作品情報・キャスト
衝撃的な結末。
この家には誰かいる!!。子供が日光アレルギーなので光がない屋敷で出征した夫の帰りを待つグレース。前に屋敷で働いて3人が訪ねてきたので使用人として雇うがピアノの蓋が勝手に開いたりロックしたドアが開いたりと怪奇現象が次々と起こる。
ネタバレ・あらすじ
アザーズ
1945年第二次世界大戦終戦間近、
チャネル諸島のジャージー島にある屋敷で未亡人グレースは子供2人ニコラス、アンと暮らしています。
ニコラスとアンが日光アレルギーなのでランプの灯りだけで生活しており偏頭痛を起こすため騒々しい物は何一つ置いていません。
使用人が急に姿を消したため新しく募集広告をだすと庭師の老人タトル、家政婦の老人ミルズ、そして口が利けないリデァが訪れます。
グレースは募集広告がまだ出てない事を知り問いただすとミルズ達は飛込みで来たものであり何年も前にこの屋敷で働いていた事が分かります。
グレースは泣声が聞こえニコラスやアンのもとへ駆け付けるがアンはビクターという名前を口にし彼が泣いていたと言います。
この屋敷は部屋がいくつもあり出入りする時や奥の部屋へ行く時は前のドアの鍵を必ず閉めるのが決まりだが開いていた事でミルズとリデァはグレースから厳しく怒られます。
怪奇現象
子供2人に嘘をついたら死んだあと地獄に行くことをキリスト教を通して教えていたがアンは目撃した姿と回数を紙に書いていて、そこには4人の絵が描かれていました。
グレースは目の前でドアが開いたり声が聞こえたりしたので誰かが入り込んだと疑います。
一つの部屋から19世紀に流行ったという死者のアルバムを見付けるが気味が悪くなり捨てるようお願いします。
ミルズがいた時はたくさんの使用人がいたが、一家がロンドンに移ったことで最後は3人になった知ります。
結核が流行ったことで島を離れることになりその時からリデァは話さなくなったのです。グレースは人に言えない何かが、その頃にあったはずと考えます。
夜中にピアノの音が聞こえ銃を構えながら部屋に入るとピアノの音が消えます。
ピアノの蓋を閉じ部屋を出た瞬間に鍵が閉められたのでミルズを呼び鍵を開けて入るとピアノの蓋が上がっていました。
アンが今まで本当のことを口にしていたのだとグレースは確信します。
神父に会いに行く途中、ひどい霧に覆われ進むのが困難になるが戦死したとされた夫、チャールに再会し屋敷に連れて帰ります。
しかしチャールズは前戦に戻るため、お別れを伝えるために戻ってきていました。
結末
ある朝すべての部屋のカーテンがなくなっていて、アンとニコラスを安全な場所に連れて行きます。
グレースはリデァが何か知っているはずだと問い詰めるが、ミルズとタトルが現れ今は日光アレルギーなんて治っているかもしれませんと言います。
ミルズ達が自分等を怖がらせて屋敷を追い出すために来たのだと思い鍵を返却させ使用人を解雇しました。
アンとニコラスは夜中に屋敷を脱走し森に行くと3つの墓石を見付けます。
その墓石にはミルズ、タトル、リデァと描かれていました。
屋敷の中ではグレースがミルズ、タトル、リデァの死者アルバムを見付け1891年に死んでいたことを知ります。3人は結核で亡くなっていたのです。
グレースはアンとニコラスを殺し銃自殺していたのです。
侵入者が生者でありグレース親子はミルズ達と同じように死者だったのです。生者達は霊能者を使いグレース達がいることを突き止め引っ越していきます。
アンとニコラスは日に当たりながら「ここは私達の屋敷だ」と誓います。生者と死者が共存して生活しなければならないのです。