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映画<ネタバレ・あらすじ>本

「 ラプラスの魔女 」東野圭吾 < ネタバレ あらすじ >未来を予測できる能力!!2つの温泉街で起きた出来事は事故なのか?!

 

ラプラスの魔女 (角川文庫)

 

 

完全ネタバレになります。ご注意ください。 

完全ネタバレになります。ご注意ください。 

 

<  映画のキャスト >

 

監督=三池崇史

 

青江修介(櫻井翔)

羽原円華(広瀬すず)

甘粕謙人(福士蒼汰)

水城千佐都(佐藤江梨子)

桐谷玲(TAO)

羽原全太郎(リリー・フランキー)

羽原美奈(檀れい)

甘粕才生(豊川悦司)

中岡裕二(玉木宏)

 

原作のネタバレです。

 

< ネタバレ あらすじ >

   ラプラスの魔女 東野圭吾

 

ドクターである父親が仕事の都合がつかなかったので母親と2人で北海道にある祖父母の家にやってきた小学生の羽原円華。

祖母の蛯沢弓子と挨拶している時に葬儀に出掛けていた祖父から今から帰ると電話が入ります。飲酒運転はダメだと母親が自転車で迎えに行こうとしたので円華はサイクリングがてら後ろに乗ります。

しかし、天候が急変して巨大な竜巻が発生し倉庫に逃げ込むが気付くと壁や天井がありませんでした。

 〜数年後、

元警察官で警備保障会社と契約が切れた武尾徹は「独立行政法人 数理学研究所 」にいる円華の護衛をしてくれと桐谷玲から依頼が入ります。

「円華に興味を持たない、何も聞かない」が条件であり武尾の仕事はたまに研究室から外へ出掛ける円華を護衛する事でした。

一人暮らしする祖母の弓子と会う事はあるが円華はいつも一人で友達と会う事はありません。

しかし武尾は行動をするうちに円華には不思議な能力がある事に気付きます。

立体駐車場でスマホを操作しながらタバコを吸う男に下から風船を命中させた事や、弓子が川に落とした帽子が引き寄せられるように円華に向かっていった事もありました。 

また、雨がどんなに降っていても円華が傘はいらないと言えば雨にあたることはない。

ある日、円華が1人で外出したいと言い出しました。桐谷がダメだと言うとその日は引き下がったが寒い日が続いたころ弓子の家に行くと言いました。

雪が降り始め前方の車が事故を起こすと円華は「さよなら」と車の外に出ました。武尾もすぐに出るが雪のせいで追いかける事ができず準備していた円華は「どうしても1人で行かなきゃいけない場所がある」と言い残し軽快な足取りで去っていきました。

 

<  2つの温泉地で硫化水素ガスによる中毒死 >

D県の山中で有名な映像プロデューサーで資産家の水城義郎が火山ガスによる中毒死で亡くなりました。

妻の千佐都から連絡を受けた赤熊温泉は登山道は一本道なのになぜ獣道に入り込んだのか不思議がっていました。

L県の苫手温泉。遊歩道で売れない役者の那須野五朗が同じように亡くなりました。

温泉街に行く近道で遊歩道の入り口までは車で来たはずだがタクシー運転手は雪が積もる今の時期では地元の人間しか通らないと言いました。

火山ガスはほとんど水蒸気で有害な硫酸化水素が含まれているが致死濃度に達することはまずありえない事であり、今まで濃度が増えたとしても目に刺激を受ける程度でした。

 

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<中岡刑事と青江教授>

中岡刑事は水城義郎が亡くなったとニュースで見て驚きます。義郎の母親ミヨシから「美人で男性の心を惑わせる妖怪のようなものを感じ、間違いなく財産目当てで息子は破滅するはず」と手紙が送られていたのです。

気になった中岡は老人ホームに行くとミヨシは精神的に病み自ら命を絶ったことが分かります。ちょうどミヨシの荷物を処分するためにやってきた千佐都に「気が済むまでお調べになってください」と自信満々に言われ直観的に無実の者ではないと思います。

自殺でも事故でもないと疑う中岡は以前にも似たような事件で協力をしてくれた地球科学専門の青江教授に調査の強力をお願いしました。

青江教授は現場の調査をしていると二つの現場で円華を目撃します。

円華が若い男性の写真を見せ探している事が分かり青江は声を掛けると「大事な親友でどうしても捜さなくちゃいけない」と言いました。硫化水素事故と何か関係があるのかと聞いても円華は答えず遊歩道に1人で行こうとしていたので一緒に行こうと呼びとめました。

温泉街側から遊歩道に入るがやはり反対側から何故入ったのかが分からない。円華は「夏場なら地熱のせいで上昇気流が発生し拡散しただろうが硫化水素は空気より重いためガスが流れて来たのは上から。”だから今の時期を狙ったんだろうな”」と言いました。

