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へぇ~♪そうなんだ~♪

映画<ネタバレ・あらすじ>本

マリアビートル(伊坂幸太郎)<ネタバレ・あらすじ>(後編)最強に強いけどツキに見放されている七尾!そして伝説の殺し屋復活

 

完全ネタバレですので読んでいない方はご注意ください 

 

<中編>

マリアビートル(伊坂幸太郎)<ネタバレ・あらすじ>(中編)極悪人王子と最強殺し屋コンビ檸檬と蜜柑 - へぇ~♪そうなんだ~♪

 

<ネタバレ・あらすじ>

マリアビートル (後編)

 

蜜柑は檸檬を殺したのは王子だと確信する。

銃を向け、引き金を引けば爆発する銃を王子に渡した。
「お互い銃を持って、やるかやられるかだ」
子供相手に一方的に銃を撃つのは納得出来ないから対等にするためと説明するが王子は拳銃は罠だからいらないと言った。
 
七尾は扉を開けると王子に「助けてください、殺される」と急に言われる。
蜜柑は背中を向けていたが銃を王子に向けていたので咄嗟に得意技で蜜柑の首を折った。
いきなりこの人達が撃ち合いを始めたんですと王子はトイレを指さした。
よく分からずトイレを開けると2人の人間が転がっていた。
「もう、やめてよ、こういうの、勘弁してよ」
 
このままにしておくわけにはいかず蜜柑をトイレに押し込み銅線で内側から鍵を閉め蜜柑の服からは携帯とスーパーの抽選券を抜き取った。
抽選券の裏には機関車の絵が描かれていてアーサーと手書きの文字もある。
 
さっさとトランクを持って降りようと考えていると王子から一緒に盛岡まで来て欲しいと頼まれる。
よく分からない話だが王子が盛岡まで行かないと病院にいる子供が危ないという。
面倒だと思っている時、この新幹線で何度か顔を合わせ話した事がある塾の講師が通りかかり、
盛岡まで行くと言うので王子と一緒に同行してやって欲しいと頼んだ。
 
一ノ関駅に到着しトランクを持って降りようとした七尾だったが携帯電話を落とし荷物置場の棚の奥へ入ってしまった。
やっとの思いで拾いトランクを持つとホームに続く扉は七尾の目の前で閉じた。
「いつもこうなんだから」
 
木村茂、そして晃子は雄一が生まれてから殺し屋を辞めた。
殺し屋をやっていた時は悪意臭さをすぐに感じ取る事が出来たので雄一から電話があった時、直観で不審に思った。 
王子と話した時すぐに怪しいと警報が頭の中で鳴ったのだ。
東京にいる知り合いの繁に渉を守れと依頼し雄一が乗っている新幹線を調べ今からすぐ行けば水沢江刺の駅に間に合うと分かり茂、晃子は急いで向かう。
 
晃子に電話をかけさせ王子が何号車にいるのか突き止め乗り込んだ。
茂は3人掛けの座席同士を向い合わせになるようにして王子、七尾の向いに座った。
そして晃子も遅れてやってきた。
 
茂は王子が話す言葉すべて考えて演技をして発している事をお見通しだ。
拳銃を出し雄一はどこにいるのか?渉に何が起きてるのか?訊くが王子は自分も分からないと言う。
王子が持っている携帯電話が鳴ったが、電話に出るのを口実に何かするかも知れないので動くなと命じた。

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塾の講師、鈴木がやってきた。
七尾が王子と一緒に盛岡まで同行するよう頼んだからだ。
王子はどうして人を殺してはいけないのか?質問してくる。
鈴木は国家が困るからだと答えた。
命は自分の所有しているもっとも重要な物であり命を保護しなくては経済活動が止まってしまうからだ。
殺人が許されない理由は論理的な理由を除けば法律で決まっているとしか言えない。
しかし国家の都合やルールとは関係なしに人は殺してはいけない、人がこの世から消え自我が消えるのは恐ろしく悲しいからだ。
妻を殺された過去を持つ鈴木はその時の状況を思い出しながら話した。
そして自分の席に置きっぱになっている荷物を取りに行った。
 
「ごめんなさい」と王子が言い出す。
電話に出るなと言ったから出なかったけど、
コールが10回鳴っても出なかった場合は入院中の男の子の命はないと言われていたと話し出した。
孫を守れなかったのは茂のせいで僕の方が上だと言い出す王子。
茂は車内の横長の電光掲示板に流れる文字を読み笑った。
「茂から繁へ、渉君は無事です、犯人は死亡しました」
 
茂は王子の携帯電話で繁にかける。
繁は「いい知らせと悪い知らせがあります」と言った。
いい知らせは渉を狙った人を殺した事で、
悪い知らせは渉が寝るベッドの下に隠れていたんだが出る時にベッドを揺らせてしまい渉が起きてしまった事だった。
茂は、繁が予想以上の活躍をしてくれた事に感謝して電話を切った。
そして、
「60年、死なずに生きるのは、すげぇ事なんだ、」と王子に告げる。
「おまえが馬鹿にしている俺たちの方がおまえより未来を見られる、おまえは生きられない」
「反省する機会はやるけど罪を見逃したりはしない、すぐには殺さないだけだ」
最後に晃子が冷静に言った。
「あら、孫に手を出したのに楽に死ねると思ったの?」
 
七尾は盛岡で下車した、いや下車できた。
たった5分新幹線に乗る予定が5百キロ余り離れた盛岡で降り立つことになるとは本当についてない。
 
盛岡の駅には背広姿の兵士達が1車両5人づつ並んでいた。
七尾の前にも兵士達がいたが誰も近寄って来なかった、しかし何故か盛岡に真莉亜がいた。
真莉亜は七尾に何かあったら助けてあげようと新幹線に乗り込んだのだが「こまち」の方に乗ってしまったのだ。
「こまち」と「ハヤテ」は連結しているが中で行き来出来ない、途中下車しようとしたが少し目を閉じようと思ったら寝てしまったのだ。
 
盛岡の駅で峯岸がスズメバチに殺された。
七尾が殺したはずだったがもう1人いたのだ、それは車掌だった。
スズメバチは前に寺原を始末して一躍有名になったから峯岸をやって更に名を揚げようとしたのではないだろうか。
 
二ヶ月前の東北新幹線での出来事は世間を騒がせた。
死体がいくつもあったがすべて素性不明の怪しげな人間ばかりだったので「組織の仲間割れ」とゆう報道だった。
 
トイレの中にいた木村雄一だけは命を取り止め渉が看病しているという。
また茂と晃子はかつて伝説の業者で本気出すと恐ろしいと言われていた。
盛岡で降りる時には峯岸の兵士達を人体の同じ場所に弾を打ち込んでいた。
 
真莉亜に依頼をしてきた大本は峯岸ではなく蜂の方だった。
峯岸親子を狙うには檸檬と蜜柑が邪魔だからトランクを奪わせて混乱させるのが目的だったのだ。
 
七尾は蜜柑のジャケットから抜き取った抽選券を使うためスーパーに行った。
ハンドルを掴み左に回すとジャラジャラなり黄色の玉が出た。
当たったのはダンボールにぎっしりと入った檸檬と蜜柑だった。
しゃべりかけてくるような錯覚に襲われそうになる。
檸檬は「俺は死なない、死んでも復活する」と言っていたからだ。(終)