映画「コールド・キラー」ネタバレと感想結末/女性だからってなめるなよ!反撃開始

 

作品情報とキャストの紹介

女性を狙った事件が多発していたオーストリアの首都ウィーン。

トルコからの移民女性であるエズゲはタクシードライバーとして生計を立てていたが偶然にも事件を目撃してしまい狙われる羽目に。

保護を求めた警察にも相手にされない事で鍛え抜いた格闘能力とドライビングテクニックを武器に反撃に出る!

主人公エズゲを演じるのはウズベキスタン出身の女優ヴィオレッタ・シュラウロウ。監督は「ヒトラーの贋札」でアカデミー外国語映画賞に輝いたステファン・ルツォヴィツキー。その他、◆クリスティアン(トビアス・モレッティ)◆サイード(サミー・シーク)◆サミール(ロバート・パルフラーダー)◆カール(フリードリッヒ・フォン・サン)

 

ネタバレあらすじ/コールド・キラー

トルコからの移民女性エズゲはオーストリアの首都ウィーンでタクシードライバーとして働いていました。

道路を塞ぐ邪魔な車に対してクラクションを鳴らし「邪魔よ」と訴えるが無視されます。仕方なく出て行くと車から降りてきたチンピラに因縁を付けられるが普段から格闘技を習っているエズゲは膝蹴りしたあと車に投げつけました。

帰宅すると感じたことも無いような匂いを感じ部屋中の窓を開けていくが向かいのホテルの一室で女性の悲惨な姿を目にします。

女性を狙った猟奇的な殺人事件が世界で相次いでおり、犯人の影がうっすら見えこちらを見ていることに気付いたエズゲはそっと電気を消し震える手で通報しました。

警察に保護を求めるがエズゲは薬物所持と公務執行妨害で執行猶予中であり、脅迫されているわけでもないので相手にもしてくれませんでした。

 

元彼が経営するジムでストップが掛けられているのに新入りをぶちのめしてしまったエズゲは「出て行け」と怒鳴られてしまいます。

上司ザミアの妻で従姉妹ラニャから「昨夜泊まっていたことにして」と頼まれます。

喧嘩ばっかりのラニャはザミアと子供を置いて夜中遊びに行っており「昨日はエズゲの家に泊まっていたの。事件を目撃して大変だったんだ」と新聞を見せ誤魔化しました。

やれやれと帰宅したエズゲだが夜中ドアノブをガチャガチャされ男が部屋の様子をうかがっていました。怖くなって通報しようとするがどうせ相手にされないと気付き荷物をまとめて久しぶりに両親や親戚がいる家に逃げ込みます。

しかし仕送りが出来ていないこと、そして「何が目的で来たんだ」と責められエズゲは出て行きます。

頼るところはジムしかなく元彼に「少しでいいから泊めて」と上がり込むが「お前に2年間振り回されてばっかりだった。お前は冷たい人間だ」と言われ出て行きます。

 

家を追い出されたラニャは子供を連れてエズゲに電話をかけます。

喧嘩ばかりだし他の男に抱かれているのにラニャは「愛」とは別だしまだ夫を愛していると泣きます。エズゲには納得できない話だったが「滞納でもして電気止められてるの?」と聞かれ自分の家に上がり込んでいるのだと気付きます。

家の鍵が開いてたと聞かされ「すぐに出て」と訴えるがラニャは首を斬られてしまいました。犯人は家にあった身分証明書を見てラニャは目撃者ではないと気付き家を出て行きました。

 

警察に保護されたラニャの子供アダを迎えに行くとザミアが直前にも口論していた事で事情聴取を受けていました。

警察に場所を確保してもらうがトルコからの移民のせいか扱いが悪く男性恐怖症の母子寮でありエズゲはアダを連れて出て行きます。

公園で一夜を過ごすとザミアが解放されたので仕事場にアダを連れて行きます。

ラニャを家に泊めていたと嘘をついていた事でエズゲはクビを覚悟するが「親戚が庇わないのは変だし、タクシーが走らないと困る」とザミアは言いました。

 

