作品情報キャストの紹介
エネルギー開発に挑む若きエンジニアのエディは水素によるエネルギー開発の実験に成功したが忘れ物を取りに戻ると研究室で博士の遺体を見付けるが脱出してから爆破が起こった事でFBIに犯人だと間違われ追われる身となります。
プロジェクトの基金援助員シャノンも何か隠していてその背後には・・・
ネタバレあらすじ/チェーン・リアクション
シカゴ大学の若きエンジニアであるエディはバークレー博士のプロジェクトチームに参加し新しいエネルギー発生装置の開発に挑んでいました。
世界は石油に依存し、その資源の獲得をめぐって戦争が起きてしまうため新しいテクノロジーを開発し世界の人々に無償で提供したいのです。
エディの閃きによって水素によるエネルギー開発実験に成功したプロジェクトチームは祝杯をあげるがムーア財団の基金援助員シャノンは「テロ国家の悪用を防ぐために成功した事は秘密にした方がいい」と博士に進言していました。
しかし、バークレー博士とチェン教授は1時間後に発表しようとパソコンを操作させます。
エディは深酔いしてしまった物理学者リリーを自宅まで送りバイクを取りに研究所に戻るが警報が鳴っているのに気付き急いで駆けこむと博士が袋を頭から被らされて死んでいました。
心臓マッサージを試みるがすぐに離れないと危険だと察知しバイクを走らせると大爆発が起こりました。辺り一面焼け野原となりなんとか無事だったエディは「これは殺人です」とシャノンに連絡しました。
FBI捜査官であるフォードとドイルは研究チームのメンバーから聴取を取るがチェン教授が行方不明でした。
リリーの家には「残りの研究データーを持って早く待ち合わせ場所の上海に来なさい」とファックスが届いていたが彼女はチェン教授はこんな言い方しないから罠だと言いました。
嫌な予感を抱いたエディはリリーを連れて自宅に帰ろうとしたがアパートの前にパトカーが止まっていたので隠れます。
エディとリリーは何が起きているのか分からず信用するシャノンに会いに行くと「25万ドルの金と通信装置はなんだ?」と聞かれます。
FBI捜査官が家宅捜索によって発見したと分かり、まったく身に覚えがないエディはリリーが言っていたように罠だと気付き始めます。
チェン教授からリリーのもとへファックスが届いていた事も聞かされていたシャノンは自首を勧めてきたがエディははっきりするまで警察も信用出来ないと伝え親友マギーの天文台に身を隠します。
チェン教授、リリー、エディの3人は容疑者として指名手配されます。
シャノンはバージニア州の「C-システム」に出向き「また仕組んだな、とにかくFBIには手を引かせろ」と施設責任者コリアーに訴えました。
エディはリリーが受けたファックスの送信元を追跡すると中国北京の会社を経由しアメリカ技術産業評議会(防衛産業やエネルギー業界の圧力団体)にたどりつきました。
シャノンはエディから電話を受け報告されるが警察に盗聴されていると気付き電波を妨害してマギーの元にいろと伝えます。
公衆電話で連絡していたエディはFBIから連絡を受けた地元警察に気付き急いでリリーを迎えに行き逃走するが警官に追い詰められ銃を突きつけられます。
その時、ヘリコプターに乗る何者かが警官を狙撃し「早く逃げろ」と言いました。
FBIは不透明な存在であるムーア財団がどうも怪しいと疑いエディは無実ではないかと思い始めます。そして陰で操っているのはCIAに違いないと思い国家の安全保障のためでも国内では人殺しは許さないとシャノンに訴えます。
シャノンは警官が殺されたと聞きコリアーの部下の仕業だとすぐに分かります。
コリアーは捜査の目をエディに向けるために罠を仕掛けたと伝えるが警官を射殺してしまっては唯一装置の周波数を知っているエディが殺されてしまうところだったとシャノンは怒ります。
シャノンは博士と教授と装置だけ手に入れた段階で成功だと思っていたがコリアーは妨害して手柄を立てようと勝手に暴走していたのです。
コリアーはエディを捕まえて装置を完成させ、用済みとなったエディを始末しようとしていました。
エディとリリーは無人の家で潜伏していたが二人組の男に襲われます。逃走する車の中で男の身分証をチェックするとC-システムの者だと分かります。
エディは花屋を利用し暗号を届けさせると受け取ったシャノンは解読して会いにやってきます。
「実験を完成させるんだ。君の唯一の友達だ」
結末/チェーン・リアクション
エディとリリーは黒幕がシャノンだと分かるがシャノンを尾行していたFBI、地元警察がいるのに気付き逃走します。リリーが拉致されるのを目撃したエディは車のナンバーを覚え無人のパトカーに勝手に入り込み調べます。
作業員に扮したエディは通気口を取って施設に侵入するとリリーだけでなくチェン教授も拉致されていたのだと知ります。
実験をさせられているのが分かるエディはリリーと目が合います。
周波数がうまくいかず実験が失敗したのを目にしたエディはみんなが去ったあと研究室に入り正しい周波数をパソコンに打ち込みます。
翌日、成功したとコリアーや研究員は喜びます。
エディは「仲間と出頭する。C-システムで待つ」とFBIにメールを送ると何故急に実験が成功したのか疑うシャノンに見つかります。
シャノンは「フリーエネルギーが登場したら世界中で株が暴落し世界経済は一夜にして壊滅する」といいました。
「いつかは破綻する。人類は馬鹿じゃないから発想を変えるために今こそテクノロジーを隠さずに公開するべきだ」
コリアーが姿を見せるとエディは実験装置を制御不能にさせます。
ほっとくと10分以内に水素爆発が起こると知ったコリアーはチェン教授を射殺しリリーを人質に取ります。
シャノンは人を殺しても意味はないと訴えるが無知な研究員がパワーをリセットして再起動した事でコンプレッサーが止まり今すぐ爆発してもおかしくない状況になります。
みんなが施設から逃げ出しシャッターを閉められエディとリリーだけが取り残されてしまいます。
FBIはコリアーとシャノンが犯人だと把握しておりヘリコプターで向かっていました。
コリアーと一緒に逃げていたシャノンはコリアーを射殺し防災扉をオープンさせるとエディとリリーは脱出し通気口を通って作業員に救助されました。
FBIに保護されたエディは「FBIだけでなく世界中の有名な科学者にも安くてクリーンなエネルギーのデーターを送りました」と伝えました。
秘密の隠し通路から逃げ出したシャノンはC-システムはこの世から完全に消滅したと中央情報局長官にメッセージを送らせました。