「白夜行」<ネタバレ・あらすじ>映画化・ドラマ化された東野圭吾・原作を振り返ろう♪ 幽霊のような存在・亮司と魔性の女・雪穂は必ず繋がっているはずだ!!

 

白夜行 (集英社文庫)

 

 

映画やドラマではネタバレした状態で制作されていますが、

原作では亮司と雪穂が接触する場面がなく推理による繋がりが徐々に見えてきます。

「白夜行」に勝るミステリー小説はないと思う人も多いのではないのでしょうか。

 

ネタバレになりますのでご注意ください

ネタバレになりますのでご注意ください 

原作を読んで書いているためドラマや映画とは多少内容が違います

 

 <ネタバレ・あらすじ>

 白夜行 東野圭吾

 

桐原亮司は小学生の頃、図書館で出会い仲良くなった西本雪穂が父・洋介に連れられ廃ビルの中に入っていくのを目撃しダクトから浸入します。

そこで亮司が見たものは・・・父親が雪穂を裸にさせ写真を撮っていました。

切絵が得意でいつも持ち歩いていたハサミで亮司は父親を刺し殺すと雪穂はハサミを取り上げ「殺したのは私だから」と言いました。

ベテラン刑事・笹垣と若い刑事・古賀が捜査するが・・・

生計が苦しかった文代の恋人が事故死、殺される直前に大金を下ろしていた洋介の死体発見、雪穂の母親・文代のガス漏れによる中毒死、これにより捜査は打ち切られてしまいます。

雪穂が自分の体を売った母親に罪を着せ自殺に見せかけて殺し自分を守ってくれたのだと亮司は気付きます。

 

< 中学時代 >

亮司・・・・同級生の秋吉が趣味で撮っていた写真がきっかけで菊池で脅される

雪穂・・・・親戚に引き取られ唐沢雪穂となる。過去を知る同級生の藤村に虐められる。

亮司の母親・弥生子と質屋「キリハラ」の店員・松浦がホテルから出てくるところが写真に偶然映っており亮司にとってどうでも良いことだが殺す動機にはなってしまうので捜査開始をふせぐため菊池の帽子を盗みます。

清華女子学園に通ってた雪穂は藤村が裸で縛られているのを発見し弱みを握ります。

現場には菊池の帽子が落ちており亮司はアリバイを証明してやるからと写真のネガを手に入れました。

<高校時代>

亮司・・・同級生の園村に女性の相手をするバイトを紹介。また「無限企画」の会社を立ち上げる。

雪穂・・・大学受験のため勉強に励む。大学研究所でゲーム作りをしている家庭教師からデーターを盗む。

ホテルで女性が心臓麻痺で死んでしまい園村が自首したいと言ってきたので亮司はパソコンのプログラム作りを手伝わせる事を条件に死体と性行為して助けました。

<大学時代>

亮司・・・大学進学はせず。「無限企画」の仕事をしながらカード詐欺でぼろ儲け。

雪穂・・・サークルダンス部に入り篠塚一成に恋する

篠塚薬品会社専務の長男、篠塚一成の恋人だった雪穂の親友・江利子が襲われる事件が起こる。

サークルに男の声で「倉橋早苗に早く金を返すよう伝えろ」を電話があり、篠塚は元彼女が男を雇って江利子を強姦したんだと思い警察に届けようとするが本人が被害届を出していないからと雪穂は止めます。

雪穂は地主の息子・高宮誠に接近して付き合うようになります。

高校生の頃、バイトで知り合った銀行員・西口奈美江がオンラインシステムを利用しヤクザの榎本の口座に入金していたが、それに気付いた支店長が殺され怖くなり助けを求めてきました。

亮司は潜伏させるからと言い今まで園村が偽造カードを下ろす時に使っていた変装用の衣類を渡し榎本に密告します。偽造カードの罪を着せられた奈美江は榎本に殺され、榎本は横領の罪で逮捕されました。

 

< 大学卒業から4年後 >

雪穂・・・高宮誠と結婚を決める。

亮司・・・ゲーム海賊版でぼろ儲けしパソコンショップをオープン。

高宮は派遣社員の三沢千都留に惹かれており彼女が故郷に帰ってしまうので結婚式前日に後悔しないよう想いを伝えようとしていた。

亮司は警察を名乗り「追っている犯人を逮捕するため張り込みたいが部屋が開いてないので譲ってほしい」とお願いし三沢を遠ざけました。

パソコンショップ「MUGEN]に「キリハラ」で働いていた松浦が訪れスーパーマリオの海賊版を作るようお願いされます。おそらく自分が父親を殺したと気付いているので亮司は断れません。

しかしある日、海賊版が置かれている倉庫が防犯課によって捜査される情報を聞き亮司はブローカーだった松浦を殺して雪穂の育ての親である唐沢家の庭に埋め店で働く園村を残して姿を消します。

 

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< 2年後 >

亮司・・・ソフトウエア開発会社に秋吉雄一の偽名で勤務。

雪穂・・・離婚を企て、慰謝料と青山の物件を手に入れる。

高宮のIDとパスワードを手に入れ生産技術を盗み会社宣伝用に配っていたので東京リサーチ会社から調べられている事に気付いた亮司は三沢千都留に近付き特殊ライセンスを持つ高宮と自分の接点を見付けさせて調査を打ち切らせます。

