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「コンビニ人間」<ネタバレ・あらすじ>(村上沙耶香)細胞全部がコンビニのために存在している!存在価値を見付けた私は勝ち組です!

 

コンビニ人間

 

 

芥川賞受賞作品。

幼い頃から普通ではないと言われカウンセリングを受けさせられた女性は人の真似をしながら成長する。

大学卒業後、定職に就かず結婚もしない女性はコンビニのアルバイトを18年続け自分の存在価値をついに見付けだす。

 

完全ネタバレですので読んでいない方はご注意ください!!

 

< ネタバレ あらすじ > コンビニ人間 村上沙耶香

 

古倉恵子は普通に愛情を受け育ったが周囲からは奇妙がられる子供でした。

幼稚園の時、死んでいた鳥を見て焼いて食べようと発言したりお墓を作る事になったが子供たちの泣いてる姿や”小鳥さんも喜んでいる”と大人たちが言っている光景がおかしいように見えた。

また小学生の時は喧嘩している男子を止めようと思いスコップを取り出して頭を殴った。

止めて!と周囲が騒ぐから1番早そうな方法で止めただけだが先生に暴力はダメだと怒られ何故か分からなかった。

先生がヒステリーを起こして教卓を叩いている時も皆が止めて!と言っていたので映画で見たようにスカートとパンツを勢いよく下ろしたら職員会議になった。

何故なのかさっぱり分からない恵子は両親が謝罪しなくても良いように外では口を利かない事にし誰かの真似をして誰かの指示に従うようにした。

 

自分から行動するのを止め、なるべく話さないようにしていたが今度は静か過ぎて問題になるようになった。

妹は普通の子で慕ってくれていたが両親が「どうすれば治るのか」と相談しているのを聞きカウンセリングにも連れて行かれた恵子は何かを変えなければいけないのだと思った。

 

学校では友達は出来ないが虐めを受ける事なく成長していき大学生となった。

家からの仕送りはあったがアルバイトに興味がありオープン前のコンビニの面接を受けます。

採用された恵子は研修に参加し笑顔や挨拶の基本を習いトレーナーの真似をするのが得意だった。

恵子は「店員」という生き物に作り直されていく自分を見て面白かった。

オープンして本物の客を相手にするとやはり研修とは違うものでありマニュアルにない質問をされるとうまく答えられない。

しかし1度フォローして貰えれば真似すれば良いだけの事であり恵子は初めて世界の部品となって自分が生まれたと感じました。

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36歳となった恵子は店員として18歳になった。

アルバイトを始めた頃には親は喜んでくれたが就職しないでアルバイトを続けると言った時には不安とになり今では手遅れと思っているようです。

何故コンビニではダメなのか分からなかったが「店員」でいる事は出来ても外ではどうやったら普通になれるのか分からなかった。

 

学生時代は友達がいなかったが同窓会で再会してから地元に友達(ミホ)ができた。

ミホの家には友達が集まり恵子は普通の同年代女性と交流する機会なので誘いには応じていました。

結婚しないの?

必ずされる質問だが身体が強くないし親が病気がちで介護があるからアルバイトなんだと妹が考えてくれた言い訳を話します。

また恋愛話になった時は付き合った事はないが肉体関係はありそうな雰囲気で話すよう妹に言われている。

妹は結婚して子供がいる。久しぶりに会いに行くと甥っ子の顔をもっと見に来てとお願いされるが恵子にとって「赤ん坊」という種類の同じ動物にしか見えないのです。

赤ん坊が泣き始め静かにさせようとしている妹を見て静かにさせるだけで良いなら簡単なのにとナイフを目にしながら思った。

 

サボり癖があり廃棄をこっそり食べている新人で35歳の白羽は婚活するためにコンビニのアルバイトを始めていたが恵子がお店に行くと客へのストーカーで首になっていました。

ある日、店の外にいる白羽に気付き警察呼ばれるから止めた方がいいと忠告します。

白羽は将来のビジョンがあったが仕事もせず結婚もしない事で周囲にバカにされるから婚活しているのだと言います。

しかしよく聞くとネット企業のアイデアがあるから投資してくれる相手を探しているようだった。

 

恵子は自分と婚姻届を出すのはどうだろかと提案した。

恵子も何故結婚しないのか?何故アルバイトなのか?と聞かれる事が多く「変化」を求めていました。

一緒に住む事が決まった恵子は妹に同居している事を伝えると喜ばれ自分にも都合が良いと思った。

詐欺師と分かっていて家に住まわせている感覚だが白羽は収入がなくずっと家にいるが餌をあげてればなんとかなった。

しかし白羽の私物がロッカーに入ったままであり店長が困っていたので持って行きましょうかと口にしてしまった恵子は付き合っていると噂が広まり店の事よりも今まで悪口を言っていた白羽の事を聞かれる事が多くなります。

 

妹が遊びに来た時、ちょうど風呂場で生活する白羽に餌をあげる時間でした。

いつまで我慢すれば姉ちゃんは治るの?と泣き出しカウンセリングを進められます。

話を聞いていた白羽が風呂場から出てきて浮気してしまい喧嘩しただけだと言うと妹は納得しました。

 

コンビニを続ける事を誰も望んでない。

店員でない自分は想像出来ないが恵子は18年間勤めたコンビニを辞め白羽に投資するために仕事を探す事にしました。

しかし仕事を辞めても自分の身体はコンビニのものだった。

働いていない時間でも今は飲料の補充や検品の時間など店の光景が浮かび翌日の体調管理のため寝る時間までコンビニの為でした。

満たしていたコンビニの音が徐々に身体から消え始め世界から切断されたと思います。

 

コンビニの為になら寝れるのに今は目的が分からず寝れなかった。

今日が何曜日で何時なのかも分からなくなった恵子は身嗜みも整えることを辞めシャワーも時々浴びるだけだった。

面接が決まり久しぶりに外に出た時にコンビニのトイレを借りました。

懐かしいコンビニの音に背中を押され勝手に手伝いアルバイトであろう店員に指示を出します。

本能でお店のダメなところを徹底して直しにかかった恵子は身体の中に流れてくるコンビニの声を聴くために生まれてきたのだと気付きます。

 

コンビニ店員という動物なのです。本能を裏切りたくない恵子は白羽のために働くのを辞め必要ない白羽を捨てました。

手も足もコンビニのために存在していると思うと自分の存在価値が始めて分かったのです。

 

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