作品情報とキャストの紹介
キム・ソナの圧倒的な演技力が話題となった韓国ドラマ・ヒューマンミステリー。
児童相談所のカウンセラーのウギョンは自動車専用道路に立っていた少女を車で轢いてしまってから謎の少女の姿が見えるようになる。
それがきっかけとなり次々事件に巻き込まれていくがバラバラに見えた事件に浮かび上がる共通点と人物。
事件の真相が解き明かされるとき衝撃的なラストを迎える。
ネタバレあらすじ/17話から最終話まで
第17話/閉ざされた記憶の扉
ウギョンは大先生の家を訪ねると詩が書かれた本のページが口に詰め込まれた状態で亡くなっていました。
「好きだった詩を思う存分に味わわせたかった。赤い涙をなぜ知っているか聞きに来たんですか」とウンホが現われます。
自首してと驚いているとジホン刑事から電話を受け「ハヌルセンターと大先生に恨みを抱いているウンホは危険なのですぐに帰って下さい」と言われます。
ウンホからライフルを向けられていたのでウギョンは「大先生の家にいますがウンホはいません」と告げて電話を切ります。
家に到着したジホン刑事たちは応援を要請した後ウギョンの携帯を追跡します。
ウギョンを連れて車を走らせるウンホは最初は偶然の出会いだったと話し始めます。
パク医師はパク・ジヘの釈放に憤りを感じていたので2人で秘密サイトを作り招待するとその中にミン・ハジョンがいました。彼女の名義で携帯を作り、パク・ジヘに仕事を頼みたいと呼び出し始末したがパクジヘを殺害したことへの罪の意識に耐えられなかったパク医師は自らの命を断ってしまいました。
そんな時ハヌルセンターでハナを目撃し母親を殺害しました。またソラの母親とは展示番で出会い妻ドンソクには殺す事が出来なかったので自分が実行、ハナの父親も自分が実行しハジョンには自分で選択するようメールを送ったと・・・
「良い事をしたと思っているのか、ピンナは母親の死など望んでいなかった」
「僕を責めるんですか、僕が尊敬していたのも頼りにしていたのも大先生です。子供は親の支配を愛だと勘違いしてしまう。そこを切らないと」
ウンホは母親に捨てられた場所に到着すると待っていたかのように「来ましたね」と言いました。
ジホン刑事がやってくるとウンホはウギョンにライフルを向け人質に取ります。
「緑色の服の子が誰か思い出しましたか?思い出したら僕のようになるから死んだ方がマシです。地獄の苦しみが分かるから」
ウギョンは私を殺したら娘ウンホにとったらただの殺人者になるだけだから銃を下ろしてと訴えると動揺したウンホは1度は銃を下ろすが再び銃口を向けたときジホン刑事の銃弾にやられ命を落とします。
なぜウンホは母親に捨てられた場所に連れて行ったのか、
なぜ思い出したら僕のようになると言ったのか、
気になるウギョンは7歳より前の記憶がない事でユン先輩の催眠治療とカウンセラーを受けることにします。
一方、ウンホがなぜ急にベラベラと自白したのか疑問に思うジホン刑事は今までの会話を思い出し誰かを庇っているのかと疑います。
第18話/浮かんでは消える正体
ウギョンはソラの母親がお店を出したのでお祝いに行くとウンホの写真を見付けるが日付が罠を仕掛けて追いかけた日だったので本当に「赤い涙」なのかと疑います。
ジホン刑事に相談すると彼も主犯格は別にいると思っていました。
ユン先輩のカウンセリングを受けるウギョンは継母の機嫌を取りたくて近寄っていた事を思い出すが妹のセギョンは距離を取っていました。
「祖母に家から帰ってきたとき、セギョンが別人に・・・」
恐怖を克服しながら少しずつ進んだ方がいいとしてユン先輩に起こされます。セギョンが何で祖母に預けられたのか調べる過程で継母には実の子がいた事、そして祖母の家に預けられていない事を知り驚きます。
直接どうゆう事か聞くと継母は「わたしが子持ちの人と結婚したらあんたら親戚が罵倒してきたんだ。一生懸命育ててたのにあんたまで責めるのか」と激怒して倒れてしまい病院に運ばれます。
ジホン刑事はウンホを調べると11歳上の兄がいる事を知るが調査すると戸籍が消えていました。ハヌルセンターの相談役であるユンがアメリカから帰化した記録がありハヌルセンターの情報も仕入れられるのでウンホの兄ではないかと疑います。
そんな時、殺人事件の報せがあり向かうと被害者の子供シワンがハヌルセンターで世話になっていた事を知ります。
ジホンから報せを受けたウギョンは階段から自ら転落して怪我をした子だと伝えます。すると赤い涙から久しぶりだとチャットが入ります。
誰ですかと尋ねると「妹と緑色の少女ではなく私のことを知りたいのか、選択しろ」と言われ緑色の少女の事を警察に話さない約束で聞きました。
「では、始める、その前に継母は信用するな」
妹セギョンに預けられていた時の事を憶えているか聞くとデパート火災があって怖かったと言いました。
第19話/追及
継母は病気で細胞移植が必要だと知りウギョンは「血縁関係がなくても一致する人はいるはず」と伝えるが自分の人生だからと拒まれます。
治療法があるなら試すべきと訴え骨髄バンクに勝手に登録すると継母は怒り出したので「命を賭けてまで隠したい秘密があるのか、聞きたいことはたくさんあるから絶対に助ける」と言い放ち出て行きます。
そして探偵を雇い継母のことを調べるよう依頼しました。
ジホン刑事は強盗が金庫を簡単に開けていた事を不審に思い調べると警報が煩いから解除しろとシワンの母親から要求されていたと知り、念のためスマホとパソコンを押収します。
