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映画「ビブリア古書店の事件手帖」ネタバレ・あらすじ/ 秘密の恋(感想・キャスト)

邦画ドラマ

 

 

情報・キャスト

三上延の小説を黒木華の主演で三島由紀子監督が映画化したミステリー。

古書店「ビブリア古書堂」店主・栞子は極度の人見知りだが好きな本の話になると一方的にベラベラ話してしまう癖がある。ある日、亡き祖母が残したサイン付きの夏目漱石の本を持って大輔がやってきます。

推理力と洞察力がある彼女は大輔の祖母が秘密の恋を経験したことまで見抜くのだが・・・

篠川栞子(黒木華)五浦大輔(野村周平)稲垣(成田凌)五浦絹子(夏帆/渡辺美佐子)田中嘉雄(東出昌大)

 

ビブリア古書店の事件手帖

 ネタバレ・あらすじ    

 

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漱石全集

祖母・絹子を亡くした五浦大輔は優しかったのに1度だけ4歳の時に殴られた事を思い出します。

それは何よりも大切にしているから絶対に触るなと言われていた「漱石全集 第八巻 それから」の本を手にとってしまったからです。

その時の祖母がとても怖くて大輔は成人過ぎた今でも文字だけの本が読めません。

大輔は本を手にしパラパラめくっていると祖母の若い時の写真、そして「夏目漱石 田中嘉雄」のサインを発見しました。

古書店ビブリア古書堂の値札が挟まっていたので大輔は自転車を走らせ訪ねると50万の本が売られていたので驚きます。

店主の篠川栞子は極度の人見知りだが「漱石全集は全部で30種類あるがこれは初めて刊行した岩波書店のもので夏目漱石の弟子・小宮豊隆が解説しているんです」とテンションあがります。

また鋭い洞察力と推理力があり艦艇を追えると栞子は「大輔という名前は祖母が付けた事、そして勝手に本を触って殴られた事」を言い当てました。

 

祖母の秘密

大輔はなんで分かるのかと驚き持ち帰って頑張って「それから」を読むが動悸や冷や汗が酷く結局は主人公の名前が「代助」という事しか分かりませんでした。

大輔はもう一度ビブリア古書堂を訪ね「本を読めなくなった自分にも祖母の秘密を知る権利がある」と訴えると栞子は「開業した年の値札なので53年前に田中嘉雄が買って送った本で夏目漱石のサインは祖母が書いたんでしょう」と言いました。

自分の所有物を示す蔵書印が八巻だけには押されていなかった事で八巻だけを持っていてそのあとで全巻セットを買い重複した八巻を処分して本棚に並べたのだと栞子は推します。また本を送った相手の名前を書く献呈署名は真ん中に書かれ左側に著者名が一般的だが「田中嘉雄」が左側に書かれている事で最初は「田中嘉雄」だけが書かれてあったのだと言います。

大切な人から送られた本だが夏目漱石と後からサインしたのは人には知られてはいけない恋をしていたんでしょう。

大輔は本が送られる年寄りも前に祖母が結婚した事、そして「それから」はよその奥さんを奪ってしまう話だと母親から知らされます。

無職の大輔は栞子が足を怪我して松葉杖を使っている事もあり「それから」を朗読してもらう条件でアルバイトを始めました。

 

古書交換会

栞子と大輔は古書交換会に行くと漫画ネット販売をする稲垣と出会います。

太宰治の本で登場する大庭葉蔵の名を使って稀覯本を買いあさっている話を耳にするが稲垣は「うちは盗まれてばっかりだ」と言いました。

栞子はネット販売専門なのにどうやって盗まれたのか聞くと直接持ち込んできた本を査定してる間に盗まれたのだと言いました。また届けるにも途中までしか住所が書かれていなかったので困っていました。

栞子は持ち込まれた本がすべて日に焼けていて煤の匂いがしたので大きな窓があって暖炉があると推理し煙突がある家を訪ねると家主は驚きます。

魔が差してしまったのだと謝罪するが大輔はそれでも盗んだのだから犯罪ですと言い放ちます。

しかし栞子は視力を失う前に早く読みたかったのだと分かり気持ちは分かると告げると稲垣はしばらくお貸ししますと言いました。

 

栞子の秘密

本ばかりに栞子が夢中なので大輔は彼女を背負って山を登り絶景を見せてやると喜ばれます。

母親に捨てられ泣いてばかりだった栞子は古書店をしていた祖母に本を読んでもらって立ち直れたのだと言いました。

「私に秘密があったら聞きたいですか」

顔を近付けられた大輔は「き、聞きたいです」と返事すると栞子はシャツのボタンを外していきます。大輔は目を背けるが栞子は首からぶら下げていた鍵を見せ「なぜ松葉杖をついているのか、それは二ヶ月前に突き落とされたからです」と言いました。

鍵で金庫を開け祖父から譲り受けた太宰治の本物のサインがある初版「晩年」を出してきます。アンカットのままで帯付きで署名が入った初版はおそらく一冊だけであり300万の値打ちはあると予想できました。

栞子は太宰治の展示会があって貸した事があり「道化の華」に出てくる主人公の名前(大庭葉蔵)を名乗って「売って欲しい」とメールが来るようになったのです。

何回も断っているうちにメールの内容が乱暴になっていき、ある雨の夜に「僕の晩年はどこだ」と階段で突き落とされたのです。

 

