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「危険なビーナス」(東野圭吾) < ネタバレ あらすじ > 弟の失踪事件・突如現れた女性の正体とは?!

 

 完全ネタバレですので読んでない方はご注意くださいませ。

 

危険なビーナス

危険なビーナス

 

 

< ネタバレ あらすじ >

 危険なビーナス 東野圭吾

 

池田動物病院、院長代理の手島伯郎は助手の蔭山元美と供に診察している時に矢神楓と名乗る女性から電話がはいります。

楓は弟の明人の妻であるらしく、そこで初めて結婚していた事を知るが弟が行方不明だという。

 

 

伯郎が5歳の時に父・一清は脳腫瘍で亡くなり3年後に母・禎子は総合病院の御曹司・矢神康治と再婚し9歳の時に弟の明人が生まれた。

矢神家(総合病院や介護施設、保養所を経営)はかなりの金持ちで康治の両親が住む屋敷はとてつもなく広く誰もが祖父・康之介に媚びていました。

屋敷で出会った少年・勇磨から”弟が生まれたら伯郎はもう終わり、そして母親の役目も終わったな”と言われた事をはっきり憶えている。

矢神家の後継が生まれ明人はまだ満足に歩けない頃から教育されていたが病院は継がずIT関連の仕事に就いた。

伯郎は禎子が再婚し矢神と名乗っていたが相続権が無くなってもいいからと母の死後、二十歳の時に手島姓を選びました。

 

明人はミッションがあるからしばらく帰らないと置き手紙を残していました。

伯郎はそれなら心配することはないと言うと康治が膵臓癌で矢神総合病院に入院しているからお見舞いに付き添って欲しいと頼まれます。

禎子(事故死と警察が判断)の七回忌で顔を合わせてから10年康治とは会っていなかった。

楓と供に康治のお見舞いに行くと康治の妹で矢神家を仕切る波恵がいた。

康治はいつ死んでもおかしくない状態だったが「明人に……背負う必要はないと…」と伯郎に言い目を閉じ寝息を立て始めた。

矢神家との繋がりがない伯郎は意味が分からず考え込んでいる時に波恵から親族会に出るよう言われます。

 

康治はサヴァン症候群についての研究をしていて一枚の絵を目にした時にサヴァン症候群の人が描いたに違いないと思い調べると、その画家は亡き伯郎の父でした。

それが禎子と康治の出会いだったと明人から聞いたことを話す楓だが伯郎は父・一清は普通の人だったはずだと思います。3年ぶりに会った叔母夫婦(憲三、順子)も一清とは長い付き合いだが精神的おかしなところはなかったと言います。

伯郎は父親が最後に描いていた未完成の幾何学模様のような絵を思い出していました。

 

矢神家の親族会に楓を連れて参加した伯郎は、明人失踪に誰か関係しているはずだと楓が疑っている事に気付いていました。

・康之介は2回結婚しており養子も2人いる

・養子は佐代と勇磨だが、佐代は康之介の愛人でありその子供が伯郎の記憶に強く残る嫌いな勇磨だ。

・長弟・矢神牧雄の就職先は泰鵬大学研究者と聞き伯郎は1度だけ行った事を思い出すが動物実験で使われた酷い姿の猫達を見て後悔したことを思い出す。

・法定相続人は実子、養子合わせて6人。

 ・姪、支倉百合華は明人に惹かれており楓に対して金目当てで近付いて来たに違いないと思っている。

・20年前に亡くなった康之介の遺言状には個人資産はすべて明人に譲ると書かれている

・明人の意向(作り話)”亡き祖父の意志を継ぎます”を楓が皆に告げます。

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楓が勇磨に食事に誘われ何度も会っていると知り伯郎はイライラします。

勇磨は血の繋がりがある百合華にまで手を出そうとした人だから関わるなと忠告するが明人失踪について真相を探るために近付いてきているかもと言われます。

禎子が亡くなった家は今は更地になり価値はなくても財産であり伯郎と明人にも相続権があるため楓を連れて実家に行ってみるとそこには家がそのまま建っていました。

康治に頼まれた家の向かえに住む老人が管理していて話によると明人がたまに訪れていたことを知ります。

 

