中国ドラマ「燕雲台」全48話ネタバレあらすじを感想を交え最終話の結末まで

中国ドラマ「燕雲台」作品情報

中国史上初の征服王朝に実在した皇后・蕭燕燕の壮絶な人生を描いた中国歴史エンタテイメント。

契丹族の国である遼の北府宰相・蕭思温の三⼥・蕭燕燕は遼の朝⾂である韓徳譲と愛し合うようになるが第4代皇帝・穆宗の後継ぎの座をめぐり⽔⾯下の争いが続いていました。

蕭家の三姉妹がその勝負の切り札とみなされ長女の蕭胡輦が穆宗の弟・罨撒葛に、次女の蕭烏⾻⾥が初代皇帝・太祖の孫・耶律喜隠に嫁ぐことになる。そんな中、蕭燕燕は暗殺された前皇帝・世宗の息⼦・韓徳譲が⽀持する耶律賢に嫁ぐことになってしまう。

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契丹族とは?

4世紀から14世紀にかけて満州から中央アジアの地域に存在した半農半牧の民族で10世紀初頭に現在の中華人民共和国に相当する地域の北部に帝国を建国し国号を遼とした。12世紀に入り次第に勢力を強める女真と宋によって遼は1125年に滅ぼされた。契丹人の多くは女真に取り込まれ一部は中央アジアに逃れて西遼を建てた。

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キャスト

主演は「王女未央-BIOU-」で主演を務め、これが出産後の復帰作となるティファニー・タン

蕭燕燕(ティファニー・タン)韓徳譲(ショーン・ドウ)蕭胡輦(カーメイン・シェー)耶律賢(ジン・チャオ)蕭思温(リウ・イージュン)耶律罨撒葛(タン・カイ)蕭烏骨里(ルー・シャン)耶律喜隠(ジー・チェン)耶律璟(ニン・リー)など

 

 

ネタバレあらすじ/燕雲台

 

第1話・波乱を起こす少女

天禄5年、帰化州祥古山、

遼の第3代皇帝・耶律阮(世宗皇帝)は掟を破り漢人の女子・甄氏を皇后に立てたが守旧派の反対を甘く見ていたために祥古山の変を招く結果となりました。

18年後、

北府宰相の三女・蕭燕燕は女子の強さを証明したくて草原一の馬を手に入れようと男と決闘していました。一方、幽州の運営で烏合の衆を鍛え上げた韓徳譲は暴走した馬を見事に手懐けると烏雲蓋雪(ううんがいせつ)と名付けました。

韓徳譲は友である耶律阮の息子・耶律賢から文を受け取り馬を走ら上京します。

 

上京していた蕭燕燕は烏雲蓋雪を見て草原一の馬だと気に入り小石を放って暴れさせ「私の馬が怖がった、その馬で弁償して」と訴えます。

強請っても動じなかったので10両を一方的に渡して烏雲蓋雪に飛び乗るが手懐けることが出来ずに暴走し刑場を荒らしてしまったことで役人に包囲されてしまいます。

自分は北府宰相・蕭思温の娘だと令牌を見せ、助けに駆け付けてくれた韓徳譲は自分の馬丁だから許すよう告げます。そして刑場で助けてあげたのだからと烏雲蓋雪を譲って貰いました。

韓徳譲は耶律賢と再会します。耶律璟が祥古山で察割の乱を利用して父親の帝位を奪ったので耶律賢は敵を討つために生きており韓徳譲はこれからは協力すると告げます。

 

聡明な蕭胡輦(北府宰相の長女)は次女の蕭烏骨里が装身具を賭けた謎解きで騒ぎを起こしていたので助けに入ります。

「私達は高官の娘なんだから言動に気を付けましょう、家族に迷惑を掛けることになる」

雨乞いの儀式に参加するため戻ってきた蕭燕燕は射柳大会に優賞すれば郎君軍(皇族の子弟を中心とする禁兵)の統領になれると知ります。

一方、権力の中枢に近付くには身分が必要だと思う韓徳譲はまずは射柳大会で優賞するよう耶律賢に言われます。

また皇太叔・耶律李胡は兵権を奪うためにも必ず優賞しろと耶律喜隠に告げ蕭思温に文を送ります。

 