エズゲは客を乗せて走らせるが信号で止まると身分証明書を投げつけられナイフで襲われます。

咄嗟によけるとナイフは運転席を貫通しました。

アクセルを踏みながら格闘し次々と車と接触するなかエズゲはなんとかハンドル操作をするがついに車は横転します。

気付くと歩行者に助けられていたエズゲだが意識朦朧しながら逃げだすとナイフを手にする犯人が迫ってきました。

膝蹴りなどで応戦するもののナイフを振りかざされ避ける勢いで橋から川へ転落し意識不明に陥ります。

 

病室で目が覚めたエズゲは警察から犯人の顔を見たかと聞かれるがドクターが「手配写真を作る場所じゃない」と出て行かせます。

なんとか歩けるようにまで回復したエズゲは自分の身体の傷を見て復讐心が芽生えました。

ザミアが自分の子供じゃないからと育児放棄し、児童福祉局の判断でアダが自分の実家にいると知りエズゲは病院を抜け出し心配で駆けつけます。

現在、病気で身体半分麻痺している父親だが幼い子にいたずらした事があるためエズゲは預けられないとアダを連れて出て行き事件の担当刑事のシュタイナー家に泊めてと上がり込みます。

シュタイナーはボケている父親カールの面倒を見ながら生活しており別れた妻の元には8歳になる息子がいると聞かされます。

 

エズゲは散歩に出かけるが父親が誘拐で訴えを起こしていたのでパトロール中の警察に呼び止められます。

エズゲは一瞬の隙を突いて膝蹴りして逃走し、応援要請を受けたシュタイナーは家で飼っているハスキー犬がいたので「父親が連れ帰るのを忘れたんだろう」と誤魔化しました。

「これで傷害罪と公務執行妨害だ、なんで家を出たんだ。鼻を折られたと被害報告も出ている」

スパーリングでたたきのめした相手からも訴えられている知りエズゲはうんざりします。

 

結末/コールド・キラー

8人の女性被害者は全員身体を売るイスラム信者でした。

犯人がエズゲの車に忘れ物をしたと会社に電話して待機場所を聞き出していたためシュタイナーは「防犯カメラの映像」を確認します。

そして世界各国で事件が起きていたため国連職員を調べると犯人はアル・ハダリだと突き止めます。

別の刑事が話を伺っている間にシュタイナーは父親の携帯にかけてエズゲにかわってもらいテレビ電話で「この男か」と確認するとその事に気付いた犯人は凶変して刑事の喉を突き刺し逃走しました。

エズゲは車に乗り込み急いで駆けつけると走って逃走する犯人を目撃しUターンして追いかけます。

地下鉄の中まで追いつめエズゲは飛びかかりボコボコにするが乗客に邪魔され逃がしてしまいます。

 

犯人は格闘している間にエズゲの携帯(シュタイナーの父親の物)を手にしており「携帯を拾った」と電話を掛けカールから住所を聞き出します。

エズゲは帰宅するとカールが拘束されており、振り返るとアダを人質にする犯人がいました。

アダを人質に取られているため抵抗できないエズゲはボコボコにされ意識を失い拘束されます。

意識が戻ったエズゲは身体に油を掛けられ火を点けられるがなんとか転がって鎮火させると拘束していたテープもちぎれます。挑発しに傍にきた犯人のクビに足を絡ませ殴ってボッコボッコにし拘束します。

 

車のトランクに犯人を押し込んだエズゲはバッグしてスピードを上げ壁に衝突しました。

ガソリンが漏れ点火しエズゲは脱出しようとするが接触によりロックが壊れ脱出できなくなります。

そこへシュタイナーが駆けつけガラスを拳銃でたたいて粉々しエズゲは救出されると車は爆発しました。

 

感想/コールド・キラー

ちょっと退屈でした。よくあるシーンだが犯人が外からのぞき穴を覗くのは何の意味があるのだろうといつも思う(笑)外からは絶対に見えるはずないでしょう。

エズゲが全然話さないのは父親を拒絶してロリコンヤローと言い放っている事から恐らく自分が被害者なのだろうと予想される。

言葉足らずが誤解を受けてしまうのでしょう。

にしてもなんで刑事と恋仲になったのか。離婚して子供と離れても父親を見捨てずに看病している姿に何かを感じたのでしょうか。

なんにせよ孤独から脱出できそうで良かった。

あんまり事件的な部分はあまり中心にない気がしましたね。どちらかと言えばドラマって感じ。でも最後ボッコボコにしている場面は見ていてスカッとしました(笑)

 

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