作品情報キャストの紹介
警官一族のトム刑事は若い女性を狙った連続殺人事件の捜査中に犯人を逮捕するが父親が命を落としてしまいます。
過剰捜査で告発された義兄弟ジミーに不利な証言をした事でジミーが自ら命を絶ってしまいます。
2年後、レバーレスキュー隊に所属していたトムは元恋人の他殺体を発見すると2年前との事件に繋がりがあるはずだと疑います。
ネタバレあらすじ/スリー・リバーズ
1991年。ピッツバーグでは連続婦女殺人事件が発生していました。
市警察のトーマス刑事は警部でもある父親のビンスと共に容疑者を追跡するが犯人の車と一緒に崖から転落してしまいます。
車から助け出されたトーマスはビンスが射殺され犯人が逃走したことを知ります。
トーマスの親族は警察一家。
相棒でもある従兄弟のジミーが容疑者に不当な暴力を振るった事をトーマスは正直に証言していました。そのため警察内部からは裏切者扱いされます。
刑の宣告の日、連続婦女殺人事件の犯人(ケサー)が証言者(チケイニス)によって逮捕されていたがトーマスは犯人は警官だと考えていました。
また有罪判決が下されたジミーが収監されるのを嫌がり川に身を投げてしまったため親族からも冷たい目で見られるようになります。
リバー・レスキュー隊に所属していたトーマスは酒に溺れ仲間とは打ち解けず孤立していました。
川で女性の死体が発見され、至近距離から射殺されたあと川に投げ込まれたと推測されました。
ジミーが自殺してから行方不明だったダニー(ジミーの弟)が訪れます。
「兄さんが死んだのは誰のせいでもない。暴力を振るっていたのは誰も知らなかったんだ」
トーマスは相棒のジョー・クリスマンとパトロールすると貨物船での麻薬売買に気付き組織の連中を逮捕しました。
またもや川で女性の死体が発見されるが被害者はトーマスの元恋人でした。
トーマスは2年前に逮捕され死刑の判決が下されたケサーは犯人ではないと改めて思います。
証言したチケイニスの居所を突き止めるが一般人に銃を向けた事でクリスマンに止められます。
2年前にトーマスが「ケサーは罪を着せられただけだ、犯人は警官だ」とマスコミの前で発言しリバー・レスキューに飛ばされた事をクリスマンは知ります。
トーマスを理解したクリスマンは酒をなんとか止めさせようと近付きます。
トーマスはクリスマンとパトロールしている時に女性の死体を川に投げ逃走する車を発見します。
トーマスが撃った銃は車に命中するが車には誰も乗っていませんでした。
また女性の死体に見えたものは丸めた絨毯であり捜査でやってきた警官はトーマスを馬鹿にします。
結末・スリーリバーズ
新たに殺された女性はトーマスの学生の時の恋人だった。
トーマスの関係者が連続で殺され叔父にあたるニック警部は審問会にかけます。
クリスマンは実は警察内部調査官であり本名はエミリー・ハーパーでした。
すでに身体の関係にあったクリスマンは勇気知識共に申し分なく優秀な警官ですと証言しました。
犯行現場を地図にチェックしていくと、かつて従兄弟たちと過ごしたニック警部の別荘が近くにある事に気付きます。
トーマスは別荘にいたダニーに銃を突けるが「おまえに呼ばれて来たんだ」と言われ銃を下ろすと後ろから何者かに殴られます。
気付くとトーマスは椅子に縛られていました。
クリスマンとダニーも縛られており銃を向ける男を見上げると死んだはずのジミーがいました。
2年前、トーマスが父親と共に連続殺人犯(ジミー)を追っている時に最初に捕まえたのはニックでした。
息子が犯人である事に驚いたニックは咄嗟に逃がし現場にやってきたビンスを殺したのです。
すべてを終わらせようと別荘にニックもやってくるが親子の意見が合わずニックはジミーに撃たれます。
トーマスはボートで逃走したジミーを追いかけます。
最後はジミーが持っていたスタンガンを奪い口に押し付けるとジミーは川に沈んでいきました。