台湾ドラマ「悪との距離」ネタバレ感想(最終話)6話から10話あらすじを結末まで紹介

作品情報・キャスト

台湾版エミー賞と称される金鐘奨では異例の史上最多14ノミネート6部門受賞をはじめアジアの複数のアワードを受賞

2年前に起きた映画館での無差別殺人事件で息子を失った報道局の副局長・宋喬安は新人アルバイトの李大芝の適性を見抜き編成業務を任せるが彼女は息子を殺した殺人犯・李暁明の妹だった。

李暁明の弁護士・ 王赦は悪徳弁護士と世間から批判を浴び遺族から汚染物を投げられたりしながらも揺るぎない信念で職務に奔走する。 すると黙秘を続けていた李暁明が心を開きかけたとき事態は急変する。

宋喬安(アリッサ・チア)劉昭国(ウェン・シェンハオ)王赦(ウー・カンレン)李暁明(ワン・コーユエン)李大芝(チェン・ユー)應思悦(ゾン・ペイツー)など

 

1話から5話のネタバレ感想はこちら

全10話

 

ネタバレあらすじ/悪との距離

 

第6話・銃声のあと

李大芝が無差別殺人犯・李暁明の妹だと知ったSBSニュース副局長・宋喬安は彼女を尾行するよう命じます。

兄が銃殺され両親と共に火葬するために引き取りに行くとSBSニュースの記者から取材攻撃を受け今まで雲隠れしていた事で遺族から強く批判されます。

李大芝は何で家まで撮ったのかと押しかけると宋喬安はカメラを回しいきなり取材を始めます。殺人犯の家族には生きていく権利はないのかと訴えると息子の生きる権利はないのかと言われます。

「メディアの権力で勝手に人を決め付けている。これも社会的殺人だ」

李大芝は自分の面倒を見てくれていた應思悦に銃殺された李暁明は兄なんだと伝えます。

 

劉昭国は妻のやり方を否定し「少なくても当事者に取材許可を得るべきだった」と叱責します。李暁明は逮捕された時に「有名になりたいから」とつぶやいており報道の仕方を考えないと有名になりたい理由だけで同じような事件が起きてしまうと訴えます。

李大芝と連絡が付かないことで言い過ぎたと心で思う宋喬安は李暁明のニュースを止めるよう伝えるが李大芝の両親が訪ねてきて娘の行方が分からないと言われます。

「私が殺したのね、居場所なんて知るわけない」と激怒して追い返すと「君が両親と言い合っているのを編集した。ニュースにしたくないだろう」と廖紐世に言われます。

 

弁護士・王赦は李大芝の両親と共に彼女を捜すとちょうど應思悦と出くわし部屋で引き籠もっていることを知らされます。

母親は娘の無事を確認して安堵し心配させないでと頬をひっぱたきます。そして李暁明の妹なのに面倒を見てくれていた事を深く感謝します。王赦は應思聡が早期精神病と診断され幼稚園も問題せず不起訴になった事を應思悦に伝えます。

(部下を尾行させてニュースにするのは騙し、そして李大芝には何の罪もない、それなのに顔をさらけ出してニュースにするのはまさに社会的殺人、これで自殺したらどうすのか。自分の苦しみとは別問題だよね。劉昭国の協力のおかげで映画館にも行けたし一歩進んだかしら)
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第7話・いじめ

李大芝は自分がいると宋喬安を傷付けるだけだと思い荷物を取りに行きます。

「報道を変えたい、そのためにはそれに関わる者が変らないと、でも何をしたらいいか今は分からない」と報道への想いを伝えます。

お世話になったお礼と兄に変って謝罪を伝えるが宋喬安は何も返さず行ってしまいます。

 

SBSニュースは李暁明を真似た模倣事件が起きたと報道していたが「息子は知的障害と精神障害がありイジメをずっと受けて不登校になっていた。真似たわけでもないし息子の面倒を見る事に私は疲れてもいない。報道を訂正し謝罪しろ」と動画が上がります。

マスコミに追われた母親は子供を連れて失踪してしまい父親が届けを出したことでネット上に拡散されます。

犯人は「李暁明・万歳」と叫んでいたことで模倣犯ではあるが報道の仕方を見直し失踪した親子を守るためにもまずはネット上に上がった動画を消去させます。

 

母親が息子を連れて身を投じ遺体として発見されたことでSBSニュースには非難の電話が殺到します。

宋喬安と廖紐世はカメラを持たずにお線香を上げに行くが他者の報道部から謝罪に来たのかと囲まれてしまいます。遺族を刺激しないよう報道は自粛するべきだと訴えるが父親が「マスコミ出て行け、お前等が殺したんだ」と暴れます

(難しいね・・・苛められてたから、病気だからといって人の命を奪っていいわけない。精神科の先生も犯罪を犯す前に入院させたいがそれを否定する者もいるし退院させてすぐに人の命を奪うと己を責めてしまう。)

 

第8話・人は皆病んでいる

ネットでずっと脅迫を受けていた美媚が早産してしまい赤ん坊は危篤状態となります。

王赦は妻がずっと脅迫を受けていたことを義父から知らされ「信念を持つのは結構だが家族を優先して考えろ、大事に育ててきた娘をこれ以上苦しめるな」と叱咤されます。

 

病から社会復帰しようとする應思聡だが昼休憩が5分しかなく薬を飲む時間がありません。自分を非難する幻聴とたたかいながら何とか仕事を終えるが家に帰っても幻聴が止まらずシャワーを浴びるときに薬を流してしまいます。

應思悦のカフェを手伝う李大芝は大学の先輩に気付かれます。事件が起きてから連絡が付かなくなったので距離をとるが「あの時は連絡する勇気がなくて」と謝罪されます。和解すると應思悦の勧めでデートする事になり久しぶりに穏やかな時間を過ごします。