雪穂はゴルフスクールに高宮を連れていき三沢と出会わせます。ある日、睡眠薬入りのお酒を高宮に飲ませた雪穂は亮司を呼んで顔を殴らせ暴力を奮われたと責めます。

なにもかも嫌になった高宮から離婚しようと言われた時に三沢とデートしていた写真を弁護士に渡しこの時から暴力が始まったと告げました。

 

< リサーチ会社で勤務していた探偵の今枝 >

●従兄と交際中の雪穂を知らべてほしいと篠塚から依頼される。

●笹垣刑事から「桐原亮司」の写真を見せられ三年前に調査していた秋吉雄一だと気付く。

雪穂を調べると中学生の頃、雪穂の母親が亮司の父親を殺したと噂を流していた生徒が襲われ発見者が雪穂だったことを知ります。また大学時代に雪穂の親友に起こった事件も同じ手口でした。

桐原亮司は唐沢雪穂と何らかの関係で繋がっていると考えます。

(ドラマでは刑事を定年退職した笹垣が探偵をしている)

会社を辞めた亮司はハッキングして薬剤師の栗原典子に”秋吉雄一”の名前で近付き恋人関係になります。彼女の家に居候する亮司は小説を書くためのネタ作りとして青酸カリを見たいとお願いして手に入れます。

事務所に戻った今枝はトイレに入って蓋を開けた瞬間に青酸ガスを吸い込み亡くなります。

 

< 庭で死体を発見した雪穂の母親が発作を起こし入院 >

亮司は仕事と言って故郷に向かうが典子が付いてきます。先にホテルに帰るよう言われた典子は思い出だと思い彼の生まれ育った街を写真で撮ります。

亮司は病院に浸入し生命維持装置を外してホテルに帰りました。

従兄が仕事で忙しく葬儀を手伝うようお願いされた篠塚は、雪穂が三店舗目をオープンする準備で忙しかったこと、また彼女と一緒に働く者と会っている時に急に病院から連絡があった事でアリバイを作るためにその時間を見計らって笹垣が調べる亮司が病院に浸入したのではと疑います。

最後まで結婚を反対していたが従兄は聞く耳を持たず・・・やがて篠塚薬品の情報が漏れ出します。

 

< 笹垣の捜査 >

篠塚薬品に侵入したハッカーは病院のコンピューターを経由しておりそこで働く典子を訪ねると秋吉と同棲していた事が分かります。また亮司の生まれ育った街の写真が飾られていたので秋吉雄一が桐原亮司だと確信します。

秋吉”が大阪へ帰った日は雪穂の母親が突然亡くなった日でした。

篠塚の従兄の庭にあった盆栽の中からサングラスの破片を見付けた笹垣は雪穂の実家から運ばれた土だと知り調べると松浦の白骨した遺体を発見するのです。

 

< 桐原洋介が殺され20年経ち時効 >

定年退職していた笹垣は唐沢雪穂の三店目「R&Y」オープンの日であるクリスマスイヴに亮司は必ず現れると確信します。

 

 ●雪穂の実の母の恋人が事故死し洋介を殺した犯人だと疑われていたが車の中から大金は発見されていないし借金返済の記録もなかった。

●洋介が殺された次の日に雪穂の実母が事故死したが小学生の頃の雪穂が風邪薬を飲んでいたとか証言したから自殺となった。

●密室状態であったため犯人はダクトを通って逃げたと分かるが当時ダクトを通れる小学生が犯人だとなぜ思わなかったのか後悔。

●洋介には幼い子に対して性癖があったと知り、狙いは娘の方で大金は文代に渡ったのだと分かる。

●自分の事を守ってくれた亮司に対して雪穂は亮司を守るために母親を殺した。

 

< R&Y・オープンの日 >

街歩く子供達が赤い紙で作られたトナカイの切絵を持っていました。

街を見渡すとサンタクロースの格好をした者がトナカイを配っていて、切り絵が得意だった亮司に間違いないと思い追いかけると、それに気付いた亮司は逃げだします。

ついに、笹垣と刑事達はサンタクロースを追い詰めるが亮司は飛び降りてしまいました。駆け付けると亮司の胸には子供の頃から大事に持っていたハサミが突き刺さっていました。

近付いてきた雪穂に誰なのか聞くが雪穂は知りませんと言い去って行きました。終。

 

< 感想 >

なんとも・・・無念。

小学生だった時に亮司を逮捕してあげていれば犯罪に手を染め続けることはなかったでしょう。

幽霊のような存在となり雪穂を影で支え続けた人生。切ないですね。

それにしてもなんでこんな面白い長編を映画化したのでしょうかね。予想通り映画は本当につまらなかった。映画がつまらなかったと言えば宮部みゆきさんの模倣犯もそうでした。原作がめっちゃ面白かっただけで残念で仕方ない。

ドラマは原作と少し違いますがそれは人物の問題だけでストーリーとしてはほぼ一緒。面白かったですよね。

 

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