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マリアビートル(伊坂幸太郎)<ネタバレ・あらすじ>(中編)極悪人王子と最強殺し屋コンビ檸檬と蜜柑

 

完全ネタバレですので読んでいない方はご注意ください

 

 

<前編>

マリアビートル(伊坂幸太郎)<ネタバレ・あらすじ>(前篇)東北盛岡行き「はやて」の新幹線に目的は違えど殺し屋が集結する - へぇ~♪そうなんだ~♪

 

<ネタバレ・あらすじ>

マリアビートル (中編)

 

王子は盛岡まで行き雄一に峰岸を殺させようとしていた。
虐めていた同級生の父親の知り合いらしく峰岸から電話がかかってきて脅されたのだ。
中学生らしく泣きながらすいませんと演技したら簡単に許してくれたけど歪んだ先入観、迷信に囚われ過ぎだと考え、
物騒な人間を集めた物騒な社長と呼ばれる人物が本当にすごいのか興味があったのだ。


雄一の携帯が鳴る、父親の茂からだ。
王子は親からどれだけ信用されているのかゲームしようと言い出した。
この電話に出て助けを求めてみてと言われ仕方なく捕えられているから助けてくれと茂に求めた。
王子は電話を横取りして、たまたま横に座っているものですがトラブルに巻き込まれたフリをして年寄りを慌てさせてやるとふざけてますと告げる。
茂は横のおじさんは酒飲んでないか確認して電話を切った。
実の親子なのに全然信用されていなかったから自分の勝ちと言い出し罰ゲームだと言って針を刺してきた。


トランクが元の場所に戻っていた。
七尾はそれを車掌に落し物だと預け人を使って檸檬と蜜柑に携帯電話を渡していたので連絡する。
トランクを返すから降参だと告げ次の仙台駅で降りるから探さないでくれと頼んだ。
この時二人は三号車と四号車の間のトイレにぼんぼんを隠し細い同線を使い外から鍵を閉めていた。
檸檬・蜜柑は、ぼんぼん殺しの罪を七尾に着させようとしていたから七尾は、ぼんぼん殺しがスズメバチでありその写真もある事を教えた。
殺してしまった狼は寺原の事を慕っていて七尾が誤って殺してしまう直前に女性の写真を見せ復讐しに来たと言っていたのだ。
その時には大して気に留めていなかったが寺原を殺害したスズメバチに復讐するという意味だった事に気付き、ぼんぼんにも外傷がない事からそう思ったのだ。


狼を見付けた檸檬と蜜柑から電話があり、
写真の女はワゴンで車内販売している女だと言われ七尾の目の前を狼が通るところだった。
七尾はペットボトルのお茶を買い「蜂が社内に入っていませんか?」と訊ねていた。
車掌に伝えておきますと行ってしまったので七尾も彼女に背中を見せたが持っていたお茶に女の影が写った。
七尾は普段は情けない事ばかり口にし頼りない感じだが、ここぞという時に威力を発揮する。
スズメバチが持っていた針を奪って逆に刺すと女がペン型の器具を太腿に押し当てようとしていたので、
すばやく後ろに回り込み首を折って殺しペン器具を自分の太腿に押し当てた。
針が手に刺さっていたので咄嗟にこれが解毒剤だと思ったのだ。
自分の不運から拳銃が役に立つというより相手に提供する羽目になるのではと思い檸檬から奪った拳銃の弾倉だけを捨てた。


王子は雄一を連れてトランクを探しに行くと檸檬とばったり会う。
檸檬は雄一を見て自分等と同じ業界の人間だなと感付き王子が持っていたリュックを素早く奪った。
中にあった雄一の拳銃を手に取り王子と雄一はどっちがリーダーなんだと訊ねる。
王子は雄一を指差し雄一は自分で手を上げた時、檸檬は雄一に発砲して個室トイレの中に押し込め銅線で内側から鍵を閉めた。
檸檬はアル中の雄一は知恵は働かないタイプで濡れ衣着せられるタイプだと気付き悪の王子に銃口を向ける。
しかし直前になって七尾が混入した睡眠薬が効いてきて王子に銃を奪われてしまう。
最後の力を振り絞り、「蜜柑におまえの探し物の鍵は盛岡のコインロッカーにあると伝えてくれと」と言った。
王子は眠ってしまった檸檬をひきずって雄一を押し込んだトイレに檸檬を押し込み銃で檸檬の頭をうった。

