映画「ブルー・マインド」ネタバレあらすじ(視聴感想)思春期の少女の身体に異変

 

作品情報とキャストの紹介

思春期、心も体も急激に成長する少女ミアは転校先で居場所を作ろうと積極的に目立つグループに話しかけます。

最初はパシリ扱いだったが徐々に受け入れられボス的な存在であるジアンナと友情が芽生えるが身体に異変が起こり始める

リーザ・ブリュールマン監督が手掛けた「ドラマ」と「ホラー」が混じったスイス映画は作品賞含む3部門に輝いた。

ミア(ルナ・ヴェドラー)ジアンナ(ゾーイ・パステル・ホルトゥイツェン)ガブリエラ(レグラ・グラウヴィラー)ミカエル(ゲオルク・シャーレック)ネリー(ルー・ハルティナー)

 

ネタバレとあらすじ

 ブルー・マインド

親の都合で新しい町に引っ越してきた少女ミアは転校先で居場所を作るため一番目立つグループに「火ある?」と積極的に話しかけるが無視されます。

ミアは思春期であるため何が不満で何にイラついているのか分からず「友達はできた?」と心配して近寄ってくるママを突き飛ばしてしまいます。時間が経てば落ち着きママに謝罪しベッドに潜り込みます。

ある日、タバコを吸いながら下校するとグループのリーダー的存在ジアンナに「仲間になりたいなら最初はパシリから」と話しかけられます。

 

ジアンナの家に付いていくとやらしい動画を見せられ経験ないミアはすぐに気付かれてしまい勝手にSNSを登録されます。

ジアンナは失神するのが気持ちいいと感じる変わった人であり他の女性はやりたくないと訴えるなかミアは「やって」と近寄りました。

失神している間、ミアは海の中にいました。

帰宅したミアは何故か水槽に泳いでいる金魚を捕まえて口に放り込み食べてしまうが気持ち悪くなってトイレで吐きます。

 

ジアンナ達が学校を抜け出してショッピングに行くと言い出したのでミアも付いていきます。

みんなと同じようにミアは化粧品や衣類をバッグに詰め込んで店員から逃げます。

SNSに男から連絡があり最初は無視していたが「会ってみる?」とおもいきって返信します。

しかしお風呂に入ると足の指の間に水掻きが出来ていて誰にも言えずスリッパを履いて隠すが魚が消えた事に気付いたママから心配され「トイレに流した」と伝えると叩かれます。

身体の成長と共に泳いでいる魚を食べたり水掻きが出来たりと「異変」を相談できないミアは病院に行き健康かどうか調べて欲しいと訴えます。

医者は思春期の頃は身体に異変が起こると軽く見ておりミアの足を見て「合指症は先天性で生まれつき、手術すれば治る」と言いました。

生まれつきではない事を訴え血液検査をするが医者でも分からない病気なんだとミアは一人泣き崩れます。

 

ミアは経験がないためSNSで知り合った男に「やりたい?」とメールしました。

そしてジアンナ達に「今日やるの」と伝えると「35歳のじじぃ、まぁ経験豊富でよい」とホテルまで見送ってくれます。

男はミアがすごく若いため戸惑うが横になるよう要求し開始します。

しかしミアの足には謎の痣も出てくるようになっており、それをあれこれ聞いてくるのでミアは男を突き飛ばして部屋を出て行きます。

外にいたジアンナ達に「ヤッたの?」と聞かれ首を振ると「だと思った」と言われ行ってしまいます。

みんなの仲間になるためにもミアはクラスメイトの男の家に行き勢いで抱かれ経験しました。

 

みんなでハッパを吸いハイになって酒を飲んで踊って楽しみます。

ミアは酔っ払ったジアンナを泊めると家庭のことを聞かれ「私は養子かも」と言いました。(医者から先天性だと言われた時に親で同じ症状の人はいないのかと聞かれたため)

ジアンナも離婚してママが出て行ったきりであるため本当のママはいないから一緒ねと言います。

ジアンナと友情が芽生えるミアだったが足の痣はどんどん大きくなり広がっていきます。誰にも相談できない事で様子が変だと思われ両親からセラピーを受けろと言われてしまいます。 

 

結末

成長と共に自分の身体はどうなっていくのか・・・

授業で魚の解剖をしていると無性に食べたくなり教室で一人になると口に放り込んでしまいます。

生徒に見られた事や痣がある事が広まり何かの病気持ちではないかと噂が広まります。

セラピーに行き「自分は異常だ、本当の親もそうに決まっている」とイライラをぶつけ帰宅すると本当の親なのかどうか調べるためママの部屋をあさってしまいます。

「本当の母親は誰なの!!」

「私も本当の娘なのか自信がもてなくなってきたわ!!」

 

ハイになってパーティーに参加し踊って楽しむがジアンナが溺れ沈んでいきます。

寝ていたミアは「誰か助けてくれ」という男の声で目覚め、海に飛び込んで救出するがやたらスムーズに泳げた事や息が続いた事を不審に思いトイレで確認するとエラみたいな模様が脇腹に出来ていました。

「もうほっといて、私に構わないで」とミアは泣きじゃくるがジアンナだけは本当に心から心配します。

とにかく自分を忘れたくて酒浸りになり男に抱かれまくるミアだがジアンナが「病院に行かないと」と助けに来ます。

男達もミアの身体を見て何か病気が移るのではないかと恐れ離れ、ミアは泣きながら走って帰宅します。

 

朝目覚めると身体が人魚になっていました。

息苦しくなり浴槽に水を貯めて入ると楽になりました。ミアが話せるのはジアンナしかいませんでした。

ジアンナはミアの身体を引きずって水をためた荷台まで運びます。ジアンナの携帯を借りたミアはママに電話を掛けて幸せだった想い出を語りました。

そして浜辺でジアンナに抱きしめられミアは感謝を伝え海に入っていきました。

 

感想

ジアンナは多分女性が好きなんでしょうね。友情というよりジアンナはミアに対して恋心を持っていたように感じられました。

ところでミアは本当に養子なんでしょうか。たぶん違うのでしょうけど3歳ぐらいの女の子が浜辺で1人で彷徨っている場面が最初にあるので拾われたのかも知れないですね。

ママに対しては最初はただ単に誰にでもある反抗期だったかも知れない。しかし反抗している今だからこそ弱音を吐けないしましてや相談も出来なかったのかも知れない。そして思春期だからこそ友達にも嫌われるのではないかと恐れ相談も出来ない。

あまりにもかわいそうで、そして苦しい。

最後は私は人魚なんだと受け入れ吹っ切れた表情をしていたので良かったですね。

 

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