映画「ドクターデスの遺産」ネタバレ感想・あらすじを結末まで・北川景子×綾野剛の共演

作品情報・キャスト

130人を安楽死させた実在の医師をモデルに中山七里のベストセラー小説を北川景子と綾野剛の共演で映画化

少年からの通報をきっかけに闇サイトで依頼を受け人を安楽死させるというドクター・デスと名乗る連続殺人犯の存在がいることを知る。

警視庁捜査一課の刑事コンビ、犬養と高千穂は捜査を開始し同類の事件が何件もあることが判明するが被害者遺族の証言はどれも犯人を擁護するものばかりだった。

ドクター・デスは救いの神か猟奇殺人犯なのか

犬養隼人(綾野剛)高千穂明日香(北川景子)沢田圭(岡田健史)室岡純一(前野朋哉)青木綾子(青山美郷)麻生礼司(石黒賢)寺町亘輝(柄本明)雛森めぐみ(木村佳乃)など

 

ネタバレあらすじ/ドクターデスの遺産

 

子供からの通報

警視庁捜査一課の犬養は相棒の女刑事・高千穂と一緒に「ボクのお父さんは悪いお医者さんに殺されたんです」と通報してきた少年・馬籠大地の家を訪ねます。

葬儀中だと近所の人に教えられ葬儀場に向かうと少年がポツンを座っていたので声をかけます。大地の母親・小枝子が「病気で亡くなったのに何で通報したの」と叱責すると少年が走って逃げ出したので犬養は追いかけます。

「お医者さんが来てから急に亡くなったんだ。いつものお医者さんはその後に来た」

犬養は火葬されそうになっているところを止めに入り「解剖するのでお預かりします」と告げて運び出します。解剖の結果、血液中の塩化カリウム濃度が異常に高く全身麻酔に使われるチオペンタールが検出され殺人の可能性が高くなりました。

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安楽死

防犯カメラの映像で確認すると少年が言っていた通り白衣を着た男女が現われ90分後にいつもの主治医が来ていました。

小枝子から事情聴取を行なうと「家族のために頑張ってくれたが薬が効かなくなり殺してくれと毎日頼まれていたんだ」と涙を流します。見ていられないしお金もないし一家心中を考えた事もあったがドクター・デスに救われたと言います。

 

闇サイト「ドクター・デスの往診室」を確認すると安楽死を希望する方に処方すると呼びかけていました。

アメリカの医師イワン・ケヴァニコフは塩化カリウム製剤を使って100以上安楽死させていました。ドクター・デスも真似していると推測され解剖しなければ心不全で片付けられるので事件性は疑われる事はありませんでした。

少年の通報で偶然にも事件が発覚したのです。報酬はなかったらしいがサイトにはこれまで何人も手掛けてきたと書かれているので被害者は他にもいるはずだと思います。

また小枝子から提供によりドクター・デスは安楽死する様子をビデオに収めていたが被害者からは感謝の言葉が述べられていました。

 

連続殺人事件

本人、家族の希望があってもこれは弱みにつけ込んだ殺人でしかなく、腎不全で入院している娘・沙耶香がいる犬養は許せません。

ネット上にはドクター・デスに対してのコメントもあり、その中に身内で心不全で亡くなったものがいないか調べます。

拡張型心筋症を患っていた息子を亡くしていた岸田を訪ね「苦しみから解放させてやりたくてドクター・デスに依頼したのか」と聞くと明らかに動揺しました。

「息子の死を願うことが父親として本当に正しいのですかね」と問いかけると依頼した事を認めてくれました。

 

岸田、他3名の証言を得る事に成功し似顔絵作成に入るが照らし合わせると別人ではないかと思うほどバラバラでした。

被害者遺族はドクター・デスを庇っているのだと犬養は気付きます。岸田宅を訪れるとやはりビデオが残されており残った者が苦しまないように自ら決心してビデオに収めたのだと気付くが撮影者がアイスペールに映り込んでいるのに気付きます。

