作品情報キャストの紹介
映画業界で働くことを夢見るニューヨーク生まれの青年ボビーは、業界の有力者である叔父フィルを頼ってハリウッドにやってくる。フィルの秘書を務める美女ヴォニーに心を奪われたボビーは、映画スターやセレブリティを相手に、フィルの下で働きながらヴォニーと親密になっていくが、彼女には思いがけない恋人の存在があった。
ネタバレあらすじ
カフェ・ソサエティ
1930年代、夢を持った人々が全米からハリウッドに集まっていました。
映画業界の有力者フィルは豪邸なパーティーを開いていると「ボビー(甥)がハリウッドに行くから何か仕事を見つけてあげて」と姉ローズから電話がはいります。
ブロンクス生まれのボビーは希望を持ち初めて故郷を離れます。父親マーティは宝石職人でフィルの事をユダヤ人の恥だと思っており気難しい母親ローズとよく喧嘩になります。
教授レナードと結婚した姉エヴェリンには娘がいて、稼いでいる兄ベンの裏の顔はギャングだがボビーは知りません。
ハリウッドにやってきたボビーはフィルのオフィスを訪ねるが会議中だったり家族旅行に出掛けてしまったりとすんなりいかず会えたのは3週間後でした。
フィルは毎日雑用を与えることにして秘書ヴォニーに街を案内するよう命じました。
スターが住む豪邸を次々と案内するヴォニーだが「見栄を張らなきゃいけないから大変」と言いました。
ボビーは美人で街の誘惑に流されないヴォニーを好きになるが彼女はフィルの愛人でした。
毎週土曜日に街を案内されるボビーは勇気を持って恋人がいるのか聞くとジャーナリストの恋人がいると彼女は答えました。
ボビーが昇進して脚本を読む仕事につくとヴォニーは「お祝いしたいからあなたの家で料理を作る」と言いました。
フィルにディナーに誘われたヴォニーは「妻カレンと離婚する」と言われ喜びボビーとの約束をキャンセルしました。
しかし、ボビーは付き合って1年の記念にルドルフ・ヴァレンチノの直筆の手紙をプレゼントすると申し訳なさそうにフィルは離婚できないと言いました。
寂しさから「恋人に捨てられた」と泣きながらボビーの家を訪ねました。
「君を見た瞬間に恋に落ちた」と勇気を持ってボビーは告白します。
失恋を忘れさせようとボビーの真心ある愛にヴォニーは惹かれ始めます。
この街に失望したボビーは結婚してニューヨークのグリニッジビレッジの小さな部屋で住もうと告げます。
フィルに呼び出されたボビーは「愛する人と一緒にいたいから妻と別れることにした。でもカレンは悪くないから罪悪感さいなまれて…」と相談されます。
相談に乗ったあとボビーは「故郷を離れてニューヨーカーだと分かった。うまくいけば紹介してくれたヴォニーと結婚します」と報告します。
フィルは彼女の新しい恋人が甥なのかと驚きます。
ボビーはフィルから相談された事をヴォニーに話してしまったため彼女はフィルの気持ちを知ってしまいます。
ヴォニーはフィルを選び、ボビーはオフィスでルドルフ・ヴァレンチノの直筆の手紙を見て2人が恋人関係だったのかと知ります。
結末
失恋したボビーはニューヨークに戻るとベンからナイトクラブの仕事をもらいます。
ボビーはハリウッドで知り合ったテイラー夫妻と交流を持つと妻ラッドはモデル達に店を紹介してくれました。
ラッドのアドバイス通り改造して店名も新しくすると最高の酒と美女で有名な店へと生まれ変わり、ボビーは金持ちと有名人と接するようになります。
ボビーは離婚したばかりの笑顔が素敵なヴェロニカと恋人関係になり彼女の妊娠をきっかけに結婚しました。
生まれた子をスーザンと名付けハドソン川の近くに超しました。
ある日、フィルとヴォニーが店に遊びにきました。ヴォニーがハリウッドでのセレブ生活を自慢げに話すのを見てボビーはがっかりします。
しかし、フィルが忙しいので街を案内しているうちに2人は恋人関係だった頃の気持ちを思い出します。
密輸に脱税に殺人と悪事を働くベンは街を出た方がいいと警告されたボビーだったが時すでに遅くベンは逮捕されてしまいます。
知り合いに頼んで優秀な弁護士を雇うが裁判は予定通り進み第一級殺人を含む全罪状で有罪になりました。
電気椅子での処刑が決まり、ユダヤ教には来世はないためベンはキリスト教に改宗しました。
ベンのスキャンダルか逆に店の人気を上げ投資家はハリウッドにも店を開けと言いました。
高級ホテルに泊まれるようになっていたボビーはヴォニーに連絡し思い出話をするが2人とも「もう会わない方がいい」と思います。
2人は新たな人生を歩むため別々の場所で新年を祝いました。