映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」ネタバレあらすじと感想

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作品情報とキャストの紹介

ナチスに西欧各国が侵略されフランスのダンケルクにいる大勢の英軍兵を脱出させる事に挑んだ英国首相チャーチルの苦悩を描いた作品。

「裏切りのサーカス」などのオールドマンを主演に「ハンナ」を手掛けたジョー・ライト監督が映画化。

第90回アカデミー賞で2部門を受賞し日本の辻一弘がメイク・ヘアスタイリング賞に輝いた。

野党に責められ辞任したチェンバレンに変わり首相となったチャーチルが気難しい性格で相手を混乱させながらもナチスに徹底抗戦する姿勢を保ち多数の英軍兵を救うため努力する。

ウィンストン・チャーチル(ゲイリー・オールドマン)クレメンティーン(クリスティン・スコット・トーマス)エリザベス・レイトン(リリー・ジェームズ)ハリファックス(スティーヴン・ディレイン)チェンバレン(ロナルド・ピックアップ)ジョージ6世(ベン・メンデルソーン)

 

 

ネタバレとあらすじ

1940年5月9日、東欧北欧を占領したヒトラーがベルギーとオランダに侵攻したころ、英国ではドイツの再軍備化に対し無策だったチェンバレンが野党の攻撃を受けて翌日に辞任しました。

連立内閣を組閣してリーダーシップがあるのは外務大臣を務めたハリファックスしかいないと思われたが貴族議員の自分では政権運営は難しいと辞退したためチェンバレンは野党から協力が得られるのは今まで散々失敗しすぎてきたチャーチルしかしないと電報を送りました。

チャーチルはすぐにカリカリして怒鳴るので夫人は「思いやりをもって、尊敬される首相になって」と告げて見送ります。

もっと若いときに首相になりたかったチャーチルは自分には知恵しかないと運転手に話しバッキンガム宮殿に到着すると陛下から正式に任命され首相になりました。

 

5月13日、ベルギー侵攻は囮でありドイツ軍はアルデンヌの森を抜けてムーズ川を越えます。

史上最大の戦いを目前に控え、戦時内閣の官僚は5名とし各野党と協力して挙国一致内閣を目指すチャーチルは陸海空において徹底的に戦うと述べると「平和と安全保障」を重んじる閣僚は徹底抗戦する考えは危険だと思います。

チャーチルの発言を文字に起こしていたレイトンは国家秘密室に部屋を用意され急な環境の変化に慌てます。ベルギーとオランダは陥落寸前でフランスの第9軍20万人が降伏し約30万のイギリス部隊も撤退を開始します。

貴重な戦闘機をフランスで無駄にするなら本土のために使うべきだと意見があがります。ドイツの侵攻スピードはすさまじく西欧崩壊の危機が迫るが、チャーチルは国民に告知するのはまだはやいと判断しフランス軍の抗戦を支援すると決めます。

フランスのレイノー首相に会いに行き「諦めてはいけない、反撃計画を教えてくれ」と伝えると何もないと言われてしまいます。戦車部隊に国境を突破されただけで侵略されていないと訴えても妄想だと聞く耳を持ってくれません。

チャーチルはイギリスとフランスは助け合い、歴史を汚す独裁者から人類を救うために「前進」しているとラジオで声明を出すと誤った情報で国民を迷わせてはいけないと陛下から電話があります。

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5月25日、ドイツ軍が英・仏・ベルギーの60個師団を包囲。

英国軍はゴートの指揮の下、ダンケルクの海岸まで撤退し孤立状態となっています。

陸軍すべてを失うわけにはいかず海岸から80キロの地点に迫っているドイツ軍を近寄らせてはならないが包囲されていることで救出するための意見が出てきません。

チャーチルはカレーに残っている4千の部隊を東に向かわせドイツ軍を引きつけて時間稼ぎをし、ダンケルクの兵士を海路で脱出させろと言います。当然4千人が犠牲となるが30万人を救うためには致し方ないことでした。

イタリアが和平交渉の仲介を申し入れてきたため大英帝国の主権が保障されるなら考慮するとハリファックスは返事するが「ヒトラーの支配下など論外だ、私が全責任を負う」とチャーチルは言い放ちます。

 

チェンバレン、ハリファックスと対立するチャーチルはドーバー海峡は自分たちの防衛ラインでありドイツ軍は海を知らないから大丈夫だと告げるとハリファックスは上陸されて侵略されるのも時間の問題だと言います。

