作品情報・キャスト
アメリカ同時多発テロ事件で崩壊したワールドトレードセンターを舞台にして生存者の話を基に制作。
航空機が使用された史上最大規模のテロ事件で全世界に衝撃を与えた。
4機の旅客機ががアラブ系のグループに同時にハイジャックされワールドトレードセンターの北棟と南棟、ペンタゴンに衝突した。一機は突入に失敗して墜落したがホワイトハウスを狙っていたと思われる。
北棟と南棟の崩壊による影響で敷地内の4つのビルも崩壊した。
ネタバレ あらすじ
ワールド・トレード・センター
世界貿易センタービル
2001年、9月11日。
ニューヨーク港湾警察の班長ジョン・マクローリンはいつものように朝礼で勤務配置通達を行いました。
それぞれバスターミナルの配置につくが大きな爆発音とともに揺れ全員本部に戻るよう指示されます。
テレビのニュースでは航空機が世界貿易センタービルに衝突し上部に大きな穴が開き炎と煙が噴き出していました。
タワー1に避難命令が出たため避難救助のチームを組み向かうがもう1つのビルにも航空機が衝突していました。
ただの事故ではないと誰もが気付くなか現場に到着すると避難する人々や消防隊員などでごった返しており見上げると人が落下してきます。
マクローリンは志願するウィル、ペズーロ、ロドリゲスを連れて第5ビルの詰め所に酸素ボンベなどを取りに行きます。まだまだ備品は足らず合流したクリスと共に地下の倉庫から備品を集めタワー1に向かいます。
ビル崩壊で生き埋め
爆発音と共にビルが崩壊し爆風とともに瓦礫が襲ってきます。マクローリンはエレベーターシャウトの方へ逃げるよう伝えるが意識を取り戻すと自分が瓦礫に埋もれている事に気付きます。
「誰かいるか!」と叫ぶと脚が瓦礫の下敷きになり動けないウィルがそばにいました。身動き取れるペズーロから「なぜここへ逃げろと指示した?」と聞かれマクローリンは「シャウトが1番頑丈だからだ」と答えました。
ペズーロはウィルの脚を押し潰している瓦礫をどけようとするが1人の力では無理だと思い助けを呼びに行こうとします。
マクローリンは「ダメだ、ウィルを助けろ」と命じるが更に上空から瓦礫が落ちてきてペズーロも身動きがとれなくなります。
ペズーロは恐怖から自ら拳銃で頭を撃ち抜きました。
絶体絶命の窮地
ニュースではハイジャックされた2機が世界貿易センターに突っ込んだと流れます。1機がタワー1に衝突し15分後にもう1機がタワー2に突っ込みビルが崩壊しました。また国防総省のビルにも飛行機が突っ込んでいました。
ウィルの妻アリソンやマクローリンの妻ドナはニュースを見て救助に向かい連絡がつかない夫を心配します。
マクローリンとウィルは痛みに襲われ感覚が薄れていくが内臓出血しているため寝たら死ぬと思い頑張って互いに励まし語り合います。
しかし爆発音と共に火の瓦礫が落ちてきます。ウィルは恐怖で、マクローリンは両脚が潰れ痛みで叫びだします。
ニュースを見ていた元海兵隊のカーンズは自ら現場へ駆け付けます。
空気は灰燼で息苦しく崩壊したビルに400人前後の警官と消防士がタワーに入ったが半数か行方不明となります。
夜を迎え捜査は中止するよう声がかかるなかカーンズは命令に従わず暗闇のなか懐中電灯を照らしながら現場へと向かいます。
カーンズは出会ったトーマスと共に生存者がいないか探します。
結末
爆発音と共に更に瓦礫が降ってきて2人はもうダメだと諦めるがまだ無事でした。
ウィルは近くにあった鉄パイプを引っ張ると音が鳴りマクローリンは鳴らし続けろと指示すると捜索していたカーンズが金属音に気付きます。
連絡を受けた救助隊が現場へ向かい機材を要請し、信じて連絡を待つドナやアリソンにも知らせが届きます。
ウィルとマクローリンは幸せな家庭があったからギリギリのところで精神を保つことができていました。
先にウィルが救助され病院に運ばれます。ウィルは娘の名前をオリビアと決めており病院で待っていたアリソンは受け入れます。
マクローリンは意識を失いかけドナの幻覚を見ていました。救助され病院に運ばれたマクローリンはドナと再会し「君が生きる力をくれた」と感謝するとドナは涙を流しながらキスしました。
2年後
マクローリンとウィルの感謝の集いが開かれました。
2749名の方々が亡くなりその国籍は87の国に及びます。343名の消防士、港湾局職員の犠牲者は84名うち37名が警察官でした。
ニューヨーク市警察の警官は23名、救助された者は20名でウィルとマクローリンは18.19番目でした。
ウィルは13日で手術を8回、マクローリンは6週間の昏睡状態にあり27回の手術を受けました。
2人は今は現役を退き家族と暮らしています。