作品情報・キャスト
飛行機の中で目覚めた7人はなぜ機内にいるのか覚えていません。
他人同士で接点もないので手掛かりを探すと持主不明の携帯電話を見付けるが核戦争により地上は破壊寸前だと分かります。
携帯はこちらからではどこにも通じなかったがNORAD(北米航空宇宙防衛軍)のコリンズ少佐からビデオ通話がおくられてくる・・・。
ネタバレあらすじ/ジャッジメント・フライ
〜米国愛国法に基づきチャリオット計画の細部が改変された〜
トラック運転手のコールは目覚めると飛行機の中にいました。なんで機内にいるのか思い出せないでいると「何事だ?」と運輸長官マイケルに聞かれます。
搭乗手続きした覚えもない2人は客室乗務員がいない事に気付きます。
乗客を見渡していると目を覚ましたデューク大院生エミリーが「全員起こしましょう」と言い機内放送で呼びかけました。
全員で7人の男女が乗っていたがラフィクは飛行機嫌いでパニックを起こし喚いたためコールは殴ってトイレに押し込めました。
機内で目覚めた記憶がない男女7人
7人は全員記憶がなく携帯を奪われており、互いに自己紹介するが特に共通点もありません。
IT関連の仕事をするエイデンが「戦争でよく使われる無人機かもしれない」と述べるとマイケルが「この飛行機は燃費が悪く廃止になったボーイング727型機だ」と言いました。
アフリカに売却してイラク戦争の費用にしたが2003年アンゴラで1機盗まれておりその飛行機じゃないかと疑います。
地上が壊滅状態?!
エイデンが誰の物か分からないスマホを見つけロックを解除するとアメリカ北東部の通信手段が全て遮断されニューヨークやワシントンDCが壊滅状態だと分かります。
爆撃された映像を見せられ主婦のベリンダやマイケルは信じられないと涙を流すが「偽の映像かもしれない」とエミリーは言います。
すると政府の仕事を請け負っているDHS(国土安全保障)のジェネヴィーヴが「本物の映像よ」と断言しました。
マイケルは「映像のような攻撃は現実には起こらない。おそらく国民を誘拐し絶体絶命の状況下で観察している。過去にも例がある」とコールだけに言いました。
携帯はこちらからではどこにも通じなかったがNORAD(北米航空宇宙防衛軍)のコリンズ少佐からビデオ通話があります。
コリンズ少佐は重要人物を攻撃から守る極秘の避難計画で席は満席のはずなのにと頭を抱えていました。
運転手のコールは自分が重要人物なわけないだろうと訴えるとコリンズ少佐はリストを検索しコールとベリンダだけはリストに名前がないと言いました。
特別なエンジンと加圧システムを備え上空1万8000メートルを飛ぶことができるため衝撃波も届かない距離ではあるが行き先であるアンドルーズ総合基地が焼け野原となったので着陸できないと知らされます。
バミューダに進路変更するためには「どんな状況でもアンドルーズへ行くよう命令を受けているパイロットを説得する必要がある。しかしドアを開けようとすると君たちは殺される。」とコリンズ少佐は言いました。
訓練中に戦争が起こった事を把握したコール達はドアをこじ開ける道具を探すがエイデンとベリンダはパイロットに行き先を任せるべきだと言いました。
ジェネヴィーヴが座席に血痕を見つけコール達が辿って行くと死体が押し込められているのを発見します。
皆で運び出そうとするがベリンダが銃を構えていました。
銃を構えるベリンダは「飛行機から降ろされそうになったから相棒を……操縦室に入ると墜落するから入るな」と言いました。
ジェネヴィーヴは「あなたの仕事は対象者を飛行機に乗せることでここにいるはずはなかったはず」と聞きます。ベリンダは主婦ではなく相棒と一緒に誘拐するのが任務でターゲットはマイクでした。
その事を知ったマイケルはベリンダの背後からトイレに押し込めたラフィクが近付いて来ているのを見てタイミングを合わせて飛び掛かり銃を奪いました。
チャリオット計画
男性陣でベリンダを座席に縛り付けます。
