映画「ラスト・リベンジ」ネタバレ結末/病気で引退させられたベテランCIA捜査官はテロリストの居所を突き止めた

 

作品情報・キャスト

ベテランCIA捜査官は全頭側頭型認知症で余命8年だと宣告されます。

手が震えたり怒りっぽくなったと自覚症状があり上司に勧められ引退を決意するが22年前に自分を監禁して暴行したテロリストの潜伏情報を仕入れ最後の復讐にでる

監督=ポール・シュレイダーエヴァン・レイク(ニコラス・ケイジ)ミルトン・シュルツ(アントン・イェルチン)モハメド・バニール(アレクサンダー・カリム)ミシェル・ズバレイン(イレーヌ・ジャコブ)

 

ネタバレあらすじ

ラスト・リベンジ

ベテランCIA捜査官エヴァン・レイクは数々の賞を受賞しており新人に対しスピーチを行うが上司から引退を勧められます。

レイクは「現場でこそ役に立つ人間だ」と訴えるが最近、手の震えが止まらなかったり気が荒くなる自覚症状があり病院に行くとアルツハイマーよりタチの悪いFTD(前頭側頭型認知症)だと診断されます。

この状況では家族の支えが必要だと言われるがエヴァンには兄弟も子供もいませんでした。

セロトニン抑制剤で行動症状を抑える事しかなく病気は治せないと余命8年と宣告されてしまいます。

 

ルーマニア、ブカレストのグロザベステイ桟橋で麻薬売人が持っていたUSBを情報庁本部は解析しました。

アメリカ安全保障局ディーコンはデジタビンに興味を持っていたCIAミルトンに情報を教えます。

エヴァンは22年前に自分を監禁して拷問したテロリストのモハメド・バニールは潜伏しているかもしれないと部下ミルトンから知らされます。

22年前にバニールは死んだとされていたがエヴァンは必ず生きていると確信しておりいつか復讐してやると思っていました。

地中海貧血サラセミアは遺伝性の病気でバニールの持病であり臨床試験にはデジタビンとアザシチジンが必要なのです。

病は末期にさしかかりいずれ姿を現わすはずだと予想するエヴァンは捜索部隊を要請するが長官はエヴァンの病気を知っており強制的に引退させられます。

 

USBを持っていたのはアブディで処方箋を出していたのは妻をケニア人に持つブカレスト大学病院の研究員ユリアン・コーネルでした。

アブディがコーネルに大金を払っている事が分かりバニールはアブディを仲介人として地下に潜っているのだとエヴァンは気付きます。

その頃、ケニアに潜伏しているバニールは返事がない事を不審に思い部下アシムをブカレストに行かせコーネル医師を連れて来いと命じます。

運悪く家に医師が訪ねてきたため病気のことをミルトンに知られてしまいます。

ミルトンはバニールなんかのために時間を浪費する事ないと訴えるがエヴァンは残された時間で価値があることをしたいのだと言いました。

 

エヴァンが元ジャーナリストのミシェルに会うためブカレストに行くと知りミルトンも協力します。

ミシェルは元エージェントでもありかつてはエヴァンの恋人でした。

エヴァンとミルトンはブカレストに到着すると早速彼女に会いコーネル医師にアポを取り付け偽名を用意してもらいます。

しかし、2年前に1度だけ会ったアブディが代理人であるためコーネル医師はバニールの事を知りませんでした。

エヴァンは逮捕しようとするがコーネルは「昨夜アラブ人が家に押し入ってきて妻が脅迫されました。患者に会いに行かなければケニアにいる妻の家族が危ないのです」と言いました。

エヴァンは連絡する事を条件にコーネルを解放しました。

エヴァンはホテルの場所が分からず不安に駆られて歩き続けているとミルトンに発見されます。

ミルトンは「振込があったとコーネルから連絡きた。ビザが取れたらすぐにケニアに飛ぶ……バニールは覚えているよね?」と一応聞いてみるとエヴァンは「当たり前だ」と怒り口調で言いました。

エヴァンはコーネルから航空券と金、パスポートを受け取り、コーネルに接触してきたアシムをミルトンが追いかけ首を切りつけ始末しました。

アシムの携帯を調べるとすべてメールで連絡しておりバニールの潜伏先がモンバサだと分かります。

エヴァンはミシェルに連絡しミルトンのケニア用のビザと特殊メイクのプロを紹介してくれと頼みます。

 

結末/ラスト・リベンジ

ケニアのモンバサに到着したエヴァンはコーネル医師に扮装し彼のビザで入国します。

出迎えてくれたバニールの部下にわざとらしく「アシム君は?」と聞きます。時間差でミルトンがアシムの携帯で「警備に拘束された」とメールします。

診療所に案内されたエヴァンはカルテを読み明日患者の家に行きますと伝えます。

ミルトンは市場で銃を高額で手に入れるがエヴァンは病気のせいで把握するまで時間がかかります。

ボディチェックを受ける事になるから銃は持てないと断りそのかわりエヴァンは毒入りの注射を用意します。

心配するミルトンは1人で行かせられないとワイヤレス装置を渡すがエヴァンは毒があるから大丈夫だと言いました。

1時間経過したら後は任せるとミルトンに告げエヴァンは患者の家に行きます。

予想通り相手はバニールでした。トイレを借りるフリをして世話係ブイを気絶させて閉じ込めたエヴァンは特殊メイクを落としバニールの前に座ります。

見付けられた事に驚くバニールは昔話を始めるがエヴァンの話が辻褄が合わないので病気だと気付きます。

衰弱し長くは持たないだろうバニールを見てエヴァンは「お前は血液の病気で俺は脳の病気だ」と言いました。

そして目的が何か分からなくなり不安に駆られ、「もう帰るよ」と伝え出て行きます。

ミルトンに話しかけられたエヴァンは思い出し満足したと答えました。

エヴァンはミルトンとホテルのプールサイドで酒を軽く飲むがバニールの部下に襲撃されミルトンが撃たれます。

咄嗟に返り討ちにしたエヴァンはバニールの家に行き用意していた毒入りの注射をぶっ刺し始末しました。

エヴァンはホテルに帰るときに病気による意識障害が起こり対向車と正面衝突しました。ミルトンはエヴァンが大事に持っていた指輪をミシェルに渡しました。