監督=マイケル・マン
ヴィンセント(トム・クルーズ)
マックス(ジェイミー・フォックス)
アニー(ジェイダ・ピンケット=スミス)
空港の男(ジェイソン・ステイサム)
フェリックス(ハビエル・バルデム)
ファニング(マーク・ラファロ)
< ネタバレ あらすじ >
コラテラル
ロサンゼルス空港に降り立ったヴィンセントは黒いバックを持った男とぶつかります。
自分と同じバッグを落としたのを確認すると持っていたバッグを床に置き「失礼」と声をかけて相手のバッグを持って立ち去ります。
タクシードライバーのマックスは検事アニーを乗せてダウンタウンに向かいます。
話の流れから目的地までの時間を賭ける事になり、見事勝利するとアニーから「何かあればどうぞ」と名刺を渡されます。
マックスは不動産業者のヴィンセントを乗せます。
12年タクシードライバーをしているマックスが公言した通りに目的地まで到着した事で、ヴィンセントは仕事がしやすいと思い「これから客や友人と会うから運転を頼む」とお願いします。
マックスは貸切は違法だと述べるが700ドルの誘惑に負けて引き受けます。
マックスはハンバーガーを食べながらタクシーで待っていると人が落下してきました。ヴィンセントが戻ってきたので「上から人が落ちてきたんだ」と訴えるが彼の様子を見て殺したんだと気付きます。
「殺したのか?」と聞くと「撃ったが殺したのは弾丸だ」と言われます。
マックスは、彼は不動産業者ではなく殺し屋だと気付くがトランクを開けて死体隠しを手伝わされます。
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ヴィンセントはマックスの両手を拘束してタクシーを降ります。
マックスはハンドルと繋がれ身動き取れないのでファザードとクラクションで助けを呼びます。
しかし助けに来てくれた人は銃を突きつけ後部座席に置かれていたヴィンセントのバッグを持って去ってしまいます。
自分のバックを持って行った男に声をかけたヴィンセントは一瞬の隙をついて2人の男を射殺しました。
余計な真似をすれば被害者が増えるだけだと言われたマックスは頷きます。ヴィンセントは「一杯奢ってやる」とジャズの店に向かうがそれは仕事のためでありトランペッターを始末しました。
タクシーの無線で「母親が病院でマックスが来ないと騒いでいる」と連絡が入ります。
ヴィンセントは「行くべきだ」とお見舞いの花を買ってマックスに渡します。
マックスは母親を心配させないためにリムジン会社を経営していると嘘をついていました。ヴィンセントはその事を知るがマックスがバックを持って逃げるのに気付き追いかけます。
追い付かれてしまったマックスはバックを放り投げると仕事の資料が入っていたらしくヴィンセントは激怒します。
ヴィンセントは始末しなければならない残り2人を知るため依頼主であるフェリックスのもとへ自分の身代わりとしてマックスを行かせます。
残り2人の資料を手に入れなければ母親を殺すと脅されたマックスは丸腰でフェリックスに会いに行きます。
フェリックスは激怒するがマックスは「FBIに付けられていたから、おまえを守るために捨てた」と誤魔化しました。
今からでも遅くないと訴えるとフェリックスは残り2人の資料を渡しました。しかしマックスは怪しいと疑ったフェリックスは部下に尾行するよう命じました。
また実際にFBIもヴィンセントが起こした事件を捜査していて現場で目撃されていたタクシーを追っていました。
ヴィンセントは次のターゲットを始末するためクラブに入り人混みを掻き分けながら奥へと進みます。
マックスは逃げれば客を撃つと脅されているため言われた通りヴィンセントの4.5メートル先を歩きます。
ところがFBIがやってきてマックスはヴィンセントと間違われます。フェリックスの部下とFBI、ヴィンセントの銃撃戦となってしまい店はパニックに陥ります。
マックスは事件に巻き込まれたタクシードライバーでヴィンセントではないと信用してくれた市警ファニングに保護されるが仕事を終えたヴィンセントが現れ彼を射殺しました。
タクシーに乗れと強いられたマックスは自棄になり荒い運転をして暴走させ車を横転させます。
パトカーが向かってくるのを目にしたヴィンセントは最後のターゲットを狙うため走り去ります。トランクの中にある死体を発見した警察から銃を向けられるが、やっと逃れられると安心してマックスは両手を上げて跪きます。
しかし後部座席にあった液晶画面が割れた端末を何気なく見ると最後のターゲットが検事アニーだと知り、隙をついて拳銃を奪い警官を拘束してその場から逃げます。
通行人の携帯を奪い電話しながらアニーの元へ向かいます。
「君は狙われている。殺される」
アニーは信用していなかったが担当事件のフェリックスが雇主だと分かると事態を把握し身を隠します。
アニーはヴィンセントに見付かってしまうがマックスが銃を手に駆け付けます。ヴィンセントは撃てるはずないと思い無視するがマックスが発砲した銃弾が耳に命中します。
マックスはアニーを連れて脱出し地下鉄に乗り込みます。
一安心するがヴィンセントが奥の車両から向かってくるのを見て先頭車両まで逃げます。
もう逃げられないと思ったマックスはトンネルに入って暗闇になった瞬間に銃を乱射しました。
ヴィンセントは致命傷を負い座席に座ります。
「地下鉄の中で死ぬ男がいるが誰が気付くんだ?」
彼はそう言い残し眠ように息絶えました。
人の命などどうでもよかったヴィンセントは自分の命に対しても同じだったのです。