作品情報・キャスト
家族で幸せに暮らしていた主婦リビーは身に覚えのない夫殺しで有罪判決を受けてしまいます。
しかし夫は生きていて息子を託した友人アンジーと一緒に暮らしていることを知り、「復讐しても罪にならない」ので保護観察官の目を盗んで脱走する。
ネタバレあらすじ/ダブル・ジョパディー
リビーは4歳になる息子マティと一緒に釣りを楽しみます。
ウィドビー島で一番綺麗で大きなヨット・モーニングスター号を夫ニックからプレゼントされたリビーは親友で教師のアビーにマティを預けます。
しかし酔って寝てしまったリビーは目を覚ますとボート内は血痕だらけでニックの姿はありませんでした。
翌日、すべての証拠を検証した結果、ニックは死亡と判断されリビーは殺人容疑で逮捕されてしまいます。
4ヶ月前に生命保険に加入していたため殺人の動機と見なされリビーは実刑を受けマティを養子にして欲しいとアンジーにお願いしました。
刑務所に入るとアンジーと連絡が取れなくなります。
「退職金の小切手が届かないから住所を確認して欲しい」とアンジーの名前を使って職場に電話をかけ連絡先を割り出します。
何も知らせずに引っ越していた事に怒ったリビーは「とにかくマティの声を聞かせて」と言います。
久しぶりにマティの声を聞けて癒されるリビーだったが「パパ!」と口にした後、電話が切れました。
ニックが生きているなら自分は何故囚人なのか悩んでいると弁護士の資格を失ったマーガレットから修正第五条二重処罰の禁止がある事を知らされます。
1人が1つの事件で二度有罪にはならない事で出所したあとニックを殺しても罪にならないのだと知ります。
リビーは復讐のため体を鍛えながら真面目に過ごすと6年後に元大学教授トラヴィスの監視の下、仮釈放が決まります。
アンジーの新しい勤め先を調べたリビーは学校に侵入し住所が書かれた名簿をちぎりポケットにしまうが保安官に捕まってしまいます。
迎えに来たトラヴィスに連れられフェリーに乗せられるが隙をついてアクセルを踏み込み車ごと海に落下させ銃を奪って逃亡します。
ヒッチハイクしながら実家に辿り着いたリビーは母親が隠し持っていた金を譲り渡され古いトラックを借ります。
やっと辿り着いたリビーだったが別の家族が住んでいました。隣人からアンジーは3年前に1人でいる時に台所のガスが漏れて爆破事故で亡くなった事を知らされます。
リビーは図書館で事故の記事を読むと写真にうっすらカンディンスキーの絵が飾られているのを見付けます。
画廊を訪ねるとトラヴィスが後からやってきます。トラヴィスに応対している間にリビーは売買記録をパソコンで調べ窓から逃げます。
ジョナサン・デブローと記録されていた人物がパーティーを開催すると知りリビーは潜り込むとニックが姿を現しました。
怪しいオークションで買い取ったリビーは「見付けたお礼にキスしてくれる」と近付いて行くとニックは強張ります。
とにかくマティを返してくれればそれで良いと伝えると翌日墓地で会おうと言われます。
一方、追っているうちにジョナサン・デブローに辿り着いたトラヴィスはリビーの言っていた事はもしかしたら本当なのかも知れないと思うようになります。
ジョナサン・デブローを調べると3年前からの記録しかなくリビーを追い掛けていたトラヴィスはおそらく前の名前はサイモン・ライダーでその前がニックではないかと疑います。
結末
マティに会えると思い喜んで墓地に行くがリビーは小屋にある棺に押し込められてしまいます。
銃を使いなんとか脱出するがトラヴィスに捕まりリビーは泣き崩れてしまいます。
トラヴィスはジョナサン・デブローを訪ねニックの免許証の写真のコピーを突き付け100万ドルでなかった事にすると話を持ちかけます。
承諾したニックに「リビーが刑務所に戻っても黙っているはずがないから問題だ」と伝えると彼女は葬ったから大丈夫だと言いました。
その時すべての会話を録音していたリビーが銃を持って現れます。
ルイジアナ州だから殺人はガス室送りだと言われるがリビーは二重処罰の禁止があるから大丈夫だと告げます。
銃を突きつけマティの居場所を聞き出したリビーは同じ苦しみを味あわせるため殺人の罪で刑務所に送ると教えてやります。
しかしニックは銃を隠し持っていてトラヴィスに発砲したためリビーは計画を変更しニックを射殺しました。
法律上はまだ妻のためニックの財産はすべて自分の物だと知るがリビーに興味があるのはマティだけでした。
自分の事を覚えているのか不安を抱えながら11歳になったマティに会いに行きます。
「私が誰か分かる?」と聞くと死んだと聞かされていたマティは「ママ!」と答えました。リビーは涙しながらマティを抱きしめました。