作品情報・キャスト
ロサンゼルスのビーチサイド地区ヴェニスで探偵をするスティーヴは依頼を受けギャングのボスから車を取り返すが目を付けられ愛犬を誘拐されてしまう。
必死に追うがボスの妻が麻薬と愛犬を盗んで逃走していた。
ネタバレあらすじ/バッド・ウェイヴ
古い豪邸の間にビルが建ちハイテク企業が増え個性的な店が姿を消しつつあるロサンゼルスのヴェニス。
不祥事を起こし警官を辞めたスティーブは騒がしいこの街の中で唯一探偵免許を持ち行方不明のノラを探せと彼女の兄弟から依頼されます。
助手のジョンが発見したので監視して連れて来いと命じるが超美人なためその場で体を重ねてしまい兄弟に襲撃されます。
「捜せとは依頼したが寝ろなんて言ってない」
裸のまんま逃げ出したスティーブは盗まれた愛車を取り戻す事を条件にピザ屋を営むティーノに助けられます。
麻薬組織の一味スパイダーの家にピザを届け、トイレを貸してほしいと頼み書庫から車を盗み出します。しかし、銃弾を浴びる中ぶつけながら逃げて来たのでティーノに届けた時にはボコボコな状態でした。
スティーブはサーフショップを営む親友デイヴを訪ねると離婚問題を抱えており持ち前の元気を失いつつありました。
久しぶりにデイヴとサーフィンを楽しんだ後、妹ケイティを訪ねます。ケイティは夫に貯金を持ち逃げされたので妹思いのスティーブは支えているのです。
また姪テイラーには大事な愛犬を毎晩預かってもらっています。
スティーブは愛犬を連れてビーチで遊んでいるとユダヤのルーと呼ばれる不動産屋から依頼を受けます。
「落書きアーティストが物件に描いているので困っている」
スティーブはアーティストの知り合いが多いため「借金を返せば協力してくれる」と金を出させようとするが「両親の家を譲るから引き受けてくれ」と提案されます。
スティーブはジョンに落書きアーティストを捜せと軽く命じるが壁から垂れた青いインクが後頭部から消えなくなり頭にきて本格的に捜すよう命じました。
いつものように愛犬を姪テイラーに預けに行くが泥棒の被害に遭いテレビやゲーム機が盗まれたと知らされます。
愛犬もいないと知ったスティーブは頭にきて調査するとどうやらスパイダーの部下だと分かります。
スパイダーの家から車を盗んだのに堂々と訪ねて行ったスティーブは当然殴られへこみます。
「15歳の姪が心を痛めている」と訴えるとスパイダーは「車と窓と車庫の賠償金4000払えば犬はサービスする」と言われます。
ヴェニスで一番冷酷な金貸しをするユリに金を貸してくれとスティーブは頼みます。
どうせなら多い方がいいと5000貸してくれと頼むと「面白いやつだから貸すが返さなければ命はない」と言われます。
また「俺が犯人を見つけなかったらお前は数千万失う、本気で探して欲しいなら家をタダでくれ」と交渉するとルーは受け入れました。
家をタダでゲットしたスティーブはウキウキ気分でスパイダーに金を渡すがヤクと愛犬を連れてルペが姿を消したと言われます。
怒ったスティーブはテレビを叩き壊すがそのテレビは盗まれた姪の物でした。
「大量のヤクを盗んだルペを見つけてくれたら金は返す」
スティーブは金を3倍にしろと要求するとスパイダーは承諾し「すぐに取りかかれ」と言いました。
ジョンはルペがよく行く店に行き写真を見せて聞き込みを開始すると姉妹でモーテルにいると突き止めます。
また画廊を周り落書きアーティストはサルヴァドールという名前である事もジョンは突き止めていました。
偶然会ったサルヴァドールのファンだというノラと一緒に捜査するうちに2人は恋人関係となります。
ホテルの場所をジョンから伝えられたスティーブは侵入し愛犬を発見するがオカマに襲われ逃走しました。
スティーブは離婚届にサインして家を追い出されたデイヴに「お前の人生があって俺が存在する。なんでも協力するから元気になってくれ」と励まします。
デイヴは離婚した妻に必死で作ったサーフボードを渡したくないと思いサインする前に在庫をすべて売り払っていました。
スティーブは「5000ドルと利子を払わないと殺される」と相談すると「俺の金はお前の金だ」と売上金を渡されました。
これでユリに返済できるため恩に着ると受け取りタダで手に入れた家に「いつでも泊まってくれ」と鍵を渡しました。
サルヴァドールを発見したとジョンから連絡を受けたスティーブは会いに行き消えない絵の具で顔に落書きしてやります。
スパイダーから「早くしろ、24時間以内だ」と迫られたスティーブは家からまったく出ないデイヴに「犬を取り戻してヤクを奪うから一緒に行くか」と誘います。
まずはルーから安く買いたくてサルヴァドールに落書きさせた不動産屋カーターを脅しルーに払う賠償金2200万ドルとデイヴのための新築マンションの一戸を警察に黙っている事を条件に手に入れました。
結末/バッド・ウェイヴ
スティーブとデイヴは万が一の時のために隠していた武器を鞄に詰め込みます。
モーテルを監視しているとルペがオカマと一緒に出てきました。オカマを電気ショックで気絶させトランクに押し込みルペは手錠を使いハンドルと繋ぎます。
ヤクの残りはプリンスに売ったと知ったスティーブは少しのヤクをばら撒き警察に通報しました。
プリンスがアジトとするBARに乗り込み「スパイダーの使いで来た」と店員に伝えると「オスカーが女を寄こしたぞ」と言われます。
スパイダーの側近である部下のオスカーが黒幕なんだと気付いたスティーブとデイヴは爆発しない手榴弾とショットガンで脅しブツを奪います。
ノラの恋人になったジョンに説得され兄弟が謝罪に訪れました。
スティーブは寝たら殴られたのになんでジョンは殴らないのか聞くとノラ母に気に入られたからだと言いました。
ちょっと複雑だが助かったからいいやとスティーブは納得すると「俺たちに出来ることならなんでも言ってくれ」と言われたので兄弟に協力してもらいスパイダーの家に押し掛けます。
スティーブは背後からオスカーに拳銃を突きつけられ身動きできなくなるが「ルペとの関係をスパイダーは知っているのか」と口にすると、それを聞いていたスパイダーはオスカーを射殺しました。
デイヴがヤクを持っていくとスパイダーは「約束通り犬と金を渡す」と言いました。
スティーブは愛犬と再会し抱き締めます。
型破りなやり方で問題を解決したスティーブはバーベキューをして楽しんでるとジョンから「そっちに行かれそうもない」と電話があります。
写真撮影で忙しかったので「そうか、気にするな」とさっさと切ってしまうがジョンは拘束され「スティーブはどこだ!」とプリンスに脅されていました。