作品情報・キャスト
刑務所帰りのカミラは次女マリア、三女アニータと共に上院議員の家に侵入し大金を手に入れようとしたが金庫にありませんでした。
地下に降りると少女が拘束されており助けようとすると怪現象が・・・
ネタバレあらすじ
ドント・ヘルプ
サン・ピエトロ広場で先週から入院していた教皇レオン14世の逝去がバチカンの発表により伝えられました。
葬儀後、枢機卿会議で定められた教皇選挙の日に新教皇が決定します。
刑務所から出たばかりのカミラは次女マリア、三女アニータと共に大金を盗むため上院議員に就任したばかりのホセの家に車で向かっていました。
従業員や警備員はいないのかとマリアは不安になるがカミラは「息子が亡くなってから庭師以外解雇したから大丈夫だ」と言います。
カミラは車で待機するアニータに「やばくなった逃げな」と伝えマリアと一緒に侵入するが金庫の中は空でした。
カミラは銃を取り出すと「誰も傷付けない約束だ」とマリアに止められるがエウラリアに脅されているため手ぶらでは絶対に帰れないと訴えます。
物音に気付いたホセが銃を持って階段を降りてきたのでカミラは背後から後頭部に銃を突き付けます。
「妻アンジェリカはいるが娘は入院中だ」
マリアがアンジェリカに銃を突き付け、カミラはホセに隠し金庫を開けさせ金をバッグに入れさせます。まだ金はあるはずだと訴えるとホセは解雇した警備員ミゲルに聞いたのだと把握します。
カミラは二人を椅子に縛って捜そうとすると地下から物音がするのに気付きます。
アンジェリカが「地下には何もない」と強く訴えるのでカミラは階段を降りていき南京錠を壊してドアを開けるとベッドに少女タマラが拘束されていました。
頭にきたカミラはホセを殴りつけるが娘だと知らされます。
3姉妹は子供の頃に助けを求めていた経験からカミラは少女を救うため「アニータと合流して車を持ってきて」とマリアに指示します。
ホセは「娘が自分でした事なんだ、金はやるから立ち去れ」と言います。アンジェラは「あなた達は何も分かっていない」と訴えるがカミラが車椅子に乗せて連れてきたタマラの姿が消えている事に気付きます。
「怖がらないで助けに来たから」と呼びかけながらカミラは捜し連絡を受けたマリアとアニータも屋敷内を捜します。
その頃アンジェラは「あと3時間、真実を話すべき」と口にするがホセは「どうせ信じない」と聞く耳持ちません。
手分けして捜しているとアニータの悲鳴が二階から聞こえます。
カミラとマリアは駆け上がると妹はいなかったがタマラがポツンを床に座っていました。「大丈夫だから、病院に行こう」とカミラが抱き抱えようとするとタマラはバタバタと暴れ「彼を外に出さないで」と叫びました。
タマラが気を失ってしまったので抱き抱えて下におり車椅子に座らせるとホセが「今すぐ縛って顔を覆え」と訴えてきます。
無視するカミラはアニーターを探しに行くとアンジェラとホセは話が分かるマリアに「頼むから説得してくれ。金は用意するから」と言います。
タマラは「助けて」と口にするがホセはそうやって人を操るから騙されるなと強く言います。
マリアは「私は罰せられる」と浴室で怯えるアニータを見付けるがカミラを呼びに行くと彼女の目の前でアニータは首を吊っていました。
急いで浴室に戻るとアニータの姿はありませんでした。
アニータの遺体を車に運んだカミラとアニータは屋敷に戻ると「君たちも同じ目に遭う。息子も追い詰められ亡くなったんだ」とホセに言われます。
タマラは急にニヤッと笑い「アニータはお前の罪で生まれた子だろ。父親を殺してもお前の本性は変わらない。」と言われカミラは怯えます。
姉妹は神父である父親に悪いようにおもちゃにされ育ち、妊娠したカミラは我慢の限度を超え暴行されるマリアを救うため父親を殺していました。
タマラは「マリアは法廷で父親を庇って虐待の事実を否定した」と告げると妹を助けるために犯行に及び刑務所に8年入っていたカミラはショックを受け殴り何度も蹴り上げます。
マリアは必死に謝罪するがカミラは「縁を切る」と出て行き車を走らせました。
しかしバックミラーには睨み付けるアニータや父親が見えてしまい崩壊してしまったカミラはスピードをあげ車に突っ込みました。
「日々力が増している。司祭が悪魔払いに来るから気を失っている間に地下に運んで」とお願いされたマリアはアンジェリカとホセの拘束を解きます。
タマラを地下のベッドに固定すると「バチカンきってのエクソシストであるナタレ枢機卿が来る」と知らされるがタマラが「二人に騙されないで、助けて」と暴れ出します。
マリアはタマラを押さえつけると気を失うが銃を手放してしまった事でアンジェリカに奪われてしまいます。「出て行くから助けて」と訴えるとホセに殴られ気を失います。
やってきた枢機卿にアンジェリカは「10回以上、悪魔払いを頼んだが強力らしく失敗に終わっている」と告げると典礼秘跡省の許可を取ってきたのでかつての儀式を行うと言いました。
聖職者たちが悪魔の存在やそれに対抗する神の力も信用しなくなったので1990年から最も効果的な祈りを排除していたのです。
結末と感想
枢機卿は儀式を行うがいきなりホセに銃を突き付けられ拘束されてしまいます。
タマラが何も話さなくなり歩くこともしなくなるとホセは救わなければと悪魔を呼び出した事で彼女に悪魔アモンが取り憑いてしまったのです。
ホセとアンジェリカはナタレ枢機卿を始末すればタマラを返すとアモンと契約を結んでいたので来てもらったのです。
アモンは40の軍団の長で頭が良く相手の心を読み罪を感じている部分を見付け人を操ります。
アニータは自分の親がカミラと祖父だという事を聞かされショックで自ら命を絶ち、暴力を受けていてもキリストに心酔していたマリアは父親を庇った事で姉を刑務所に送ってしまったため罪悪感を抱えていました。
心酔していたがマリアにとっては酷い扱いしか受けてこなかったので救いなんてないと苦しんできました。
拘束を解いたマリアは隙を突いてホセの銃を奪い枢機卿を解放しろと要求します。
しかし悪魔の力で電気が暗くなるとその隙に殴られたマリアはホセに首を絞められます。
枢機卿に「救えるのはキリストだけ」と説得されたアンジェリカはホセを撃ったあとに「皆を救って」と口にして自らの頭を撃ち抜きました。
儀式を手伝ってくれと言われたマリアだったが枢機卿がアモンに首を絞められていたので変わりに悪魔払いを行います。「今まで辛い目に遭っても救われなかったし神は助けてくれなかった」と思っていたが十字架を手にし神を信じ神に祈り神の力を借りて行うとタマラはドロドロとした赤い液体を吐き出しました。
アモンが身体から抜けるとタマラは普通の少女に戻り、マリアはキリストを信じ父親を赦しました。
母親と一緒にテレビを見ていたマリアはナタレ枢機卿が新しい教皇になったと知ります。
ナタレの何かに取り憑かれたような表情を見てマリアは神に祈ります。(終)
家に侵入した時から名前で呼び合っているので馬鹿姉妹でコントかなと思いましたが物語が進むにつれて宗教色が強まり難しくなっていきましたね。
正直、私の解釈であっているのか自信がない。