作品情報・キャスト
サンフランシスコ湾に浮かぶ脱獄不可能とされたアルカトラズ刑務所から脱出。
護送されたフランクは別の刑務所で一緒だった兄弟と意気投合したチャーリーと共に脱出計画の準備をコツコツ始める。
ネタバレあらすじ/アルカトラズからの脱出
1960年。
ゴールデンゲードブリッジからサンフランシスコ湾を眺めるとエンジェル島とアルカトラズ島が浮かび上がっている。
小さなアルカトラズ島には極悪人だけが収容されるすべて独房のアルカトラズ刑務所があります。
また刑務所は全島むき出しの岩盤で造られた事でザ・ロックと呼ばれ、潮の流れが激しく水温が低いため人間が泳ぎ逃げることは不可能となっている。
入所したフランク・モリスは朝食にパスタが出たのにスプーンしかない事を知ります。
食べる気失せたモリスは向かいに座っていたリトマスにあげるが彼は自分に懐いていつも一緒にいるネズミに分け与えていました。
本係のイングリッシュの手伝いに回されたモリスは脱獄した者は誰もいないと聞かされるが絵が得意な囚人ドクから「通風パイプがあるからそこから外に出られる」と言われます。
絵を描くのを禁止にされ趣味を失い絶望したドクは木工作業中に斧で自分の指を切断しました。
エプロンのポケットの中に菊の花があるのに気付いたモリスはドクが入れたの気付きます。
顔見知りでもあったジョン、クラレンス、アングリン兄弟と再会したモリスは脱獄する手はあるかもしれないと伝えます。
通気口を外すため毎晩モリスは爪切りで壁を掘っていたのです。
理髪部にいるジョンは髪の毛、衣料部にいるクラレンスはレインコートなど脱獄に使えそうな道具を盗み出し身代わりの首人形やボートを作ります。
作業は夜に行い独房で隣にいるチャーリーが鏡を通路に出して監視し看守が来たら知らせます。
モリスはアコーディオンを注文しそれで掘った穴を隠します。
結末
通気口を取り外す事に成功したモリスは首人形をベッドに置いて通気口から入り込み上に登ってみます。
シャフトづたいに屋根裏まで行けたが天井まで鉄柵が邪魔して行かれませんでした。電気のコンセントを見つけたモリスは電気ドリルを作り取り外します。
食事の席でボートと救命ジャケットが完成次第決行しようと話し合います。その時、刑務所長がやってきてドクの形見として持っていた菊の花を没収されそれに怒ったリトマスが発作を起こし亡くなってしまいます。
「どうせこの刑務所から生きて帰れた者はいない」と挑発されモリス達は睨みます。
何かと揉めていたウルフに挑発され喧嘩をすれば両成敗で独房を移されるので今夜消灯後に決行すると伝えます。
モリスは背後から刺されそうになるが気付いたイングリッシュに助けられます。
屋根裏で落ち合うが穴掘りに遅れたチャーリーだけは間に合いませんでした。
モリス、ジョン、クラレンスの3人は煙突を登って屋上に出ることに成功しました。
レインコートで作ったボートと救命ジャケットを背負い外階段を下り金網を乗り越えます。
そして急いでボートを膨らま3人でしがみつきながら泳ぎました。
翌朝、首人形に気付いた看守は警報を鳴らします。
消灯から9時間後、大規模な捜索活動が展開されます。溺死体が発見されると思っていたが無駄な努力に終わりアルカトラズ刑務所は1年後閉鎖されました。
感想
注文すればなんでも手に入る刑務所なんですね。
紙粘土で通気口の型を取ったりするのは理解できだがレインコートでどうやってボートや救命ジャケットを作ったのか?また電気ドリルをどうやって作ったのかよく分からなかった。
しかも電気ドリルでパイプを外すために1本外して登ったわけですが…必要あったんでしょうか。
実話という事で調べるとモリス達は2年間に渡ってボートや首人形を作り上げたのですね。すごい執念ですが監視は緩かったと考えられますね。
ただ生存も死亡も確認されていないので脱獄は成功したかは分からない。