チェンバレンはハリファックスをイタリア大使と会談させドイツとの和平交渉の可能性を探ってはどうかと意見を述べます。

チャーチルは米国フランクリンに電話をかけ退役駆遂艦を50隻融通してほしいとお願いするが可決された中立法のせいで軍需品の輸出は不可能だと言われます。

西半球を危機を救うには貴国の助けが必要だと訴えると「カナダ国境まで戦闘機を運ぶから英国は馬の一団を派遣させ引かせてはどうか」と言われ受話器を降ろします。

話にならないためチャーチルは決心して、海軍の試算では巡洋艦1隻と駆遂艦6隻送っても空爆下では救出できるのは1割なので民間の船(たどり着ける船ならヨットでも何でも)を集められるだけ集めろと提督にダイナモ作戦を命じます。

 

5月26日、ドイツ軍は海に到達したが戦闘は起きていないと仏首相に確認を取ったチャーチルは告げるがカレーに残る部隊は陸と空からの爆撃で6割が死傷していると言われます。

「和平交渉は?」とハリファックスに聞かれるが「最後まで戦い抜く姿勢を示す、戦争に負けるより闘いを諦めるほうが恥だ」と言い放ちます。

陛下の親友でもあるハリファックスは自分が辞任したあとチェンバレンも続けば不信任投票になるので「和平交渉するか、辞任させるか24時間以内に決めろ」と言いました。

「1時間でも多く持ちこたえることはダンケルクに部隊にとって最大の支援になる、最大限の敬意を払いたい。見事な抗戦だがカレー部隊の救出は行なわれない」

チャーチルは電報を書かせるが秘密だらけで何が起こっているか分からないとレイトンは涙を流します。チャーチルは特別に状況を説明するがカレーの部隊では最後の拠点となる城塞まで徹底し自分の命は自分で守れ命令がでた連絡が届きます。

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「結末」ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男

5月27日、カレーが全滅しベルギーが降伏宣言。

ドイツ軍は最大200隻の高速船に兵士を100名ずつ乗せ海から攻撃してくる事が予想されます。複数の海岸に戦闘部隊を上陸させて内陸への空爆も開始すれば阻止する力はありません。

ハリファックスから追い詰められたチャーチルは「我が国への侵略に失敗した後の話だ」と言い返すと崖っぷち状態で空気感悪くなったので仕方なく「中央ヨーロッパの支配権と旧ドイツ植民地の返還に留まりイギリスの主権を保証するならば可能性はある」と口にしました。

 

和平協定の可能性が高まったとハリファックスから報告を受けた陛下が訪ねてきます。チャーチルは「勇敢に戦って破れた国は復活できるが逃げ出した国に未来はない」と思っている事を口にします。

屈する事を嫌う陛下から「君を支持する。今後はいかなる局面でも君を支持する」と言われたチャーチルは諦めかけていた心を正します。

5月28日、860隻の民間の船が集まったと報告を受けたチャーチルはダイナモ作戦を開始せよと提督に告げました。

そして街に出て国民の声を聞くとほとんどの人が「ナチスと戦う。ヒトラーと和平協定など反対」と同じ意見だと知ります。

「和平協定を結んでも戦い抜いた場合よりも良い結果になるとは思えない、これが市民の声だ。ヒトラーの傀儡の国になればどうなるか考えろ、もしこの国が滅びるのならそれは我々が最後まで戦ってからだ」と大臣たちに演説すると歓声が上がります。

怯んだら罷免されると確信したチャーチルは「和平交渉は行なわないから各自それを踏まえて行動してくれ」と述べました。

国会では侵略に対して完全な防御を備えたことはなかったが皆が協力すれば恐怖政治に勝ち祖国を必ず守れる、犠牲を払っても祖国を守り抜くと力強く訴えるとチェンバレンもチャーチルの志を認めハリファックス一派以外、政府が一つに纏まりました。

 

30万人の兵士のほとんどがダンケルクから生還しチェンバレンは半年後に死去しました。

ハリファックスは外相を降ろされ駐アメリカ大使に左遷され、5年後の5月8日に連合軍はドイツに勝利しました。

その年のチャーチルは総選挙に負け退陣しました。

「成功も失敗も終わりではない、肝心なのは続ける勇気だ」

 

「感想」ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男

そこまで苦悩は伝わってこなかったが「決意する勇気」にすごいと思いました。

致し方ないのは分かるがカレーに残る部隊を時間稼ぎして見捨てると決断するのはかなり勇気が必要だしほとんどの人が出来ないのではないだろうか、口にしたことは記録されるわけですし。本当に世界を救った男ですね。

あそこで和平協定を結んだら間違いなく歴史は変わっていた。

戦争が起きているのを忘れるほど「現場ではない、現場にいない」者だけが描かれているので背景に何があったが伝わってこないのでこの映画だけ見てたらちょっと退屈かも知れないね。

 

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