映画「バンコック・デンジャラス」ネタバレ結末/成功率100%の孤高な殺し屋

 

作品情報・キャスト

1999年の映画レインを同作品の監督であるオキサイド、ダニーのバン兄弟が2008年にリメイク。

孤高の殺し屋ジョーは成功率100%で世界中飛び回っていました。人と関わらず孤独だったジョーは引退を決意するが最後の仕事で耳の不自由な女性と出会い心を奪われ・・・。

◆ジョーを演じるのはニコラス・ケイジ、他、◆コン(シャクリット・ヤムナーム)◆フォン(チャーリー・ヤン)◆スラット(ニラティサイ・カルジャルック)

 

ネタバレあらすじ

 バンコック・デンジャラス

寝るときも食事をするときも、どんな時でも1人で生活するジョーは孤独ではあるがそんな状況にも慣れていました。

言われた場所に行って言われた事をやるだけで報酬もかなりいい。

そんなジョーの仕事は成功率100%の世界を股にかける殺し屋、依頼を受けプラハに飛び護送される軍人を狙撃しました。

 

「質問するな」~善悪は存在しない

「仕事以外で人と関わるな」~信用していい相手はいない

「すべての痕跡を消せ」~姿なく入り込み何も残さず去る

「引き際を知れ」~不安がよぎったら腕が落ちる前に引退する

 

ジョーは教えをしっかり守る殺し屋、そろそろ引き際だと悟り「あまり危なくない仕事で大金を稼ぎ永遠に姿を消す」ことを決意します。

最後に選んだ仕事はバンコクに行き4人殺すこと。

 

人が近寄らない場所に居所を確保したジョーは金が欲しそうな使い捨てできるクズを雇うため夜の繁華街を出歩きチンピラのコンに声をかけます。

「鳴ったら絶対に出ろ」と携帯を渡し「時間厳守」、指示に1分でも遅れたら報酬はなしだと伝えカリビアン・クラブに行きダンサーの女オームから荷物を預かれと命じました。

コンはクラブに行き×印を付けた紙幣を見せるとブリーフケースを渡されました。

ケースの中には始末する人物の資料が入っておりジョーは顔を頭にたたき込んで資料を燃やしケースを返しに行くようコンに命じました。

ジョーはターゲットの人物が信号待ちしている間に射殺しバイクを走らせすばやく使った銃を川に投げ捨てます。

報酬が振り込まれているか確認したジョーは怪我をしていたので消毒液を買いに行くと耳の不自由は女性店員フォンと出会い心を奪われます。また運びをさせているコンもダンサーのオームに心を奪われておりイヤリングをプレゼントしました。

 

遅れてやってきたコンは顔に傷がありケースが破損していました。金を盗んだ連中に見つかり暴行を受けたコンはなんとかケースを守りぬいたが中身を見てしまいでジョーが殺し屋だと知ってしまいます。

ジョーは痕跡を残さないため、いつもなら始末するが何故か自分を見ているような気がして教師になることにしました。

次のターゲットの写真を見たコンから「女を苦しめている悪党だ」と教えられジョーは宿泊しているホテルに行きプールで泳いでるところを襲い事故死に見せかけました。

ジョーは薬局に出向きフォンをディナーに誘うと、彼女の笑顔を見ているだけで癒やされ初めての感情を持ちます。

 

依頼人である裏社会の大物スラットは互いに正体を明かさないまま契約を結んでいたが相手のことは知るべきだと思いケースを取りに来るコンを尾行するよう部下に命じていました。

コンはある程度ジョーから教育されていたのでバイクで戻るときに尾行に気付きます。

連絡を受けたジョーはフォンとデート中だったが場所を指定しケースを受け取ると携帯を入れてわざと追ってに拾わせます。

ジョーは「 取り決めを守れ、次約束を破ったら家族を始末する 受け渡しからやり直しだ」とスラットに電話で言い放ちました。

正体を明かさないがジョーは必ず依頼人がどんな人物が前もって調べているのです。

水上マーケットを行う「ダムヌンサドゥアク」にコンと共に向かったジョーだがコンが売り手に執拗に迫られた事で船が揺れてしまい失敗します。目が合ったターゲットは危険を察知して逃走しジョーは岸沿いを走るバイクを盗んで追いかけなんとか始末しました。

 

結末

急速に接近し合うジョーはフォンの実家にも招待されデートを繰り返すようになります。

関わった者を始末するための注射器を投げ捨てたジョーは彼女から「あなたといると幸せ」と書かれた紙を渡され喜ぶが4人に動くなと銃を突きつけられ咄嗟に返り討ちしにしてしまいます。

フォンは驚いて怯えるように去ってしまいます。

なんとか理解してもらおうと彼女の家に向かうがカーテンを閉められてしまいます。

 

最後のターゲットは立派な人だとコンが評価する政治家でした。

政治的暗殺は契約になかったので「断って終了する」か「仕事をして大金をゲットする」かジョーは迷います。

政治家を仕留めるのは簡単だが逃げ切れるかが問題でした。

その頃、正体を知られたスラットは捕まったらやっかいだと思いオームを人質にとってコンを呼び出します。何も知らないコンは出向いてしまい「ジョーの居所はどこだ」と暴行を受けます。

コンは愛するオームがこれ以上暴行されないようジョーの居所を話してしまいます。

 

ジョーはパレードを行う政治家を始末するため狙撃準備に入るがどれだけ国民から愛されているか分かり躊躇していると警察に発見され逆に狙撃されてしまいます。

人混みに紛れて逃走したジョーは「ためらわずに逃げる・立ち塞がるものは誰だろうと始末する」を教訓に住居に戻るが侵入者に気付き「痕跡を残さない」と予め作ってあった爆弾を放り投げ窮地を脱出します。

ジョーは最後にフォンを一目見たいと自宅を訪ね挨拶を終えると、コンを救うためスラットのアジトに襲撃をかけブレーカーを落とします。

コンに銃を渡しオームと一緒に逃げるよう伝えたジョーは逃げるスラットを追い詰め相手の車に乗り込むが警察に包囲されます。

ジョーは最後の任務ではじめて自分の仕事を後悔し、すべてを終わらせるため自らの頭を銃で撃ち抜きました。

 

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