蕭思温は射柳大会を見に行ってはならないと娘に命令すると韓徳譲が訪れます。

「察割の乱を制圧した蕭宰相が国の危機を見て見ぬふりをするのですか、遼のためご決断ください」と先帝の形見である玉佩を差し出され祥古山の変を思い出します。

(長女の蕭胡輦が一番着飾ってないですね。次女の蕭烏骨里は可愛らしいおバカで蕭燕燕はお転婆娘といったところか。みなさん蕭思温を取り入りたいようですね。耶律賢は「白華の姫」や「如懿伝」に出てましたね。まだ相関図が頭に浮かばない状態ですが面白そうですね)

 

第2話・皇帝の猜疑心

父・蕭思温(宰相)から「韓徳譲に何か言われたか」と聞かれた蕭燕燕は「聞かれたら馬の件で来たと返事した方がいい」と言われていたのでそのように答えます。

蕭思温は暗君の耶律璟を排除しなければ平穏は訪れないと思うが先帝の次男・耶律賢に付けば謀反の罪に問われるので困惑します。

陛下は疑い深いので太祖の三支(太祖をルーツとする3系統)に近付きまかり間違えれば大難から逃れられません。

考え抜いた結果、民のために耶律賢に会うことを決断し玉佩を届けるよう長女・蕭胡輦に渡します。

 

射柳大会の決勝を見るため第4皇帝の耶律璟、耶律罨撒葛(太平王)、耶律李胡(皇太叔)などが到着し席に着きます。

蕭烏骨里(次女)が耶律喜隠に目を奪われるなか蕭胡輦は蕭燕燕がいないことに気付くと耶律磨魯古の名で大会に参加していたので驚きます。

優賞した韓徳譲は褒美で刀を賜り郎君軍の統領となるが本物の耶律磨魯古が気絶させられ令牌を奪われた事で刺客がいると騒ぎ出します。

蕭思温は刺客ではなく私の三女だと告げると長女と次女も駆け付けます。皆が自分の責任と謝罪するなか耶律璟が刀を抜いたので蕭燕燕は独断でやった事で家族は関係ないと訴えます。

「女でも兵を率いて国のために戦える事を証明したかっただけです」

耶律璟が気に入ったと笑ってくれた事も蕭思温は安堵します。

 

契丹人は遊牧して暮らし馬や馬車を家とします。太祖が農業を奨励したのち農耕と定住が徐々に始まったが陛下は古い習慣を守っていました。

四季に従って行宮へ移動し馬車の中で政を論議します。若き男女が出会える跳月大会があり郎君軍の統領となった韓徳譲は安全を確保するよう命じます。

(耶律璟は何であんな弱々しいのに自ら皇帝になったのだろうか。酒に溺れちょっとでも物音を立てたら刺客だと取り乱して殺害するし話にならないw。耶律賢は病気のフリをしているのかと思ったけど本当なのかな。そして耶律賢の面倒を見ている韓匡嗣が韓徳譲の父親なのね)

 

第3話・意中の人

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李胡の勧めで蕭思温の長女・蕭胡輦に接近する耶律喜隠だったがまったく相手にされないので自分に好意を持ってくれている次女・蕭烏骨里に狙いを変えます。

三女・蕭燕燕は巡回していた韓徳譲を見付け組手の勝負を挑みます。激しく組み合う2人は蕭燕燕が優勢で進むが倒れたときにキスするかたちになってしまい恥ずかしくてその場を去ります。

意中の相手に出会えた妹二人が夜遅くまではしゃいでいるので蕭胡輦は父親に聞えると注意しに行きます。

 

耶律賢は韓徳譲に会うため変装して韓徳譲の侍従となって向かうが見張りを付けていた耶律罨撒葛に筒抜けでした。

韓徳譲と蕭胡輦は狩りをするフリして辺りを見回し、蕭思温は病弱だった耶律賢を目にすると父親の世宗皇帝にそっくりだったので驚き目に涙を浮かべます。

「今の遼は内外に問題を抱え変革が必要、再び漢制を推進させ諸王と各族の兵権を分散させ内乱を平定したあとは科挙を行なって人材を求め契丹人と漢人を分けない。同じ轍を踏むつもりはない」

蕭思温は協力することを決意し誓いを交わすが耶律罨撒葛が訪ねてきたと報告を受け耶律賢を逃がします。

 

