韓国ドラマ「朱蒙」
扶余の王子であるチュモンは側室ユファの子でクムア王に甘やかされて育つが流民を率いて漢に抵抗した英雄ヘモスが実の父親だと知り意志を継ぐため扶余を離れる。そして扶余の支配下にあった5部族をまとめ卒本チョルボンを統一し高句麗を建国して初代王となる。
ネタバレあらすじ/15~44話
塩の確保
テソはヒョント城のヤンジョンとの関係を維持して交易を再開させ、ヨンポは闇商団トチを使いオクチョから塩を確保していました。しかしヨンポが手に入れた塩は一時でありテソは漢の支配のもとなのでクムワ王の真の悩みの解決にはならず朱蒙は永遠の塩を確保する方法を考えていました。
コサン国に塩がある事を知った朱蒙はソソノ率いる商団と一緒に長旅に出ると海賊に捕らわれてしまうがソソノがコサン国から扶余へ運ぶ手伝いをすれば永遠に金が入ると話を付け解放させました。
コサン国は昔ハベク族に助けられた恩を感じておりユファがハベク族のたった1人の生き残りであることから塩を譲って貰える事になりました。
弓の神業/実父はへモス/兄弟の契り
永遠の塩を確保して宮殿に戻った朱蒙はクムワ王から褒められ特使に任命されます。ヒョント城まで足を運んだ朱蒙はクムワ王の意志「漢に絶対に屈しない」とヤンジョンに言い放ち戻るとクムワ王は大いに喜び満足しました。
宮殿にいる時は情けなかった朱蒙の見違えるような成長に官僚達は驚きます。
また王子三人での武芸大会では朱蒙は目隠しして矢を放ち、すべての矢が的の中心に突き刺さる神業を魅せクムワ王はヘモスのようだと驚きます。
テソから好意を持たれているソソノだが逞しくなった朱蒙しか見えていませんでした。クムワ王は親友であるヘモスを20年も監獄していた神女ヨミウルを信用しなくなった事で王妃は自分等に有利になるよう神女マウリョンを迎え入れました。
神殿が襲われ逃げ切ったヨミウルはヨンタバルのところで身を隠すことになり、そこで朱蒙の実の父親はクムワ王ではなく師匠であったヘモスだと告げます。
旅に出た朱蒙はかつてヘモスが率いていたタムル軍の人と会って話しを聞いたり鉄器軍に襲われる流民達を助けたりしていました。
「自分の父親は流民を率いて漢と闘った英雄ヘモスだ、これからは亡き父の意志を継ぐ、ともに来るか」とオイ・マリ・ヒョッポに告げ兄弟分となります。
宮殿に戻った朱蒙は護衛総官となりオイ達を護衛兵にしてモパルモはヨンタバルがいるゲルへ派遣させ銅鉄剣の開発に専念させました。
テソはヤンジョンの娘・ヤンソルランと婚約する変わりに扶余の剣より少し強い剣が作れる職人を扶余に派遣して貰います。
クムワ王には漢から逃げてきた流民だと説明するが朱蒙だけは読んでいました。
オイ達に探らせ「黄色い砂」を盗んでゲルにいるモパルモに届けると、それをヒントにテソが連れてきた職人が作る剣よりも強度な剣の開発に成功します。
古朝鮮の流民を救うための戦
勢力の落ちた真番チンボン・臨屯イムドゥンを攻撃すれば多くの古朝鮮の流民達を迎え入れることが出来る為、朱蒙は戦をするようクムワ王に提案しました
チュモンから進言されチンボンとイムドゥンへの戦を決めたクムワ王だが王妃の父率いるサチュルトや官僚達から反対されます。
しかし戦をする噂を聞きタムル軍の生き残りと流民達が扶余宮殿に続々と集まってきて感動したクムワ王はサチュルトの手を借りずに戦う事を決めました。
朱蒙(チュモン)は夜中に浸入してきた者を捕えると、それはテソが連れてきた職人達でした。
職人たちは密かにクムワを暗殺しようとしていたのです。責任を問われテソは軟禁され取り調べは朱蒙がすることになりました。極刑は当然だったが朱蒙は無罪にする変わりに戦に協力するよう提案し、ユファは王妃にサチュルトに協力させればテソを無罪にすると圧力をかけます。