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王子は雄一の携帯で茂に電話をかけ、
「さっきおじさんが言っていた事は本当ですよ、もたもたしているからおじさんは危ない目に遭ったのですよ、お子さんも危ないみたいですね」と言って電話を切った。
老夫婦の貴重な残りの時間を後悔と憤りで満たすだろうと予想し王子は楽しみで仕方なかった。

 

峯岸から蜜柑へ電話があった。

「仙台の駅で部下を何人か集めたから息子が無事なのか?トランクはあるのか確認するから降りろ」。

大宮に来ていた部下が息子さんは息をしているのか分からないと報告したのだろう。
考えている暇などなかった。
荷物置場にある誰のか分からないトランクを持ち、休戦を約束した七尾を連れて降りた。
 
急な事でなんだか分からない七尾はとりあえず降りてずっと下を向いていた。
蜜柑がうまく誤魔化したみたいで新幹線に乗ろうとした時に後ろから知らない名前で呼ばれ直感で息子の名前だろうと振り向いた。
「このトランクはやはりお父さんでないと開けられませんか?」
何もしないのもおかしいと思いトランクの数字錠を適当に触るとガチャリと解放されてしまった。
峯岸のものではないと誰もが分かる物ばかりで七尾以外の人達は呆然とした。
不運の持主の七尾はなんとなく予想していて落ち着いていたのだ。
車内に飛び込むと蜜柑も釣られるようにデッキに入った。
真莉亜から電話があり「どうせ仙台でも降りられなかったんでしょ?」と声が飛んできた。
 
檸檬を探す蜜柑、
後ろからついてくる七尾と一部始終を見て近付いてきた王子。
車掌とばったり会い七尾が先程預けたトランクはこちらの方の物だったんですと蜜柑を指差す。
乗務員室にあるから今から来ていただいてよろしいですかと言われ、
檸檬を探す意味では全車両調べてないがトランクを後回しにすることには抵抗があり行く事にした。
しかし中学生の王子がジャケットの背中をひいて合図を送ってくるので七尾にトランクを取りに行かせた。
トイレが気になるらしく開けてやるとそこには雄一と檸檬の身体が転がっていた。
このおっさんはおまえと一緒にいた奴だろ?と訊くと王子は捕まって連れ回されていたんですと言った。
おそらく雄一を撃ったのは檸檬だろう、その後で誰かに殺されたのだ。
雄一の上に檸檬が載っている事から推測できる。
 
「鍵を探しているのだが檸檬が何か知っているようなんだ、なんか聞いてないか?」
王子は檸檬の最後の言葉を思い出し口に出そうとしたが寸前のところで罠かも知れないと思い「何も聞いてない」と答える。
 
蜜柑は檸檬のジャケットからトーマスのシールを見付ける。
シールが2箇所剥がれている事に気付き王子に訊くと一枚貰ったと言った。
しかしキャラクターの名前も知らないと言うので蜜柑は妙だなと勘付く。
檸檬はマニアであり機関車トーマスの名前を教えたがる。
もしシールを上げるなら黙って渡すわけがない、必ず名前を言うはずだ。
 
王子の着ているブレザーの衿に黒いディーゼルのシールが貼られているのを見付ける。
おそらく緑色した可愛いタンク機関車のパーシーのシールを檸檬は渡したのだろう。
しかし途中で勘違いした事が分かり衿に黒いディーゼルのシールを張ったのだ。
檸檬は黒い車体の四角い顔をしたディーゼルだけは絶対に信用するなと言っていたのだ。
 
<後篇>