映像を分析解明しドクター・デスに同行していた看護士(雛森めぐみ)の顔を割り出すことに成功しました。

 

ドクター・デス

岸辺から10日ほど前に雛森めぐみを見たと証言を得て、防犯カメラから行き場所を突き止め雛森めぐみを発見します。

署まで同行してもらうと「私は人を救いたくて看護士になったんです。鎮痛剤だと言われ騙されていたんです。何も知らなかったんです」と鳴き始めました。

雛森は8件同行したことを証言するが伝えられていたドクター・デスの名前は偽りでした。雛森が病院を辞めてから現在までの供述は本当であり家宅捜索しても事件と繋がるようなものは何一つありませんでした。

警視庁捜査一課の班長・麻生は「共犯の可能性は残されているから雛森を釈放させて泳がせる」と告げます。釈放を伝えられる雛森は「患者さんだけでなく遺族からも喜ばれ感謝されました。患者さんはとても幸せそうでした」と話し始めました。

犬養は腎臓を患っている娘がいる事を話し「安楽死は絶対に求めない。ドクター・デスはただの薄汚い連続殺人犯だ」と告げます。

 

バラバラの似顔絵を見ていた犬養と高千穂は嘘を付く者は後半の証言の方が信憑性があると気付きそれぞれから証言した順番を聞き出します。

そしてそれぞれの証言を合わせて似顔絵を完成させ岸田に協力を求めると「確かにこの男です」と証言が取れました。

指名手配すると目撃情報が得られ河川敷で生活していた寺町亘輝を発見し容疑者として連行しました。寺町は楽にさせてやりたかったと首を絞めて殺害し7年間収監されていた過去がありました。

「ドクター・デスになり今度は相手を苦しめない方法で何人殺したんだ」

寺町は「証拠があるなら出せ、あるわけがない」と笑います・

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結末/ドクターデスの遺産

雛森は張り込みしている刑事をまいて姿を消します。

「ただの薄汚い連続殺人犯だ」と言われ頭にきていた雛森は犬養の娘・沙耶香が入院している病院を調べ上げます。

医者に扮して潜入し最初は優しい言葉をかけていたが「お父さんは仕事して家事をしてもう限界なの、あなたは重い負担になっているのよ」と洗脳させていきます。

沙耶香は自分が生きるためにドナーを持つという事はお父さんを苦しませ続け更に人の死を待っているのだと自己嫌悪に陥り闇サイトに連絡し一番楽しかった想い出の場所を最期にしたいと伝えます。

 

沙耶香がいなくなり激しく動揺する犬養は落ち着けと高千穂に殴られます。すると沙耶香から電話があり「ごめんさない、お父さんに迷惑かけたくなくてドクターデスに連絡しちゃった、だけど生きたくて」と言われます。

電話を奪われ「娘さんが安らぐ最期を見たいのなら家族の思い出の場所に1人で来なさい」と雛森に言われ高千穂に「すまん」と殴って足止めさせ車を走らせます。

高千穂は通りかかるバイクを止めて貸してもらい捜査一課に連絡して車を追います。

犬養は押し入ると娘の最期を見させるために背後から麻酔の注射を打たれるが自分と雛森を手錠で繋ぎます。殺されそうになるが高千穂が駆け付けて体当たりして逮捕し病院に運ばれた犬養と沙耶香娘も助かりました。

助かったものの想い出の場所が1つしかない事に犬養は涙を流します。

 

感想

本当に救世主だと考えさせられる話かと思ったがただの快楽殺人だったのでちょっとがっかり。

本当にギリギリまで頑張った患者が痛みに耐えきれず救いたくて安楽死させるなら正直否定も出来なかったが安楽死を望むように誘導しているから話しにならない。

想い出の場所が1つしかないのは確かに寂しいがそのおかげで助かったわけだしね。それにしても雛森を釈放した警視庁捜査一課の班長・麻生の責任はあるんじゃないの、笑。