ベリンダはチャリオット計画の目的は命の救済で命令通りにマイケルを誘拐したが席がガラガラなのを見て大義もないのに命を捨てなければならないのかと疑問が湧きました。
古代ギリシャでは都市が攻撃される前に重要な市民たちを馬車(チャリオット)で安全な地に移したからチャリオット計画と名付けられたのだろうとエミリーは言います。それに対しベリンダは「なぜ特定の命だけなのか」と口にしました。
マイケルは9.11以降から操縦席から客席を見られるカメラが設置されているはずだと思い出し探し出します。
エミリーが「基地は破壊された。話がしたい」と紙に書いてカメラに向けるが一向にドアが開かれる様子はありません。
皆で話し合い機内で見つけた物を掻き集めて偽物の爆弾を作りドアに設置します。
拘束を解いたベリンダが止めろと駆け付けるが副操縦士に撃たれ、ベリンダを止めようとしたマイケルも撃たれ死んでしまいます。
ベリンダから奪った銃でジェネヴィーヴは副操縦士を射殺しました。
コールは操縦室に入り名前を訪ねるとパイロットは「アメリカ合衆国空軍所属ケイレブ・W・モス大尉」と答えました。
パイロットも流れ弾がお腹を貫通し負傷していました。
ジェネヴィーヴは1人になりたいとその場を離れコールはそっと後を追うと「想定外の事態に陥ってる。もう手に負えない」とカーテン越しに聞こえてきます。
誰と話している?と質問するがジェネヴィーヴは神様に祈っていたようだと分かります。
結末/ジャッジメント・フライ
基地が焼け野原だという話が本当なら指揮権は国家安全保障局に移りそこがダメならNORADに移ります。
コリンズはNORADなのでボルティモアやワシントンDC、ヒューストンにデンヴァーは壊滅した事になります。
敵に狙われるかも知れないが地上が見える高さまで高度を下げるしかなくコールは副操縦席に座りサポートします。
雲を抜けるときに激しく揺れるが地上が見えるとそこは攻撃されているどころかいつもの光景でネオンが輝いていました。
エイデンが飛行機の電源で携帯を充電しニュースを見ると機内で死んだ運輸長官マイケルが車の事故で死亡と速報が流れていました。
パイロットは2000メートルの滑走路があるマーティンステイト空港に経路を変えようとした時エイデンがジェネヴィーヴがいない事に気付きます。
ジェネヴィーヴは上司であるコリンズと連絡を取っていました。
コール達はその事に気付き問い詰めると「チャリオット計画の予行演習のために集められた。安全性を確かめるのが目的でコール達に勝らないと計画は成功しない。何十億ドルの予算がかかっている」と白状しました。
着陸したあと機密保持契約を結んだあと一生困らない額の補償金が支払われるとジェネヴィーヴは言うが犠牲者がいるためコール達は怒ります。
携帯が通じなくなっている事にジェネヴィーヴは気付くがエイデンがコリンズのIPアドレスをッキングして繋げます。
ジェネヴィーヴは計画を中止するようお願いするとコリンズは「着陸しない。チャリオット計画は失敗であり封じ込める必要がある」と言いました。
極秘なので知る者はおらずアンゴラで盗まれた飛行機N844AAなため未確認機とされ撃墜するためにF-15がスクランブル発進されます。
パイロットが死んでおりコールは彼が試みようとしていたマーティンステイト空港に着陸するしかないと思います。
ラフィクと共に操縦席に座ると「貴機は米国の領空を侵犯している」と呼び掛けられるが応答出来ないように仕組まれていました。
コールは勇敢な男だと評されジェネヴィーヴによって重要人物に選ばれたと知ります。
大事故で炎上する車の中から子供を救った事があるがジェネヴィーヴの息子だったのです。
F-15が3機接近してくるのをレーダーで確認するなかコールとラフィクは着陸を試みます。
〜2002年、チャリオット計画は連邦会議の非公開審議で打ち切りが決定された。N844AAの行方は公式に謎のままである〜