帰宅すると應思悦が婚約者と喧嘩していました。應思聡が酔い潰れていると連絡を受け李大芝も同行して迎えに行きます。

 

李大芝がカフェで働いているのが記事になり店にマスコミが殺到します。記事を確認した李大芝は大学の先輩の仕業だと分かり自棄になって殺してやるとマスコミに怒鳴りつけます。

應思悦に宥められ落ち着きを取り戻す李大芝は両親の記事も出ていたのですぐに逃げるよう電話します。すると今度は應思聡が刺激を受けてしまってマスコミにくってかかり應思悦はシャッターを閉めます。

(應思聡は友人と心配してくれる姉がいるから頑張ってほしいね。正直、一番考えさせられる問題、理性があるから考えてしまうけどいざ家族がなったら面倒みる場合の方が多いとは思う、だけど婚約者ふくめ相手の家族から受け入れられるかはまた別問題ですよね。これは病気に対して理解があるかどうかだが症状がさまざまだから難しい。・・・にしても李大芝がかわいそうでならない。)

 

第9話・夜明け前

李大芝はシャッターを開けるよう應思悦にお願いするが王赦しかいませんでした。李大芝の両親のもとに記者が殺到するが逃げずに取材に答えると家族は関係ないという世論の声が大きくなります。

両親の謝罪をテレビで目にした李大芝は騙された事に我慢できず大学の先輩に詰め寄るが後を追ってきた應思聡が「盗聴などしやがって」と殴り付けました。

「君は君、李暁明の妹ではなく李大芝だ」と應思聡に励まされ李大芝は幸運が訪れるように笑って暮らすと決意し大声で笑います。

 

應思悦はマスコミが殺到したときに婚約者に助けを求める電話をしたのに「そんな人と付き合うな」と電話を切られていました。

「引っ越して店を出そう、李暁明の妹も弟の病気も隠しているし・・・」と言われた應思悦は二人とも家族なんだと言い放ちます。

李大芝と應思聡は帰宅すると「病気は祖先の不道徳な行ないが原因、ふざけた家族だ」と婚約者が暴言を吐いていたので應思聡は激怒します。

 

記事になったことでカフェに遺族たちが押し寄せ李大芝は頭を下げると卵を投げ付けられます。それを見ていた應思聡は盾になって守り死んでしまった彼女と重ね「一生守るから引っ越そう」と言います。

應思聡の言葉に元気付けられる李大芝だが、應思聡が幻聴だけでなく幻覚を見るほどになっていました。

應思悦が婚約解消すると伝えたのを聞いていた李大芝は自分がいたら店がめちゃめちゃになり負担になるから引っ越そうとするが「店と結婚については事実だがあなたのせいじゃない、結婚は一緒に向き合える人とする。逃げ続けられないと言ったのはあなたでしょ。頑張ろう」と優しい言葉をもらいます。

 

(王赦は美媚が早産してからだいぶ変ってしまいましたね。依頼人とはたっぷり時間を作っていたのに謝礼金をくれる人とばっかりいるようになった。どっちかに偏りすぎる性格なのね。それにしても應思悦は尊敬できる人ね。カフェで働きながら弟の面倒だけでなく李大芝を守り更に父親のお見舞いにも行っている。私なら精神病んでしまっている。精神科医も入院しなくても大丈夫なのに入院させたい家族がいるから大変ね。ただ正直、あそこまで激怒して暴れる人の面倒は見れないな・・重たい話ばかりね。これは自分自身に余裕がないとなかなか向き合えない)
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最終回/第10話・未来に向かって

新たなSBCニュースの幹部との編成方針の違いにより宋喬安は左遷されてしまいます。

症状が悪化して幻覚を見るようになった應思聡は自宅から姿を消してしまい部屋に血痕が残っていることで應思悦と李大芝は捜しに行きます。

他人に被害を加えてからでは遅いため通報してから精神病棟に向かうと担当医と宋喬安がいました。事情を話すと担当医は妻が危険だと走り出し宋喬安が「妹は大丈夫なのかしら」と口にした事で姉妹なんだと李大芝は驚きます。

事務所に行くと應思聡はガラスの破片を握りしめ暴れていたが宋喬平が中に入ってこないでと指示し應思聡を宥め落ち着かせました。應思悦は弟を入院させた事と血痕解消したことを父親に伝えに行きます。

 

王赦がやりたくない仕事ばかりしているのに気付いた美媚は自分たちのためだと気付き本来の志を忘れないでと伝えます。

妻を守れなかったことで自分を責めていた王赦は今まで受け取っていた謝礼金を返しもう力にはなれないと伝えます。

カウンセリングを受け心の闇から解放されつつある宋喬安は娘と劉昭国との関係もよくなります。カフェのお客さんが減ったことで李大芝は積極的に路上に出てビラを配ります。

「笑う門には福来たる」

李大芝と應思悦は大声で笑います。

 

感想

最後は皆が前を向いたし應思聡も元気に退院したから見てる方も楽になった。3年後のカフェには弟と同じような病気を持つ者を雇っているし新しい恋も実りそうね。應思悦は本当尊敬できる人だった。

王赦が加害者の家族と被害者の家族の和解の場を設けたけど理解出来るようで出来ていない何か複雑な心境だ。加害者の家族は謝ることしか出来ないし被害者の家族は許すことはできないでしょう。だけど許せないけど怒りをぶつける相手が違うから最後にはすいませんと言う。この話し合いで・・・答えが出ない、難しい。

李大芝と宋喬安がまた一緒に働いているのはいいね。再発防止のためにはすぐに罰するのではなく病気も含めて向き合わなければという事を訴えていたのかな、報道によるレッテル貼りの改善に乗り出すところも見たかったかな。