監督=豊田利晃
吉野ルイ(藤原竜也)
川嶋流美(水原希子)
新野風(松田龍平)
吉村悟(板尾創路)
祝一雄(永山絢斗)
神村賢(長野茂)
サクラ(原田麻由)
カオル(北村有起哉)
ナミ(大楠道代)
< ネタバレ あらすじ >
I'M FLASH!
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新興宗教団体「ライフ・イズ・ビューティフル」の教祖である吉野ルイは毎晩繁華街に繰り出し女性と遊んでいました。
1人カウンターで飲んでいた川嶋流美に声をかけると良い雰囲気となったため世話係の吉村悟を店に残しドライブに出かけました。
しかし教団についていろいろ聞いてくる流美はいきなり拳銃を取り出し「死を恐れるなって言ってなかった?ガソリンは満タンよ」と言いました。
流美の妹は「ライフ・イズ・ビューティフル」の信者であり自殺してしまったのです。
「なんで妹は死んだのか?あなたが殺したのよ」
銃口を向ける流美だが妹を助けられなかった事を悔やみ苦しんでおり「あなたが死んでも私は苦しみから逃れられない。自分の死を見届けてほしい。自分を救って欲しい」と涙します。
自分の言葉では人は救えないのだと気付かされたルイは流美と話しているうちに自分も死んでもいいと思うようになります。
夜道、ルイと流美が乗る車と青年が乗るバイクが衝突します。
青年は即死、ルイは幸い無傷だったが流美は昏睡状態となってしまいました。
世話係の吉村悟はルイが死亡事故を起こした事で南の島に避難させ新野風、祝一雄、神村賢をルイのボディガードとして雇いました。命を狙われているのかと聞かれた吉村は「それは私には分かりません」と答えました。
ルイは海へ潜り、祭壇に祈りを捧げる日々を送ります。
ボディガードの3人は「ルイは何考えてんのか分からない。普通は逮捕だろ、犯人隠蔽の罪で俺たち逮捕されんじゃないか」と愚痴ります。
そこへルイの姉サクラがやってきて「飲酒運転による事故だとマスコミにばれてるぞ、何やってんだ」と罵声を浴びせます。
ルイは「こんな教団ない方がいい。解散する」と伝えるが、祖父の代から家族が作り上げてきた教団であり絶対権力を持つ母ナミが許すわけないだろとサクラは怒鳴ります。
中身は女性であるルイの兄カオルが「死んだらダメだよ」と訪ねてきます。
カオルはルイが決めた事をとやかく言わないけど自分の面倒は見てねと言いました。
カオルは「歴代教祖である祖父や父のドクロには穴が空いてるけど調べさせたら銃弾の痕だった。気を付けなさいよ」と言い去っていきました。
ルイは祭壇に向かい調べると確かにドクロには銃弾の痕がありました。
素潜りをして戻るとヒットマンに襲われます。ルイは抵抗せずに振り向くが銃弾はすべて当たらずすり抜けていきました。
銃声を聞いたボディガード3人が駆け付け銃撃戦となり新野がトドメを撃ちます。
母親ナミに呼び出されたルイは嫌々ながら吉村に連れられ会いに行きます。
教団を続けなさいと言われるがルイは「猿芝居は飽きた。もう決めたんだ」と断ります。
ルイは帰る時に兄から抱きしめられるが耳元で「早く逃げろ」と言われます。
ボディガード3人は吉村から「サクッとやっちゃって」とルイの暗殺を命じられます。
祝は「なんだか気が乗らないな…」と呟くが新野は「やるしかないんだろ」と平然とします。
見送ったナミは「無理よあの子はもう。。サクラの9歳になる息子を4代目教祖にするしかないわね」と言いました。
ルイは「人の人生そんなに傍観してて楽しいか?」と聞くと新野は「人生ってそんなに楽しいもんなんですか?、嘘くさい芝居苦手なんですよ」と言いました。
ルイは「見せてやろか」と新野の前に手をかざすが砂を掴んで投げ逃げます。
ルイはそのまま流美のお見舞いに行くが彼女の昏睡状態は続いたままでした。
翌朝、ルイは捕まえた魚を浜辺で焼きボディガード3人に食わせます。うまいと口にする3人にルイは「銛で一発で仕留めた魚はストレスないからうまいんだよ」と言いました。
「人間も同じですかね、苦しまない方が天国に行けますか」と新野に聞かれ、ルイは「天国なんかない。気持ち良くなって消えるんだよ。。殺してくれよ」と言いました。
祭壇に用意した最後の晩餐会。テーブルの真ん中にはドクロが置かれます。
「ライフ・イズ・ビューティフルに乾杯しましょうか」と言った祝の頭をルイは「そんなものはいらねぇよ」といきなり頭を撃ち抜きました。
銃撃戦となり神村の足を撃ち抜いたルイは外に出て海の中へと潜ります。
海に潜るルイはあの日の事を思い出します。
"流美から「1人で行くから降りて」と言われたルイは運転を代わり、一緒に死んで互いの中で生きる事を誓い、キスを交わしてアクセルを踏み込んだことを"
「深い海に潜るとき、僕たちは一緒だ」
ルイは水面に上がった時に新野に撃たれ、最期に見た光は流美を目覚めさせる光だった。
「神様になった気分はどうだ」と新野は呟きました。