 

 <被害者と円華に繋がる人物・甘粕才生>

「円華は何者なのか?探している男は誰なのか?赤熊温泉と苫手温泉の件に2人は関係しているはず」と青江教授は思います。

被害者の共通点は映像関係者という事しか分からずネット検索で調べると接点はないが映画監督の甘粕才生を通せば繋がりがありました。

しかも甘粕は自宅で起きた硫化水素事故で家族を失い10年間映画を撮っていませんでした。

甘粕のブログをチェックすると16歳の娘・萌絵が自室で自殺を図り妻の由佳子が巻き添えになった事を知るが、何より驚いたのは植物状態になってしまった12歳の長男・謙人が脳神経細胞再生の第一人者・羽原全太郎の手術を受け奇跡的に回復した事でした。

また謙人の手術の日、羽原博士の妻・美奈は北海道の実家で突然の竜巻に襲われ亡くなっていました。

円華の名字は羽原であり出会った時に父親は医者だと聞かされていました。円華と甘粕もこれで繋がったがブログのトップページには「僕にとっての息子は今の謙人じゃない」と書かれていました。

記憶がなく新しい人生を歩もうとしているので自分がいても息子のためにならないと思ったのではと想像出来るが円華が探している若い男性とは甘粕謙人ではないかと青江は思います。また中岡刑事と話し合っている時に円華が探す男性が赤熊温泉で2回も目撃されている事で千佐都の共犯者ではないかと疑います。

 

<羽原円華とは何者?>

中岡刑事は甘粕才生の長女・萌絵や謙人を知る人物に聞き込みを開始すると才生のブログの内容がおかしい事に気付きます。

才生のブログ内容はとても仲良い家族のように書かれていたが誰に聞いても冷え切った関係で子供達は父親が嫌いであり両親の仲も冷え切っていたと知ります。また才生は自分の人生だけが大事で妻や子供を所有物のように扱っていて完璧主義者だと分かります。

羽原博士と会う事が出来た青江は謙人の事を聞くと奇跡的に成功した手術で特殊能力(五感で得られる現在の状況に関する情報を即座に解析し未来の状況をほぼ予測できる)を得た事を知ります。

羽原博士は国の研究機関でもあるから公表はできないと説明し重い障害が残るかも知れないが健常者への施術をする必要があると言いました。話を聞いていた青江は円華の能力を思い出し実の娘に施術したのだと気付きます。

失踪した円華が少し前に失踪した謙人を探す姿が現場で目撃されていると知った羽原博士は二つの温泉街で起きた出来事は謙人の犯行だと考えると恐らく動機は復讐だろうと言いました。

 

< ラプラスの魔女になりたかった >

父親が画期的な手術によって奇跡的に植物状態だった人を目覚めさせたとは聞いていたが当時中学生の円華には関心がありませんでした。

しかし、父親の携帯を届ける際に研究施設内に住む謙人と偶然出会い能力の事を聞かされます。幸せを一瞬で奪い去った竜巻を予測できると気付いた円華は自ら実験台になるとお願いしたのです。

国の研究機関で口外してはいけないと知る者は署名させられていたが謙人は実験台でもあるのでサインはしていませんでした。

数学者のラプラスが「この世に存在するすべての原子の現在位置と運動量を把握する知性が存在するならば物理学を用いることで時間的変化を計算でき未来の状態が予知できる」と仮説を立てていたので羽原博士は能力の解明をラプラス計画と名付けていました。

健常者だった円華はスムーズに能力を獲得し謙人と共に研究所で生活しラプラス計画に協力していました。

 

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< 謙人を探す円華 >

謙人は千佐都が運転する車に偶然にも新聞紙が飛んできたように能力を使います。

視界が奪われた隙に車の前に飛び出し、わざと轢かれた謙人は話術を生かして木村と名乗って身体の関係にまでなります。

貧乏で育った千佐都が40歳上の夫である義郎が早くいなくなれば財産はすべて自分の物だと思っている事を利用し「温泉に誘い散歩と称して危険地帯に足を向けさせるだけで望みは叶う。うまく言ったらこんどは僕に協力してほしい」と言いました。

葬儀が終わりしばらくして千佐都に電話した謙人は那須野五朗を撮影だと偽って呼び出し苫手温泉の遊歩道の入り口まで案内するようお願いしたのです。

千佐都は那須野が夫と同じように亡くなったと知り「悪魔と契約してしまった」と怯えます。次で最後にしようと心に決め言われた通り義郎の携帯で才生に連絡しました。

 