どうしても「晩年」を守りたいから大庭葉蔵を捕まえるために協力して欲しいと頼まれた大輔は祖母の若い写真に晩年が映っているのに気付き同じ本かと思うが帯が付いていないのでおそらく違うと栞子は言いました。

しかし机の様子から田中嘉雄は作家かもしくは作家を目指していた人だと推理し晩年は彼の本だろうと言いました。

栞子は売りに出す事をネットにアップし展示用の偽物を用意して大庭を誘き出す作戦に出ます。

しかし、近くのラーメン屋で稲垣と食事して戻ると盗まれていました。本物は無事ではあったが本が荒らされていたので栞子はショックを受けます。

稲垣は本のためにここまでするかなと呆れるが危険だから誘き寄せようなどとは考えない方がいいと言います。

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秘密の恋

作家を夢見る田中嘉雄は食堂でカツ丼を食って帰ろうとすると背が高いあまり頭をぶつけて気を失ってしまいます。

目が覚めると食堂店主の妻・五浦絹子が「豪快でしたね」と笑っていました。ネタ作りのための手帖を見られてしまった事に気付いた嘉雄は本を読むのか聞くと「吾輩は猫である」しか読んだ事がないと彼女は言いました。

それから嘉雄は本に興味を持って貰おうとオススメの本を持って何度も食堂を訪ねるうちに距離が近くなっていきます。

そして本を読みながらついに手を握るが店主が帰ってきてあわてて絹子は手を離します。

 

嘉雄は太宰治のようになりたいと話すが「私は嘉雄さんの小説が読みたいです」と絹子に言われ嬉しくなり閉じこもって書き始めます。

絹子は頻繁に会いに行くようになったため妻の様子がおかしい事に店主も気付き始めます。

「太宰のように頼まれたらどうしますか」と聞かれた絹子は「どんなに辛くても生きてさえいればと思うので生きろと言います」と言いました。

嘉雄は「晩年」に書かれている「自信モテ生キヨ 生キトシ生クルモノ スベテ コレ 罪ノ子ナレバ」と言いました。

嘉雄は自分の小説が出たらもう一度一緒に晩年を読んで欲しいとお願いするが書き上がった小説を送ると出版社から才能を感じられないと手紙が送られてきました。

 

お見合いを半ば強引にさせられた嘉雄は絹子を呼び出し「あなたじゃないとダメなんです。僕と一緒に逃げてください。一週間後に待ってます」と告げその時に「それから」を渡しました。

絹子は妊娠している事に気付きます。「それから」を読み終えると嘉雄の気持ちを受け止めそっと出て行こうとするが店主に止められ「その子は俺の子だ」と言われます。

すべて気付かれていたのだと知り絹子は嘉雄の想いを持ちながら家に留まりました。

 

嘉雄は完成させた小説「切通坂」を持って食堂を訪ねるが絹子のお腹が大きかったので妊娠したのだと知りカツ丼を食べて帰りました。

 

結末

大輔は晩年を持っていたら栞子が危険だと思い預かるが夜中スタンガンで襲われ奪われてしまいました。

謝罪しに行くと栞子から偽物だと知らされ奪われてしまったものの信じて貰えなかったのだとショックを受けます。

「本を愛する気持ちが理解できないと思ったから・・・」

本を読めない大輔は稲垣に手伝って貰えば良いと告げバイトを辞めました。栞子は妹から「人には本にはない気持ちがあるんだからね」と言われます。

 

大輔は騒いでいる男がいたので目を向けると稲垣から本を盗んだ男がいました。

しっかり目見えてるじゃないかと詰め寄ると「稲垣に金を渡され芝居するよう頼まれたんだ」と言われます。古書堂を荒らしたのも稲垣に金で雇われたからだと知り大輔は急いでビブリア古書堂に向かいます。

稲垣は家が火事になったとき祖父が最後まで晩年を守ろうとして命を落としてしまったのでどうしても欲しかったのです。

その頃、栞子の前に「バイトが都合よく止めてくれて助かった」と稲垣が現れました。

栞子は詰め寄られるが妹が本棚を押し倒すと稲垣は下敷きになります。そこへ大輔が到着し栞子を連れて逃げます。

海岸沿いに追い詰められ大輔は栞子と晩年を守るため盾となって稲垣と格闘します。このままでは大輔は危険だと思い栞子は「もう終わりにする。本だけがすべてじゃない」と晩年を海に投げ捨てました。

 

稲垣の本名は田中としおで大輔と同じく祖父は田中嘉雄だったのです。

田中嘉雄が残した「切通坂」を読んだ栞子から「自分で読んでみてはいかがですか」とすすめられ大輔は頑張って恋の物語を読みました。

そして「僕の存在にはあなたが必要です」と伝えると栞子は微笑みました。

 

感想

映画ストーリーとしてはとても話がまとまっていて描き方も綺麗ですね。

しかし私は個人的に不倫とか人の妻を奪うなど大嫌いなので共感はできませんでした。

「この本を読めば私の気持ちが分かります」って・・・自分の口でいいなよと思ってしまうしそれはあなたの気持ちではなく感化されているだけだと思う。

あのまま駆け落ちしていても絹子が幸せになったとは思えない。そしてこの手の話は被害者の気持ちが無視されているので好きになれない。

描き方が綺麗なだけにちょっと複雑。それにしても成田凌さんは変人の役がおおいですね。

 

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