韓徳譲と耶律賢は追っ手がいるのを目にして別れて馬を走らせ、烏雲蓋雪(馬)の手入れをしていた蕭燕燕は目撃して大量の馬を放ち耶律賢を助けます。

蕭燕燕は体調悪そうな耶律賢を見て烏雲蓋雪に乗せて送り届け、彼を探していた韓徳譲は送り届けたと知らされ安堵します。

耶律璟は二人が会っていた可能性があると言われるが病弱な耶律賢が遠い幕営に行けるはずないし耶律罨撒葛の追跡をかわせるはずないと笑うが弟が真剣な表情をみせるのですべて任せると伝えます。

(蕭家の3姉妹はそれぞれに嫁ぐと敵対することになってしまうのでは?。蕭燕燕は韓徳譲と良い感じだけど耶律賢は彼女に一目惚れしましたね)

 

第4話・后族の娘

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耶律賢は自分を助けてくれた者が落としていった玉佩を調べ蕭思温の娘(蕭燕燕)だと知ります。

「また会えるだろう」と笑みを浮かべるが捺鉢からの帰路の途中、刺客集団に襲われます。蕭思温と接触したようだと疑われていたので耶律賢の盾となって守るが傷を負ってしまいます。

韓徳譲と耶律罨撒葛が必死で守りながら何とか逃走すると蕭燕燕の玉佩で重傷を免れた耶律賢は「人皇王の系統の私と太宗の系統の陛下を同時に襲うのは皇太叔・李胡しかいない」と告げます。

 

耶律賢の見舞いに訪ねた韓徳譲は「耶律喜隠が蕭烏骨里に接近して恋仲となれば蕭思温が陛下から疑われ自分たちもフリな状況に陥る。李胡と耶律喜隠を捕らえねば」と告げます。

蕭家の娘に詳しいことで意中の人でもいるのかと聞かれ「大業を成す前は慎まねば迷惑が掛かる。ましてや蕭思温の娘と恋仲になるのはあまりにも目立ちすぎる」と伝えると思い悩むように耶律賢は同意します。

皇帝暗殺に失敗した李胡は動揺し耶律喜隠は父親の命で大于越の耶律屋質に助けを求めに行くが相手にされませんでした。

 

南朝軍が幽州に迫っていると報告を受けた蕭思温は耶律罨撒葛たちに伝えすぐに陛下に謁見するが危機的な状況なのに泥酔していたので激怒します。

耶律罨撒葛は謀反の疑いがある李胡の屋敷を封鎖し留まらなければならないので「馬車に陛下を乗せて親征する。私が責任を取る」と言います。蕭思温は感謝するが留守にしている間に軟禁されている耶律喜隠に会うため蕭烏骨里が通関令牌を持ち出していました。

蕭燕燕はすぐに察知したが「会ったらすぐに戻る」条件で見逃しました。しかし耶律罨撒葛に見付かってしまい「蕭思温と李胡は結託し謀反を企てた」と疑われ蕭烏骨里は投獄されてしまいます。

(いやいや、見逃したらダメでしょ。蕭家が滅びてしまいますよ。蕭烏骨里は簡単に騙され知能が足りないですね。見逃した蕭燕燕も一緒か。恋は盲目、なんとなく先が読めたな、耶律罨撒葛は早く娶れと陛下に言われていたし・・・)

 

全48話あらすじ一覧・燕雲台

 

1話~4話

1話・2話・3話・4話(ページ内にジャンプします)

北府宰相の三女・蕭燕燕は耶律賢に協力する韓徳譲から烏雲蓋雪と名付けた馬を譲ってもらう。李胡の指示で蕭家の娘に近づく耶律喜隠は長女・蕭胡輦に相手にされないので次女・蕭烏骨里をねらう。蕭燕燕と韓徳譲は互いに惹かれ合うが耶律賢が・・・

5話~12話

5話・6話・7話・8話

蕭燕燕は陛下に届けられる密書を奪おうとするが李胡が謀反を起こした事だけが記されてあり蕭烏骨里と耶律喜隠、そして蕭家の事は書かれていなかった。耶律罨撒葛が蕭胡輦を看取るための策だと気付くなか、韓徳譲は大業を成した時には蕭燕燕を娶ると告げる。耶律罨撒葛と耶律喜隠から求婚を求められた蕭家は・・・