円華は「あれは姉の自殺による事故ではなく殺人だ」と謙人から聞いていました。

名前は教えてくれなかったが植物状態だった時に犯人を知ったと言っていたのでその時に面会していたのは才生しかいないと思っていました。

研究所を離れ復讐を果たしたあと自ら死を選ぶはずだと分かる円華は探しに行こうとするがその時にボディーガードという名目で監視が付けられました。

武尾に監視され何も出来なかったが赤熊温泉での出来事を知り被害者のプロフィールを見て才生の犯行に関わった人物なのだろうと推測しました。

なんとか脱出した円華は赤熊温泉へ行き状況を調べ謙人の犯行ではないかと思います。そして苫手温泉で同じ出来事があり売れない役者が被害に遭った事で謙人の仕業だと確信しました。

 

記憶を失っていない、復讐している事を謙人はわざと才生に知らせているのだと気付く円華は共犯者である千佐都が才生に接触するはずだと予想しました。

2つの出来事は1人では不可能だと考えてると財産をすべて自分の物にしたいと思う千佐都を利用したはずだと気付いたのです。

監視されていると気付いていた円華は武尾がいるのを確認し車に乗り込み千佐都が家から出てきたら尾行するよう言いました。

しかし、発信器が取り付けられている事を聞かされ車を用意するために青江に連絡しました。青江には武尾が乗っていた車で帰るようお願いしたが話を聞くまで降りないと駄々をこね、また千佐都が車で出て来たため仕方なく追跡するよう武尾に言いました。

 

千佐都がガソリンスタンドに寄ると1人の男性が近付いてきました。円華は謙人に似ていたのですぐに才生だと気付きました。

その時、警察庁に止められ円華は保護されそうになります。警察庁の車は一台だと見抜きキーを抜き取って逃げるが捕まってしまいます。しかしボディーガードである武尾が仕事を全うするため助けてくれたのでその隙に円華は車に戻り青江に車を出すよう言いました。

 

千佐都の車は才生が映画のロケで使っていた廃墟した建物の前で止まり中に入って行きました。

車を降りた円華は雷の音に気付き見上げると雨風が少し強くなったと感じました。地形、空の色、建物の配置など周囲の情報を収集し謙人の狙いはダウンバースト(積乱雲から下降する気流が地面に激突し破壊力を持ったまま周囲に吹き出す現象)で復讐と同時に自分も終わらそうとしているのだと気付きます。

謙人の計画を狂わせるために計算して車を止め、青江を連れて浄化施設の一部だった四角い穴に逃げ込みました。すると空が急に暗くなり雹が降ってきました。

 

< 結末 >

●才生は父性欠落症で完璧主義者。自分が描いた理想とは程遠い妻と子供達を失敗作だと思い家族を消そうと考えました。

●才生は実話を元にした素晴らしい映画を作るため長女が自殺したように見せかけ家族を消そうとします。

●話に乗った水城義郎は売れない役者・那須野に才生の身代わりとしてアリバイ作りをさせた。

●謙人は意識不明になったが家族全員死亡よりも悲惨でいいストーリーになると才生は思います。

●意識不明だった謙人は才生が義郎にかけた電話の内容を聞き父親が犯人だと知って記憶喪失のフリをしました。

●父性欠落症を受け継いでいる謙人は復讐しようとするが才生の居場所が分からないため誘き出すために義郎の妻・千佐都に近付きました。

 

激しい爆発音、破裂音が通り過ぎ円華は外で出ると瓦礫の山となっていました。

円華は建物の崩壊が始まる前に一部を壊せば壊れ方は変わるはずだと思い風で吹き飛ばされた車が建物に命中するように車を止めたのです。

謙人は怪我を追っていたものの無事でした。才生は生きていたが下半身が瓦礫に埋もれている状態でした。

謙人が父親を始末しようと近付いたので円華は「今日からは復讐以外の事を見付けて生きて。人殺しだけどこの世には様々な制裁方法がある」と必死に止めます。

謙人はボイスレコーダーで録音しており「馬鹿な映画を作るのを防ぐためにお守りとして持っておく」と才生に言い放ち去って行きました。

謙人は先を見据え何らかの方針を立てているのだろうと分かる円華は見送った後、瓦礫の中から誇りまみれで出て来た千佐都に「そんな傷治すのに一千万もかからない。謙人のおかげで億万長者になれたんでしょ」と言いました。

 

●病院で治療中だった才生は首を吊って自殺しました。

●謙人は国家の財産であるため警察庁にもみ消され二つの温泉街で起きた出来事は悪質な悪戯という事で片付けられました。

●悪質な悪戯で片付ければ温泉地は救われるしすべて話しても誰が信用するのかと言われ青江も悪戯と結論をだし立ち入り禁止は解除していいと意見を述べました。

●物理現象だけでなく現代社会の行く末や人間の未来までも見えてしまう円華。人は未来が見えないから夢を持てると気付いた羽原博士は娘の人生を奪ってしまった事に気付きます。

●この世界の未来は?と武尾に聞かれた円華は「知らない方が幸せよ」と答えました。

 

 

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