映画「正義のゆくえI.C.E.特別捜査官」ネタバレ結末/作品情報とキャストの紹介

 

作品情報とキャストの紹介

ベテランICE(移民税関捜査局)のマックス捜査官は不法入国者を厳しく取り締まるが苦しい環境の中で懸命に生きようとする人々を見て同情を深めていきます。

職務外でも協力するようになったマックスは殺害された同僚捜査官の妹が偽造カードを持っていたことで独自に捜査を進めるのだが・・・・。

米国への命懸けの越境を試みる不法入国者の社会問題に着目した作品。

監督はウェイン・クライマー◆ベテラン捜査官マックスを演じるのは「エアフォース・ワン」や「今そこにある危機」などのハリソン・フォード。その他◆コール(レイ・リオッタ)◆デニス(アシュレー・ジャッド)◆ギャヴィン・コセフ(ジム・スタージェス)◆ハミード・バラエリ(クリフ・カーティス)◆タズリマ・ジャハンギル(サマー・ビジル)◆ミレヤ・サンチェス(アリシー・ブラガ)◆クレア・シェパード(アリス・イヴ)
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ネタバレあらすじ/正義のゆくえI.C.E.特別捜査官

 

移民税関捜査局のマックス特別捜査官は賢明に生きる不法入国者を見て同情を深めていました。

同僚や部下からも「不法入国者にあまい奴」と罵られるが中にはテロを企てる人もいるかもしれないので厳しく取り締まり拘置所に連行します。

ある日、縫製工場に踏み込むと不法入国者が一斉に逃げ出します。マックスはカーテンの裏に隠れている女性を発見してしまい戸惑っていると「見逃すのか」と言われ仕方なく出てこいと命じます。

「幼い息子を預けてある。今日中にお金を払わないとどうなるか・・・お願いだから助けて」と住所が書かれたメモを強引に渡されます。

若造に挑発されたのでメモを捨てるが帰宅して酒を飲んでても彼女の必死にお願いする姿が忘れられず、釈放させるため拘置所に電話を掛けると強制退去になったと知らされます。メモを捨てた現場に行き懐中電灯で照らしながら見付けると彼女の名前はミレアだと分かります。

すぐに書かれていた住所に向かい金を払ってミレアの息子ホアンを保護し、ミレラの両親がいるメキシコの家まで送り届けるがミレアが行方不明だと聞かされ心を痛めます。

 

懸命に生きようとする人々

ヘブライ語を話せないユダヤ人のコセフは音楽活動をしておりマネージャーの母親が校長を務めるユダヤ人学校で働かせてもらいます。息子から「必ず売れっ子歌手になる」と言われ校長は受け入れたが「進退を問われかねないから内緒にする事」と約束させました。

コセフの友達以上恋人未満の存在で女優を夢見るクレアは滞在の延長許可が下りずイライラしているとグリーンカード判定官のコールと出会います。

労働許可を得るためグリーンカードを手に入れて滞在するか結婚して市民権をとるしかなく追い詰められていたクレアは「私を好きにしていい」と伝え抱かれます。またコールの妻デニスは施設にいるナイジェリア人の少女と23ヶ月間顔を合わせており自分に懐いていることもあって養女にしたいと考えるようになります。

 

テロの実行犯が卑怯者で異常だとは思わないサウジアラビア人の女性タズリマは抑圧されたパレスチナの人たちや国土を占領された人々の声を誰も聞かないのが問題だと学校で発言すると生徒達からブーイングをくらいます。

この発言が問題となり家族で楽しく食事をしていると移民税関捜査局がFBIと共に踏み込んできました。

FBIハァドカール女性捜査官から尋問を受けるタズリマは「テロを支持しているのではなく理由が分かると書いただけ。主張方法は間違っているけど」と訴えました。両親ともに不法滞在者であるがタズリマの弟と妹はアメリカで生まれました。まだ幼い2人が21歳になったら親の帰化を申請できるがそれまでは不法滞在者となります。

