。

ウィジャは自分が王になったあとも面倒みるからと医官に嘘の証言をさせ、処罰を逃れたウンゴとウィジャをテヨンは睨み付けます。

ウンゴがウィジャの側室となりケベクは落ち込みます。ウィジャの策略だと気付くフンスとソンチュンはその事は黙秘することにしてケベクを慰めます。

ウンゴは生きるために太子と取引しただけで肉体を物にしても心は手に入らないとウィジャ太子に言い放ちました。

ウンゴは夜中に宮殿を出てケベクに会いに行き「心にいるのはケベク様だけです。太子の元ではなく百済に嫁いだと思ってください。必ず戻りますのでそれまで耐えてください」と伝え2人は涙を流します。

ウンゴが懐妊しケベクはすべて忘れたいと都を離れ戦にのめり込みます。

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7年後、百済の英雄

ケベク将軍は39の城を攻略し百済の英雄だと民や重臣たちから讃えられるが王となったウィジャは嫉妬から快く思っていません。

フンス(知略的、内頭佐平)とソンチュン(策士的、内臣佐平)は王様がケベクに会いに行き直接兵を賞賛し激励すれば王様の威厳も増し40番目の城を命じれば偉業が歴史に刻まれると進言します。

ケベクは7年振りにウィジャやウンゴ(木”モク”妃)と再会します。

王様が座れと命じると兵士達はケベクが先に座るのを待ちます。軍律は厳しいが誰もがケベクに忠誠心を持ちウィジャは嫉妬を誤魔化すため笑いケベクを褒めます。

ウィジャは先王の言葉「ケベクが英雄になり皆がおまえに慕えば問題ないが王を中心とした秩序が乱れるのなら消さなければならない」を思い出します。

傷付き魂の抜け殻になれば情けない男になるが苦しみを克服し国に必要な男になってウィジャとウンゴに後悔させるのが復讐だとケベクは言い放ちます。

ウンゴと再会したケベクは想いが残っているにも関わらず「すべてを忘れた」と言い「立派です」と返答したウンゴもケベクをずっと想っていて手縫いの服を渡しました。

ケベクの部下として活躍しているウンゴの護衛だったチョヨンはケベクに好意を持っているので嫉妬します。

 

ウィジャ王は自ら指揮を取り騎馬軍を率いてメリボ城を奪えとケベクに命じるが泗沘に唐の使者が訪れ新羅のキム・チュンチュも同行していると報告を受けます。

39の城を取り返しにきたと思いウィジャは戻るがチュンチュの狙いはウィジャにケベクを殺させる事でした。

メリボ城を奪った報せが届きケベクなら新羅北方を守る要塞も落とせると重臣たちは喜ぶがウィジャ王はチュンチュの提案である党項城の共同使用を受け入れました。

戻るよう命じられたケベクは「党項城を今討たねば機会を失うから新羅との平和同盟を急がないように」と書状を送りました。

ウィジャ王は「主君は誰なんだ!」と怒りをあらわにし割り符を使者に渡しました。従わないと反逆罪となるため仕方なくケベクは泗沘に戻ります。その頃、ウンゴは自分の命をウィジャが助けてくれたと思っていたがモク一族を滅ぼし自分を妃にするためのウィジャの策略だと知ります。

 

党項城を攻め落とすには高句麗の協力が必要だと思いケベクはチョヨンに内密に接触するよう命じていました。高句麗の密書を持って戻ってきたチョヨンはケベクを一途に想い続けており「結婚しないのですか」と聞くとケベクは「刀と結婚した」と答えました。

高句麗のヨン・ゲソムンの許可を取り付けるがソンチュンは「先に新羅と手を組もうと考える王様の許可を得るべきだった」と言います。

ソンチュンはケベクを連れて説得にかかるがウィジャ王は聞き入れませんでした。

王妃がテ王子の太子擁立を急がせようとしているのを知ったウンゴ(木妃)にチュンチュが近付きます。

唐の皇帝は百済の王子を1人国学に入れよと命じていました。テ王子を連れて行っている間にヒョ王子(ウンゴの息子)の太子擁立を進めれば良いとウンゴに迫るチュンチュだが王妃にはヒョ王子を唐に送ると近付いていました。

会合の席でテ王子はケベクに駆け寄り「百済の英雄である将軍のようになりたい」と言い、王様の心証を害してしまった王妃は焦りヒョ王子を唐に送るようフンスに頼み込みます。

ウンゴは「チュンチュが王妃とフンスに密会しヒョ王子を唐に送る密約を結んだ」とウィジャ王に報告します。

世継ぎ問題に干渉した事に激怒したウィジャ王はチュンチュを部屋に監禁します。新羅と手を組んだものを罰し我が軍なら新羅を一気に潰せるはずだとウンゴは進言します。

ケベクとソンチュンは新羅の精鋭軍は手強いので全面戦争は時期早々であると進言するが王様は内政に干渉したチュンチュを殺すと聞く耳持ちません。

仕方なくソンチュンは全面戦争を仕掛けるなら貴族の私兵が必要なため政治巌会議を開くよう願い出ました。

 

ウンゴが貴族の弱みを利用し説得をはじめます。ケベクは何故ウンゴがチュンチュを殺し新羅を倒したいのか分からず訪ねます。

「新羅を討てば栄光を得ることができ王様はケベクを恐れる。それが復讐であり、そうすれば奪われた私はケベク様の元へ戻れる」

フンスとソンチュンは、「王様の信頼を得られ、チュンチュと結託した王妃勢力が弱まり、太子擁立に有利に立って朝廷を掌握できるからウンゴは王様に加勢するんだ」と言います。

ウンゴはサテク妃に似てると誰もが思うなかケベクはウンゴの「奪われた」の意味を考えていました。

フンスとソンチュンが必死に貴族を説得し「チュンチュを生かす」という結果に持ち込んだがウンゴは百済と王権強化のために政治巌会議を廃止しチュンチュを殺すべきだと王様に進言しました。

続き、最終話まではこちら

 

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