9話・10話・11話・12話

胡輦は耶律罨撒葛に、烏骨里は耶律喜隠に嫁ぎます。皇族や后族は耶律罨撒葛の宴に出席し喜隠の方に客はいなかった。燕燕は父親や韓徳譲が何をしようとしているのか気付く。韓徳譲は燕燕と結婚する決意を固め蕭思温の許しを得る。耶律賢は弟・只没が頻繁に皇族と接触していたので軽挙は慎むよう説得を試みるが・・・

13話~20話

13話・14話・15話・16話

胡古典と只没の婚姻を終えた耶律賢は新帝となるために離宮に移って準備を進め、韓徳譲や蕭思温に時が来たと伝える。耶律罨撒葛の間者を懐柔して耶律璟を討ち新帝となると黒山に侵攻してきた耶律罨撒葛を逆賊に転落させる

17話・18話・19話・20話

新帝となった耶律賢が燕燕を貴妃に迎えると知った韓徳譲は裏切りだと激怒する。嫁ぎたくない燕燕は韓匡嗣と国外へ逃げようとするが蕭思温に説得された蕭胡輦が立ち塞がり韓徳譲が瀕死の状態に・・・燕燕は望まない婚儀を強いられ耶律賢に嫁ぎ韓徳譲は旅に出る

21話~28話

21話・22話・23話・24話

韓徳譲は日蓮部の奴婢を救い新しくなった族長・阿孛合に漢人の方法を伝える。蕭烏骨里が王子を出産すると耶律賢に子が出来ないと悟った女里は皇帝の座を狙うためにも養子に出すべきと進言するが・・・。自分で帝位を奪って見ろと蕭烏骨里に言われた耶律喜隠は耶律罨撒葛を討伐しようと企てるが・・・。

25話・26話・27話・28話

蕭思温が刺客に襲われ亡くなる。女里に守られ助かった耶律賢は身籠もっている燕燕には報告するなと告げるが・・・。旅に出ていた韓徳譲は黒幕を突き止めるために上京に戻り、耶律賢は摂政を皇后に託し韓徳譲を枢密院通事に任じる。耶律喜隠たちに対抗するため耶律罨撒葛を上京に呼び戻した頃、燕燕は皇子を出産する

29話~36話

29話・30話・31話・32話

摂政の座を狙う耶律喜隠を抑えるべく話し合う燕燕は敢えて喜隠が相応しいと訴えると証拠が急にボコボコ出てきたため喜隠を流刑に処す。蕭烏骨里に濡れ衣だと言われた韓徳譲はやはり耶律罨撒葛が黒幕かと分かるが・・・噂を止めるために韓徳譲は李思と婚儀を挙げる。蕭胡輦は罨撒葛が皇子を狙った黒幕だと知りショックで流産してしまう。

33話・34話・35話・36話

耶律罨撒葛がついに謀反を起こし耶律賢と蕭燕燕は寧王妃・安只の計略で毒に侵された・・フリをします。予想通り女里と高勲が乗り込んできたので休哥と達凛が始末し燕燕の矢を受けた罨撒葛は帰還するものの命を落とす。11年後~、幽州を死守する韓徳譲を救うため身籠もっている燕燕は自ら出兵し・・・

37話~44話

37話・38話・39話・40話

新政を公表し耶律賢は感無量だったが体は病にむしばまれ侍医も手の施しようがない状態となります。燕燕には伏せるよう命じ捺鉢へと旅立つと渤海族からの献上品である蕭玉と出会い側近にさせる。それに目を付けた耶律喜隠は・・・。妻を失った韓徳譲は・・

41話・42話・43話・44話

秋捺鉢のために都を離れると耶律喜隠の息子・留礼寿が予想通り謀反を起こす。投降すれば命は助けると告げるが・・・。死期が近いことを悟る皇帝は長子である梁王・耶律隆緒を次期皇帝に就けると詔を下す。夫と息子を失った蕭烏骨里は恨みを募らせ燕燕を命を狙うが・・・

45話~48話/最終話

45話・46話・47話・48話

太后・蕭燕燕は姉との別離に心を痛めながら韓徳譲の補佐のもと政務に励む。2人を婚儀を挙げ燕雲台での誓いをようやく果たすなか皇太妃の国阿輦斡魯朶によくない噂が流れ・・・/燕燕は南征を決意するが和議により南北の対立を解消させるのが目的でした。撻覧阿鉢が聖宗・耶律隆緒を襲ってしまい・・・