ハァドカールから「協力すれば家族を見逃す」と言われたタズリマは涙を流しながら受け入れました。ハァドカールは表向きは不法滞在で拘置するが実際は国への脅威とだと思い拘束したかったのです。

 

「3歳で合衆国に来たタズリマの生活をすべて奪うのか、強制退去になったら送還先の言葉を話せない」と弁護士に訴えられてもFBIは「そうだ」と平然と言います。

家族全員の自主退去を申し出てアメリカを去るか、裁判して結局は強制退去となるか、親のどちらかがタズリマと去れば残った親は下の2人とアメリカにいられる・・・・伝えられたタズリマの両親はすべてが酷い条件だと涙を流します。

母親とタズリマが去ることになり家族と辛い別れとなってしまいました。

 

グリーンカードに変更されたクレアは「これで市民権のためにアメリカ人と結婚しなくてすむ。好きな人一緒にいられる」とコセフの家を訪ねるが彼は身体を使って手に入れた事を把握しショックを受けます。

クレアは七ヶ月前に観光ビザで入国し有能な女優としてグリーンカードに変更されたがコールに調査が入ったことで記録が見付かってしまいます。移民税関捜査局が調べると出演は地元テレビに通行人役として2回出ただけでした。尋問を受けたクレアはコールの悪事を話す代わりに自主退去しました。そしてコールは逮捕されます。

 

事件・マックスの同僚ハミードの妹が殺害された

同僚ハミードの妹ザーラがコピー店店長と一緒に遺体で発見されました。

マックスは偽造のグリーンカードや免許証が多数発見された報告を受けます。ハミードが車の中に置き忘れた上着をクリーニングに持って行くがポケットから妹ザーラのブレスレットが出てきました。所持品入れの中にあるはずだと伝えると何日か前に切れたから預かったのだとハミードは言います。

 

結末/正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官

ハミードは酒を買いにコリアタウンのスーパーに行くと5人組の強盗が押し入ってきました。

店員が撃たれたのでハミードは銃を取り出し1人ずつ始末していくが最後の1人が明日帰化の式典を行い兄弟がいる事を知ります。

式典では周囲の者をよく見渡し宣誓の重みをしっかり理解しろと告げ逃がしました。しかし逃がしたことだけでなく防犯カメラのテープを持って逃げるようアドバイスした事が店員に見られており警察に伝えられます。

しかし近くにいた韓国女性が命の恩人だと感謝し「4人しかいなかった」と告げた事で防犯カメラはただの飾りだった事もあり4人組として処理されました。

 

マックスはザーラが出かけた各所で同じ車が停まっているのを防犯カメラで確認します。

マックスはハミードと連絡が付かないのでおそらく父親が参加する帰化の式典だろうと気付き向かいます。

「予想通りだ。一族の名誉が大優先だな」と声を掛けたマックスは「結婚している男と火遊びをして自由に生きたかっただけの妹をなんで殺したんだ」と言い放ちます。

父親から頼まれたハミードの弟ファリードが一族の恥だから別れるよう説得しに行ったが2人に挑発され銃で始末してしまったのです。ハミードは処理を頼まれただけであり自分と家族を恥じてすべてを話し弟は逮捕されました。

 

ミレアは悪い越境業者に騙されメキシコ国境付近で遺体として発見されました。

空港まで連行されるクレアは見栄を張って笑顔で手を振り、タズリマと母親は近くに父親がいるのに気付くが危険なため会話する事ができず涙を浮かべ目で言葉を交わします。

ハミードに助けられた強盗犯は市民権を所得し、ヘブライ語を頑張って暗記したコセフはラビとして滞在許可がおりました。

マックスはメキシコまで行きミレアが遺体で発見された事を伝えました。

 

感想/正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官

辛い仕事ですね。確かに危険人物もいるので厳しく取り締まりをしなければいけないが家族が強制的にバラバラになってしまうのが何とも心苦しい。

ミレアにはなんとしても生きていてほしかった。強制退去させられたミレアは10年は入国禁止なので裏の手を使わないと息子に会いに行けなかったのでしょう。あの韓国人はあれでいいのか。。

 

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