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映画<ネタバレ・あらすじ>本

マリアビートル(伊坂幸太郎)<ネタバレ・あらすじ>(前編)東北盛岡行き「はやて」の新幹線に目的は違えど殺し屋が集結する

 

完全ネタバレですので読んでいない方はご注意くださいませ。

 

マリアビートル (角川文庫)

マリアビートル (角川文庫)

 

 

<ネタバレ・あらすじ>

マリアビートル (前編)


元殺し屋の木村雄一はアル中になり身体をこわし警備の仕事に就いていた。
離婚したので妻はいないが息子の渉を1人でしっかり育てていた。 

6歳の渉はデパートの屋上から中学生の王子慧に突き落とされ意識不明で病院にいる。
雄一は昔の仲間が提供してくれた情報を信じ復讐してやろうと久しぶりに拳銃を持ち出し盛岡行き「はやて」に乗り込んだ。

二人組の殺し屋、檸檬と蜜柑。
檸檬はなんでも機関車トーマスに出てくるキャラクターに例えて話し相棒の蜜柑は文学好きである。
背も体格も同じな檸檬と蜜柑は兄弟と勘違いされる事が多い。
そんな二人は峰岸良夫から、
誘拐され監禁されている息子を助け、身代金は持ち帰り犯行グループ全員を殺せと依頼され実行した。
身代金が入ったトランクを持ち、ぼんぼんを連れて2人は盛岡行き「はやて」に乗り込んだ。

とにかくツキに見放されている殺し屋の七尾。
「二度ある事は三度ある」
そんな言葉があるが七尾は1度ある事は永遠に続くと考える。
「簡単な仕事」なのにいつも爆発が起きたり銃乱射する人が現れたりと最悪な偶然の出来事が近場で起きてしまうのだ。
いつものように真莉亜から指示を受け「誰かの旅行荷物を奪って降りる」という簡単な仕事をするために盛岡行きの「はやて」に乗り込んだ。
 
雄一は王子の姿を見付けると後ろから近付くが、
ふとももにスタンガンを押し付けられ身体の芯が麻痺していた。
気付いた時には窓側に座らされ両手首、両足首を縛られていた。
王子は見た目は普通の中学生であるが、
誰もが自分の予想通りの行動をさせる自信があり余裕があり完全に人を下にみる話方だ。
王子はこれまでに自分の手で罪を犯さずに9人殺していた。
そして自分に何かあって連絡がつかなくなったら病院で待機してる人が渉を殺すと脅す。

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車両の荷物置場から身代金の入ったトランクが消えている事に気付いた檸檬は蜜柑と供にもう1度探すが見付からなかった。
落ち着いて考えるため席に戻った2人は更に一大事な状況に陥る。
峯岸の息子が死んでいたのだ。
 
七尾は真莉亜から3号車と4号車の間にある荷物置場からトランクを盗めと携帯で連絡を受けており、そのトランクを持って上野駅で降りようとしていた。
しかし…
上野駅から乗ってくる乗客の中に「狼」がいたのだ。
「狼」も殺し屋だが小学生にも暴力を奮う事に我慢ならず七尾は狼を突き飛ばし蹴りを後頭部に放った事があった。
今度会ったら許さないと言われてから1度も会っていない。
七尾は気付かれないように降りようとしたが、
気付いた狼は必死な形相で通せんぼをして無理矢理車内に入ってきた。
ドアが閉まり上野で降りる事が出来なかった七尾は、やっぱり、と思うのだった。
ナイフを突き付けられ危なくなった七尾は狼の姿勢を観察し身体を反転させ背後に回った。
首を折る技術は七尾の得意技であるが狼の首を本気で折るつもりはない。
しかしただ脅して席に黙って座らせるつもりだったが車両が揺れたいきおいで首が折れて死んでしまう。
 
上野駅でトランクを持って降りた人はいなかった。
トランクを何処かに隠し素知らぬ顔で座っている犯人を探す檸檬と蜜柑。
大宮の駅で峯岸の部下がぼっちゃんとトランクが無事に新幹線に乗っているか確かめる予定だ。
王子に、黒縁メガネをかけた人がトランクを持ってたと言われそちらに向かう。
 
七尾は狼の服の中から乗車券を探している時に大丈夫ですか?と王子に話かけられる。
床に落ちた乗車券を王子に拾ってもらい酔っ払って自分では動けないからと誤魔化し狼の死体を座らせた。
そしてゴミ袋を片付ける時に開ける場所の上段にトランクを隠した時に業界でも一番仕事が確実で無茶で怖いと評判の檸檬と蜜柑を見付ける。
彼等が相手なのはゴメンだと真莉亜に話すが、
そんなのはアカデミー賞有力候補って煽り文句と同じで言ったもん勝ちなんだと言われる。
七尾はかつて業界で強い力を持っていた会社に潜入し寺原社長を殺害した事で名を揚げたスズメバチを思い出した。
スズメバチは1人もしくは2人で行動し毒を忍ばせた針を刺すのだ。
また依頼してきた人物も峯岸から依頼された仕事をこちらに回してきた事が分かった。
 
王子は七尾が死体を抱えていた事を分かっていた。
また七尾が持っていたトランクを檸檬と蜜柑が探している事から大事な物が入っていると思い七尾が隠したトランクを探し見付けていた。
雄一は鍵ダイヤルを回して開けて中身を取れと王子に頼まれる。
手足が自由になった雄一は今すぐにでも王子に飛び掛かり殺してやりたいが渉の命に関わるためトイレの中で仕方なくトランクを開ける努力をする。
四ケタの数字をゼロから回しなんとか成功すると中には大金と銀行カードが何枚か入っていた。
王子はカードだけ抜き取ると元の場所にトランクを戻した。 

蜜柑は大宮駅にいる峰岸の部下にすべてうまくいってるから大丈夫だと伝えろと言うが窓際を見ると檸檬が死んでいるぼんぼんの手を掴んで振っていた。
寝ているように誤魔化したが部下がなんか様子がおかしいぞと気付いた時には新幹線は動き出していた。

いつもツキに見放されている七尾はトランクが消えていて落ち込んでいた。
やはりこうなってしまうのかと落ち込むが峯岸の怖さを知っているため檸檬、蜜柑からトランクを奪い返そうとする。

3号車に勇気を持って突入し2人が座る後ろの席に座りこんだ。
2人の会話を聞いているとどうやら同じ峯岸からの依頼らしく、また峯岸の息子が誰かに殺されたと聞いて背中が震えそうになった。
また檸檬と蜜柑も七尾がいる事に気付いていて、ぼっちゃん殺害の罪を七尾に着せようと考えていたのだ。
蜜柑がトイレに行くと行って席を外し残った檸檬がいきなり声をかけてきた。
檸檬と七尾は座ったまま格闘するが最終的には檸檬が銃を向けてきたために収まる。
互いにトランクを盗んだに違いないと疑っていたがどうやら違う事に気付く。
七尾は一瞬の隙をつき拳銃を押さえ込み檸檬の顎を叩き意識を失わせ銃を奪った。
檸檬が座っていた席に置いてあるペットボトルに睡眠薬を混入し2号車へ足を進めこれからどうしたらいいか考えた。
 
<中編>