映画「アマルフィ 女神の報酬」ネタバレあらすじと結末/少女がイタリアで誘拐された理由とは

 

作品情報とキャスト

原作・真保裕一の「外交官シリーズ」を西谷弘監督が映画化。

外交官黒田は映画だけでなくドラマ化もされご存じの方も多い事でしょう。

外交官・黒田はテロ対策のためにローマに到着するがイタリアを旅行中の少女が誘拐されたため現場に行くよう上司から指示される。少女誘拐、外交官の捜査、イタリア警察の捜査は犯人グループが計画を実行するために仕組んだものだった。犯人グループの真の計画とは・・・・。
◆黒田康作(織田裕二)◆矢上紗江子(天海祐希)◆藤井昌樹(佐藤浩市)◆安達香描(戸田恵梨香)◆羽場良美(大塚寧々)◆谷本幹安(伊藤淳史)◆西野道生(佐野史郎)◆菊原清文(小野寺昭)◆川越亘(平田満)◆矢上まどか(大森絢音)◆佐伯章悟(福山雅治)

 

ネタバレ・あらすじ

アマルフィ 女神の報酬

矢上紗江子は亡き夫の思い出の地を娘のまどかに見せるためイタリアへ旅行に来ていました。

しかし美術館でトイレに行ったまどかが行方不明になってしまい紗江子はイタリア日本大使館に助けを求めます。

参事官・西野はG8外務大臣会合に向けて忙しく、研修生・安達を現場へ行かせるがイタリア語が話せないためテロ対策のため到着したばっかりの外交官・黒田を同行させます。

美術館の監視カメラをチェックするとトイレに入ってから出てくる様子はなく姿を消していた。

イタリア語が分からない安達から受話器を受け取るといきなり「警察か?」と聞かれ咄嗟に父親だと嘘をついた黒田はまどかが誘拐されたと分かり紗江子に伝えます。

紗江子のイタリア旅行を手配した商社マン・藤井がまどかが誘拐されたと聞いてロンドンから駆け付けます。

紗江子と同じ部屋にいた黒田は父親を名乗ってしまい犯人から電話があるかもしれないからと説明すると藤井は納得して帰ります。

 

犯人から身代金の要求

イタリア警察は偽物のお金を用意するが、もしばれて殺されたらどうするのかと紗江子は怒ります。

黒田はマフィアにお金が流れるかもしれない場合は渡してはいけない法律があることを説明し落ち着かせます。

ローマの観光地を次々と歩かされる黒田と紗江子だったが、スペイン広場で紗江子が持つ偽金入りのバックを何者かに奪われ監視していたイタリア警察がすぐに捕まえます。

しかし、バックを奪うよう頼まれていただけで何も知らないようでした。

だが誘拐犯と接触した様子が監視カメラに映っているはずだと気付いた黒田は教会前のカメラを調べるため紗江子と一緒に向かう。

バックを奪った者は映っているが誘拐犯が映っていないことから美術館の時と同じだと思い慎重に細かくチェックすると誰も通っていないのにロウソクの火が揺れていることに気付きます。

 

容疑者

黒田は外交官ということで捜査権利がなく参謀管・西野から勝手な行動はするなと注意を受けるが川越大臣がイタリアに到着しても外務大臣会合のスケジュールが急遽変わった事を知ります。

犯人から連絡があったことで逆探知に成功し居場所が南西にあるアマルフィ海岸地区だと分かります。まどかは帰国したら難しい手術を受ける予定だと黒田は知り今度こそは絶対に助けようと思い本物のお金が入ったバックを紗江子に渡します。

何故か犯人からの連絡はなかったが、娘の無事を確認したいと要求したときに送られてきた写真から居場所が判明します。

ロンドンから藤井が訪れ紗江子と二人になりたいと言うので黒田はマンションの下で待ちます。

ローマでは珍しく雪が積もったというのに藤井が乗ってきた車が綺麗なので黒田は不審に思います。

黒田は紗江子を連れてイタリア警察と供に警備会社の監視カメラの映像をチェックすると予想通りすり替えられている事が分かるが紗江子がいきなり銃を取り出しメモ用紙を職員に渡しました。

メモ用紙には警備会社のセキュリティーを停止せよと書かれており職員は要求に応じます。

黒田は藤井に頼まれたのだと思い紗江子から銃を取り返すが再起動するには時間がかかるため、その間に藤井は警備会社セキュリティーを乗っ取り信号などを停止させ街は混乱に陥ります。

 

黒田はこっそりと藤井に仕掛けたGPSを探るとコンサートホールを位置しており急いで向かうがGPSは少女が貰ったと言って身に着けていました。

藤井はクリスマスまでに間に合わなくて御免と言っていたことを紗江子は思いだすと、黒田はクリスマスまでにはまどかを解放する予定だったが何かトラブルが起きたのだと考えます。

またアマルフィに呼ばれたのに犯人から連絡がなかった事で、ただの時間稼ぎではないかと気付き、外務大臣会合が一日ずれた事を思い出し川越大臣と何か関係があるのではないかと疑います。

藤井を調べるよう頼んでいたフリーライターの佐伯から連絡があり商社である藤井は退職している事を知ります。

7年前に当時外務官僚だった川越の政界進出となったバルカニア共和国の政府開発の援助は実は軍事政権に流れていてボランティアをしていた人が亡くなっていたが、その中に藤井の妻がいたことを知ります。

 

結末

藤井から紗江子に届いたメールにはまどかの居場所と佐伯から得た情報が書かれていました。

紗江子は安達と供にまどかの救出に向い黒田は大使館へ急いで向かいます。

美術館にいた係員や清掃員、ホテルのボウイなど被害者遺族であり藤井と供に大使館に乱入して川越大臣を人質に取りました。

なかなか口を割らない大臣に藤井は太腿に発砲し、ボランティアに参加した人達が亡くなりもみ消した事を認めさせました。

駆け付けた黒田は、ここで大臣を殺せば国は大臣に責任を押しつけるだけで何も変わらないと説得します。

美術館の係員だった者はマスコミが知っただけで満足だと言い藤井は銃を下ろしました。

不可抗力とはいえ誘拐事件に関わった黒田は南米に行く事になりました。紗江子は日本に帰国した時にはお礼がしたいと連絡先を教えようとするが黒田は日本に戻る予定はありませんと拒否しました。

イタリア警察に見送られ黒田は空港を後にしました(終)

 

 

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