伯郎は大学生の時に禎子が風呂で溺死したと叔母から連絡を受けたが明人は用心深い母親がドアチェーンをしないのはおかしいと言っていた事を思い出す。禎子の死に疑問を持っていた明人が殺人事件の証拠物件として家を残していたのではと思います。

また家にあるアルバムを見て禎子と佐代(康治の父親の愛人)は高校の同級生だったと分かります。

一清が脳腫瘍で錯乱状態になっている時に佐代が康治を紹介してのです。これは人体実験だと気付く伯郎は佐代に会いに行くと「禎子は貴重なものを康治から貰っているから明人が相続人にならなくても充分」だと言っていた事を知ります。

病院を訪れ家が存在する理由と禎子に渡した貴重なものとは何かを尋ねたが康治が口にした言葉は「明人…恨むな」だけだった。

 

康治が持っていた絵(フラクタル図形を描いたもの)と同じ絵をネット上で発見し調べるとブログを投稿したのは仁村香奈子でフラクタル図形を描いた者は香奈子の亡き父親・伊勢藤次郎であり生前、矢神康治にはお世話になっていた事が分かります。

藤次郎が交通事故で脳に損傷を受けてから奇妙な絵(フラクタル図形)を描くようになり後天性サヴァン症候群の研究のため康治が訪ねてきたという。

伯郎は一清の時と同じ脳への電気刺激治療、人体実験だと気付きました。 

 

楓が勇磨に誘われて食事に出掛け連絡がこないのでイライラしていると元美から”連絡つかないようですね”と声を掛けられます。惚れやすく態度にすぐ出ると言われた伯郎は誤魔化すために弟の失踪事件を調査するため楓と行動していると伝えます。

楓が病院を訪れたため怒りをぶつけようとしたが楓の隣には勇磨が立っていた。

明人失踪を知り楓からすべてを聞いた勇磨は黙っているから後天性サヴァン症候群の研究にビジネスとして使わせて貰おうと近付いてきたのだ。

 

意図的にサヴァン症候群を引き起こすことが可能であり生まれつきの場合は知的障害を抱えるが後天的ならば回避できる。違法性の高い人体実験を進める康之介には隠し一清が亡くなってから動物実験に切り替えたがある時から研究から一切手を引いていました。

人為的に天才脳を作り出す事ができる画期的な発明だが康治は発表していないのです。

 

伯郎は研究資料は禎子の実家にあると確信し勇磨と楓と一緒に向かうと屋根裏から康治の研究資料が見付かりました。

帰りの車の中で伯郎は前に訪れた時に屋根裏を探していたため気になって引き返すと叔父の兼岩憲三(順子の夫)がいました。

一清が最後に描いた絵「寛恕な綱」は”ウラムの螺旋”とは違い曖昧なところがなく完璧な法則性を持っていた。人類にとって大変なことであり数学に人生をかけてきた憲三は処分されたと思っていた「寛恕な綱」が明人から写真を見せられ存在していると知りました。

そして絵の欲しさで侵入するが禎子に見付かり争っているうちに頭をうち死んでしまったのです。

伯郎は幼い頃に襖を穴だらけにした事を思い出し調べると図形が表れるが憲三がガソリンをまいて火を点けており焼けた天井が崩れかけていた。

”絵なんかどうでもいいから逃げよう”

伯郎の腕を掴んだのは失踪した明人でした。

 

康治が亡くなれば遺産は明人のものになるため先に手に入れようと憲三はインターネットを通じて拉致、監禁してくれる人を探したが、警視庁サイバー犯罪対策課が動きだし協力を求められた明人は母親の死とどこかで繋がっていると思い承諾したのです。

また楓は女性捜査官であり、それに気付いた勇磨はただの協力者だったのです。

 

明人はサヴァン症候群の報告書の最後に書かれた”不幸な天才より幸せな凡人を増やしたい”を読み、これは父親の遺言だと受け止め勇磨にはビジネスに使うのを諦めてもらいました。

康治が口にした”背負わなくていい”とは絵のことであり”恨むな”はウラムのことだったのです。

 

手島伯郎は養子に入り池田伯郎として院長の座につくと楓が飼うことになったミニブタを連れてやってきました。(終)

 

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