情報・キャスト
麻薬取締課の敏腕刑事として功績をあげ続けるヤンは政界進出を目前に控え最後の任務を開始するが現場に突入すると疎遠となっていた息子アクセルがいました。
隠蔽をはかるが・・・。
監督=ナビル・ベン・ヤディル
ヤン(ピーター・ファン・デン・ベヒン)アクセル(ダヴィッド・ミュルジア)ドリス(スフィアン・シラー)議長(ヤン・デクレール)ルベン(マティース・シーパーズ)
ネタバレ あらすじ
ブラインド・スポット 隠蔽捜査
アントワープ警察麻薬取締隊ヤン・ファービーク隊長はテレビに出演しVPV党の候補として選挙に出ると発言します。
検挙した麻薬犯罪の実刑は6000年分にもなり世間からは高い支持を受けています。
政治家としてインタビューを受けたヤンは宿敵ウーズグールの新しい麻薬製造所のタレコミを耳にし転職前の最後の任務として管轄外ではあった部隊を引き連れ突入します。
ヤンは新隊長メルテンスに銃を渡し挨拶するが右腕的な存在でアラブ人のドリスから密告者が持っていた親子写真を渡されます。
それを見たヤンは自分の子供だったのかと知ります。
「誰にも話すな」と念を押し病院に運ばれた容疑者に会いに行くと疎遠だった実の息子アクセルを目にします。
金で雇ってアクセルを連れ出すよう依頼し、その後口封じのため始末するが防犯カメラに気付きデーターを消すよう右腕ドリスにお願いしました。
ヤンは息子をトランクに押し込めるが政界進出が目前とゆうこともありマスコミが家の前で待機していました。マスコミに追いかけられたヤンは思わず記者に当て逃げしてしまいます。
病院に駆け付けた新隊長メルテンスは見張り役の警察官が刺殺され、密告者が消え、防犯カメラのデーターがない事を不審に思います。
ヤンが当て逃げした映像がネット上にアップされメルテンスは「彼らしくない行動」と思い指名手配します。ヤンは自分の車で警察に行き聴取を受けるが記者が告訴を取り下げたため釈放されます。
メルテンスはヤンの手が傷だらけだったのを目にしており病院にいた事は間違いないと確信します。
ヤンは聴取を受けている時に密告者の住所が書かれているのを目にし記憶します。
アクセルの家に行くとパソコンのデーターに動画の遺書が残されていました。
「ヤンのせいで母さんは麻薬に手を染めた。俺を妊娠してヤンは中絶を迫り母親は身体を売って暮らすしかなかった。ヤンが母さんを潰したんだ。今頃ヤンと俺は死んでいるだろう」
自分を誘き出して殺すためだったのかと分かるがメルテンスとドリスが車から降りてくるのを目にして逃げ出します。
しかし、アクセルから強い憎しみを感じ動揺したヤンは交差点で事故を起こしてしまいトランクを確認するとアクセルの姿はありませんでした。
結末
ヤンはアクセルの居場所を突き止めるがドリスから電話があり「密告者の家から黄色い携帯電話を発見した」と報告されます。
動画の遺書でアクセルが「こいつで殺してやる」と黄色い携帯を手にしていた事を思い出し起爆装置だから触るなと叫びます。
黄色い携帯電話を手にしていたメルテンスは電話帳に登録されていた一件の番号にかけると部屋は爆破しメルテンスは死んでしまいます。
また居場所が近くだったヤン達も爆風に巻き込まれるが助かったヤンは急いでアクセルを車に運び逃走します。
無事だったドリスからメルテンスや元部下が死んでしまった事を知らされます。
あの爆破は自分を殺すためのものだったと正直に伝えるとドリスはウーズグールは囮で情報が全部嘘だったのかと知ります。
「始末してやる」と復讐にもえるドリスにヤンは宿泊しているホテルを教えました。
9名が犠牲となりテロだとニュースになるがヤンは番組に電話をかけ生で繋いでもらいます。
「爆破の狙いは私です」と伝えすべてを話そうとしたがドリスがやってきたので電話を切ります。
ヤンは密告者は息子なんだと告げると「俺には関係ない」とドリスは言います。
ドリスは反逆罪で裏切り者の売国奴と罵られ警察でも差別を受けていたがヤンが面倒を見てくれたからなんとか頑張ってこれました。
ヤンを父親と慕っていたドリスは会った事もない犯罪者アクセルを庇っているのが我慢ならず殺そうとするがヤンは必至に守り殴り倒します。
気を失っていたドリスが目覚めると部屋には誰もいませんでした。
ヤンは持っていた金をアクセルに渡し州外に逃がします。
VPV党員として舞台に立つヤンは会場に足を運んだドリスに射殺され、アラブ人のドリスはテロリストとしてその場で始末されました。
「ヤンは民主主義における権利と義務を守るために戦った。英雄のために立ち上がろう」と党員は一致団結します。