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映画<ネタバレ・あらすじ>本

レッドクロス〜女たちの赤紙~<ネタバレ、あらすじ>(前半)女性でも国の役に立てる喜びと赤十字の博愛精神

 

レッドクロス〜女たちの赤紙〜 [DVD]

 

平成27年度文化庁芸術祭参加作品

TBSテレビ60周年特別企画 レッドクロス -女たちの赤紙
 
◆天野希代(松嶋菜々子)◆中川亘(西島秀俊)
◆天野大祐(山崎努) ◆中川博人(工藤阿須加=高村佳偉=中村瑠輝人)
◆中川光(赤井英和) ◆中川大地(市村涼風)
◆馬渕ハル(高梨臨) ◆溝口少佐(吉沢悠)
◆大竹英世(笑福亭鶴瓶)
 

<ネタバレ・あらすじ>

レッドクロス~女たちの赤紙 (前半)

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1923年、佐賀県 森屋町病院で母親の天野絹江はもう長く生きられないと祖父である天野大祐から伝えられる。
「じっちゃんが死んだら、おまえは1人でやっていかなければならない、男より強くなれ」
幼い天野希代は覚悟を決めるが必死で看病した看護婦のおかげで絹江は助かった。
この看護婦との出会いにより自分もいつか看護婦になって命を助けたいと思い勉強に励むようになる。
 
〜8年後〜1931年
赤十字に入り救護看護婦として戦地に行き1つでも多くの命を助けたい。
その想いを叶えるため看護婦養成所の門をたたいたが軍隊並の厳しさがあった。
だが女性でも国の役に立てる喜びと敵味方関係なく命を助ける赤十字の博愛精神への誇りが支えてくれた。
 
まもなく赤紙が届く。
女性に戦時召集狀が届けられたのは後にも先にも救護看護師だけだった。
希代は、かつて婦長が戦地で敵の兵隊を救護した話を思い出していた。

見送りに来ていた母親と祖父。
「人の命を差別するなと教えてきたが、戦場ではまともな考えは通用しない」
大祐に言われ希代はとまどう。
広島で列車を降ろされ船に乗るとソビエト連邦の国境に近い佳木斯駅(チャムス駅)に辿り着く。
満州各地で匪賊(土地を奪われた中国人農民)による反抗が起こっており希代たちも陸軍病院に行く途中に危険な目にあう。
 
佳木斯陸軍病院で希代たちを待っていたのは負傷兵の山だった。
蔵原基介中佐が着任すると徐々に祖父である大祐の言葉が現実味を帯びていく。
負傷している兵を戦場に戻したり直属の部下を優先しろと命じられたり納得出来ない事ばかりだ。
軍医である大竹英世に医師としての使命を放棄するのか問うが、
「上官の言う事が最優先、生きて帰りたかったら従うべきだ」だと言われる。
後回しにされた負傷兵が亡くなり、なんのために赤十字に入ったのか怒りを大竹にぶつける。
 
満州開拓団民の中川亘が怪我をした義兄の光と匪賊である孫を連れてきた。
大竹は敵なんか助けないと言うが希代は日本人とゆう事にすれば良いと提案する。
やがて孫が退院して赤十字の看護婦として誇りを持って仕事ができ希代たちは喜んだ。
しかし銀行を襲撃した中に孫がいた事で匪賊を治療した事が蔵原にばれてしまい孫は公開処刑された。
また中川は非国民扱いされ蔵原に殴られるが希代は庇う。
ほっとけと言った蔵原に、
「敵味方関係なく治療するのが赤十字の人間の精神です」と言い返した!
 
1935年秋、18ヶ月の任期を終え全員無事に帰国した。
実現もしない赤十字の精神を生徒に教え戦地に送り出そうとしている婦長に希代は白衣を着ない事を伝える。
そして満州の開拓団に嫁ぐ決意をして翌年向かった。
中川亘のもとに嫁いだ希代は2年後に長男、博人を出産し、
5年後には、千振開拓団村は開拓団の数も増え中国人を差別する事なく共に協力する平和な日々になっていた。
 
兵士を受け入れるために千振診療所が新設され、
そこには大竹英世と看護婦養成所で後輩だった馬渕ハルがいました。
大竹は10年前、匿って治療した匪賊が日本兵を殺してしまい、上官が匪賊にむけ発泡した流れ弾が足にあたり負傷してから理想を捨てていました。
かつては希代と志は同じだったのです。
 
博人は足を怪我した時に必死で治療してくれた大竹を見て医者になると言った。
希代は自分が看護婦を志した時を思い出し博人を亘に任せ白衣を着る覚悟を決める。
「何があっても、どんな事が起きても強く生きるのよ」
自分が祖父に言われた言葉を博人に伝え互いにトラの刺繍が入ったお守りを首からぶら下げた。
 
1945年6月からの2ヶ月間で、沖縄は奪われ広島、長崎には原爆が投下された。
満州ではソ連が侵攻してきたため希代がいる佳木斯陸軍病院には戦闘での負傷兵が大量に運び込まれてきた。
その中には両足が切断され長い間放って置かれ助かる見込みがない兵もいたが希代は受け入れる。
しかし担架で運んでいる途中、かすかな声で希代を呼ぶ声が聞こえ顔をみるとそれは亘であった。
戦況の悪化により日本兵が不足し亘が出征していた事を希代は知らなかったのだ。 
 

「博人は兄が見てる、心配ない、希代と出会えて幸せだった」
 

「大丈夫よ、私がいる、私がすべてしてあげるから何も心配ない、大丈夫よ」
 
必死で伝える希代だったが亘はそのまま息絶えた。
 
 
理想を追いかけても無駄だ。
積み上げてきたものを全て奪うのが戦争だ、と大竹は言った。
 
 
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