漢が送り込んだ職人がクムワを暗殺しようとした事で「これでもまだ反対するのか」と言い放つと反対していた官僚達は何も言えませんでした。
朱蒙はヨンタバル商団に戦の軍商として参加することを頼みゲルに派遣していたモパルモを呼び戻しました。
朱蒙は先に出陣して両軍に援護する物資をすべて奪うが扶余軍の物資をすべて管理していたソソノ率いる商団が襲われます。
クムワ王は官僚達からまたしてもこれでは戦は出来ないからと止められますが朱蒙が奪い返して戻ってくるはずと信じていました。
クムワの期待に応えた朱蒙はソタンを使い奇襲攻撃に出てヒョント軍を撤退させチンボンの太守を仕留めるが逃げたイムドゥンの太守を追ってから行方不明となってしまいます。
また自ら戦に参加していたクムワ王は胸に矢が刺さり危篤状態となってしまいます。
宮殿にいた王妃はテソが権力を握れると喜びユファは最悪な状況に愕然とします。
権力を握るテソ王子
国政を任されたテソは次々と権力を固めて行きました。
ヤンソルランと結婚したテソは側室にソソノを迎えようとするが、朱蒙に想いを寄せるソソノはテソの圧力から逃れるため護衛兵のウテと結婚してしまいます。
朱蒙は川で流され死にかけていたところハンベク族長の娘・イエソヤに助けられます。
しかしイエソヤに想いを寄せるソルタクが反乱を起こし族長を殺して自分の好意を受けとめないイエソヤと一緒に朱蒙も投獄されてしまいます。
ソルタクは扶余の王子だと知りヒョント城に引き渡すが護送中にヨミウル神女から生きていると情報を得たオイ達が奇襲をかけ助け出します。
助け出された朱蒙は部下達を連れて投獄されていたイエソヤを助け出し扶余に連れて帰ります。
テソが宮殿に入れないように圧力をかけていたので朱蒙は「生きている」と扶余の民に噂を流し忍び込んでユファに会います。
なんとか命が助かったクムワは命を狙われていて朱蒙が宮殿に入れないとユファから聞き重臣会議で官僚達に生きている事を伝え迎えに行かせました。
朱蒙の帰還
誰にも邪魔されずに堂々と扶余宮殿に入った朱蒙はクムワ王のために権力を取り戻そうとするが今の扶余はテソの権力に落ちているから従って時期を待てとクムワに強く助言されます。
ヨンタバルに挨拶に向かった朱蒙は卒本(チョルボン)大君長の座をピリュのソンヤンに奪い取られたことを知ります。
卒本(チョルボン)は扶余の支配下にある連盟体の通称で橡那(ヨンナ)、桓那(ファンナ)、沸流(ピリュ)、貫那(クァンナ)、卦婁(ケル)の5部族で構成されています。
またゲルの君長を任されていたソソノは朱蒙が生きていると信じることが出来ず自分を責め寝込むようになっていた。
強度な剣をモパルモが開発していたことがテソにばれてしまい造るよう言われるが拒否していました。モパルモと友人関係にある朱蒙はテソから命令され、今は信頼を得る事が先決だったため嫌がるモパルモを説得してテソを喜ばせました。
戦で損害を与えられた漢の皇室は扶余にたいして流民を捕えて送る事と王子クラスの人質を要求してきました。
流民を守るために戦をした朱蒙はテソから人質になることと流民を捕える事を命令されます。卒本の大君長ソンヤンと会っていた帰りテソはゲルの鎧をまとった集団に奇襲をかけられます。
第2王子ヨンポが一番最初に人質に行かされそうになったことや普段からなにかと見下されていた事で失敗してもいいようにゲルの鎧を着させトチに奇襲を仕掛けさせたのです。
朱蒙にとっては都合が良いことだったがソソノが疑われると思いオイ達を連れて駆け付けテソを守りました。