シワンの妹は事故死だったが秘密サイトには児童虐待と書き込みがあったので調べるとシワンによる過失致死だと分かります。階段で喧嘩して突き落としてしまったが10歳未満だったので刑事処分がなかったのです。
シワンはしっかりしているはずだと思うウギョンは「階段から落ちたら人はどうなるのか」と聞かれた事を思い出します。
もし自分の犯行なら聞くわけがない、自分に何か伝えようとしていたのだと気付きジホン刑事に頼んで会わせてもらうと妹は日頃から父親に暴力を受けており「階段で喧嘩して突き落としてしまったと警察に言え」と脅されていた事を知ります。
赤い涙の犯行なら虐待されていた事を知っていた事になる、それはカウンセリングを担当していたユンではないかとジホン刑事は疑います。
ユンが帰化する前の名前はジョン・ブラウンだと分かるがシワンの母親が二日前に開設した口座に被害額1億8千万が記録されていました。
母親を連行し「夫殺害の罪を被ることになる。警報を止めて招き入れたはずだ、赤い涙か」と言い放つと明らかに動揺したので追い詰めると「夫から解放してやると言われただけで何も知らない」と赤い涙との接触を認めました。
ウギョンは妹セギョンと型が一緒で移植できるとドクターから説明を受けます。セギョンは継母の実子だったと知るがどこかで予感を抱いていたのであまり驚きませんでした。
ウギョンはユンの催眠療法を受けると本当の妹セギョンは幽霊で見ていた緑色の服を着た少女だったのだと知ります。ウギョンは継母の機嫌を取るためにうまくやっていたがもっと幼かったセギョンはそこまで頭が回りません。
そして本物のセギョンは亡くなったのだと知ったところで治療は終えました。
「セギョンと一致したわよ、良かったわね。妹の代わりに自分の娘を連れて来たのは何故だ」
結婚せず子供を産んでいた継母、子供の父親は逃げてしまったので母親に預け、再婚して他人の子(ウギョンとセギョン)を育てていたが、セギョンが遊園地で行方不明になると自分子をセギョンとして育てようと父親に言われ従っていただけだと継母は言います。
ウギョンは嘘だと言い放つと、継母は話を変えセギョンは急性肺炎で父親によって預けられ何処かで生きていると言いました。
結末・第20話/太陽と月の真実
ユンがウンホの兄だと断定しジホン刑事は連行します。
弟が亡くなったのに名乗りでなかった理由は何だと聞くと弟が殺人者だと仕事が出来なくなるからと答えました。
ハヌルセンターで再会したが育ってきた環境があまりに違うため会話は特になく留学生の示談金を肩代わりするぐらいなのに弟には冷たい対応でした。
シワンの母親に病院を紹介した人物が容疑者だと聞くと「共同研究に参加したのは僕だけではないしウンホの兄だから殺人犯と疑ったのか、お粗末で視野が狭いな」と挑発され、ジホン刑事は掴みかかります。
「センターの情報とウギョンの情報、そしてハナとシワンを知りウンホが守りたかった人物、それはユンしかいないから気を付けて」
ジホン刑事から忠告されたウギョンは赤い涙から「妹の遺体を探せ、継母は嘘つきだ」とメッセージが届きます。完全犯罪でよくあるケースは何か聞くとずっと目の前で保管していた犯人がいたと聞かされ実家に向かいます。
セギョンは「祖母から花のようにかわいいソンイ」と呼ばれておりずっとあだ名だと思っていたが本当の名前だったのだと知ります。
「罪を償いたいなら手術をして私の面倒をみてちょうだい」と告げると継母は頷きました。
実家に到着したウギョンは父親が書いた家の設計図と発見すると妹が嫌っていた暖炉が設計にありませんでした。
ウギョンは暖炉を破壊して掘り始めると中から緑色のワンピースと白骨遺体が・・・
手術を終えた継母を連れて実家に連れて帰り暖炉の前に突き出します。
「別の家に預けた子が何で暖炉で発見されるんだ、説明しろ。子供を埋めた場所で今までよくご飯食べたりおしゃべりできたな」とウギョンは怒鳴ります。
お風呂に入らないからと体罰を与えるとセギョンはそのまま亡くなってしまったのです。ウギョンが記憶を失った事でソンイを連れ戻しセギョンとして育てたのです。
継母はずっと苦しんできたんだ、わざとじゃないし・・・と反省するどころが怒りをぶつけてきました。怒りが込み上げるウギョンはハンマーを振り上げるが緑色のワンピースを着た少女に手を掴まれ「ごめんねセギョン」と涙を流し抱き締めます。
セギョンに止められたウギョンは警察に通報するが公訴時効の成立で不起訴になりました。
「満足か、許せるか」と赤い涙からメッセージをもらったウギョンは考えます。
ジホン刑事はユンがアンチディフェンス療法していると知ります。薬物で催眠状態を作り患者の記憶には残らず記憶を盗むやり方で問題にあげられた事がある療法です。
赤い涙から送られ続けるメッセージでウギョンは依頼するがそれは罠でありユンがやってきた時に「やはり先輩だったのね」と声をかけます。
「怒りでいっぱいで殺したいほど憎んでいるが裁きを下せる資格はない」と告げると隠れていたジホン刑事は銃口を向けながら近付いてきます。
「君は正しい」と観念したユンは素直に取り調べに応じ罪を認めました。アンチディフェンス療法でウンホの壮絶な地獄を知り怒りが込み上げ2人は共犯者(赤い涙)となり子供を虐待する親を殺すようになったのです。
継母を許せない、この先許せる自信もないウギョンは憤りを感じながら現われた緑色のワンピースを着たセギョンを抱き締めました、終。