作品情報・キャスト
10年前に母親を殺害されたハリーは父親レナードに憧れてCIAの一員となるが極秘のハッキング装置を移送中だった父親が誘拐される。
同僚の女性ヴィクトリアと父親の救出に乗り出すが・・・
ネタバレあらすじ
エクストラクション
CIA捜査官レナードは犯罪組織に潜入していたが何者かの密告により正体がばれ拷問を受けます。
「仲間の名前をかけ」と渡されたペンを武器にレナードは皆殺しにするがバージニア州にある自宅に暗殺者が待機している事を思い出します。
信頼する同僚のロバートソンに連絡したあと「母さんを連れてすぐ逃げろ」と息子ハリーに電話で伝えるが「母さんが目の前で殺された」と怯えていました。
ハリーは殺されそうになるが間一髪のところで駆け付けたロバートソンに助けられました。
〜10年後、
母親を助けられなかった事を悔やむハリーはCIAに入局しプラハに配属されます。
今でも凄腕として評されるレナードのようになりたいと日々訓練するが捜査官になるための試験は落ち続け仕事はデスクワークでした。
アメリカ・ニューアークでハッキング最新兵器コンドルを輸送していたレナードが襲撃されそのまま拉致されます。
知らせが入ったシッターソン長官はコンドル奪回とレナードを救うためロバートソンを呼び寄せます。
身内はチームに加えられないと断られたハリーは同僚ダリルに会議を盗聴するようお願いします。
コンドルが起動されている事が確認され、これを手にすれば誰もが諸国の主要な通信を支配できてしまいます。
作動を阻止するには強制キーを使えば解除できるが遠隔操作はできないため直接アップする方法しかありません。
ハリーは72時間以内に入国した要注意人物や密売人を洗い出した結果、ブカレストのカマタル派の残党ドレイクが怪しいと報告します。
自宅まで強制的に送られていたハリーはどうしても自分の手で父親を救いたいと思いヒギンズ捜査官たちを殴り付け車から降りて逃走します。
ハリーがニューアーク入りした頃、CIA女性捜査官ヴィクトリアは強制キーを渡され任務に気付かれないよう動いていたが逃走したハリーを捕まえるよう連絡を受けます。
ハリーはダリルから情報を得て地元のバイカー達が集まるBARに行きます。
ハリーの態度はバイカー達をイラつかせ袋叩きにされるがヴィクトリアが銃を持って助けに来ます。
ハリーは手榴弾のロックを外し脅すとドレイクの弟ヴィンかやってる修理屋を知ります。店を出るときに手榴弾を投げ入れるがただの催眠弾でした。
ハリーは元恋人であるヴィクトリアに「どうしても父親を助けたい。終わったらすぐプラハに戻る」と訴えると彼女は受け入れました。
ハリーとヴィクトリアは修理屋に向かいヴィンを脅すと高級ナイトクラブで会う約束がある事を知ります。
ヴィンを解放すれば今から警察が行くと連絡されてしまうためハリーは気絶させて車に押し込みました。
ヴィクトリアは高級ナイトクラブによく出入りする親友クリスに協力を求めます。
クリスはヴィクトリアにドレスを貸し「2人はなぜ別れたの?」と聞いてきます。
ヴィクトリアは捜査官で活躍し始めたのにハリーはいつまでたってもデスクワークであった事が気まずくなった理由だと知り「ならよりを戻せそうね」とクリスは言いました。
拘束されたレナードの映像がCIAに届きます。
「アルダラ・サヤフの人質として拘束された。14時間以内にコンドルを使って世界中の通信を支配する。要求が通らなければ世界中のミサイル発射台が起動されてアメリカ本土に向けられる」とレナードは言わされていました。
ロバートソンから電話を受けたハリーは「ドレイクじゃない。相手はアルダラ・サヤフだ。関係ないから今すぐ手を引け」と言われます。
嘘だと疑うハリーは確かめるためにもヴィクトリアと共に高級ナイトクラブに行きます。
ヴィクトリアは色仕掛けでドレイクに近付き酒を楽しむが耳元で「お前はCIA捜査官ヴィクトリアだ」と言われます。
またトイレにいたハリーは「お前、暗殺対象になってるぞ」とダリルに知らされトイレに入ってきた男に注意していると襲撃されます。
なんとか返り討ちにしたハリーは急いで彼女のもとに行くがドレイクに拉致されてしまいます。
運転手として待機していたクリスに尾行するようお願いしました。
ハリーは「俺が1時間で戻らなければ車を走らせ、ロバートソンに知らせろ」とクリスに伝え車を降ります。
見張り役を倒し侵入すると拘束されているヴィクトリアを発見するが吹き矢が刺さり力が抜けて行き眠ってしまいます。
意識が戻ると父親レナードが隣にいました。
誰かに居場所を話したかと聞かれたハリーは「ロバートソンに…」に答えるとレナードは「よし、居場所はバレていない」と立ち上がりました。
結末/エクストラクション
引退が近いレナードは妻を殺した者、そして密告した者を突き止めるためドレイクと手を組み、コンドルを売って大金を得たいロバートソンとは「自分を売ったCIAへの復讐」として手を組んでいたのです。
レナードは「時間をくれ、今回の件はすまなかった」とハリーに告げ拘束されているヴィクトリアから強制キーを奪います。
ドレイクがバイヤーであるロシアンマフィアのイヴァンを連れてきます。
イヴァンは実演しろと要求したためレナードは中国本土の電波を遮断し本物だと証明します。
「お前とは面識はないが前にも会ってる。10年前の12月21日だ。CIAから情報を金で買い犯罪組織に売った。妻を死に追いやった日だ」
ハリーが言うとそれを合図にドレイク達がイヴァンの部下を射殺しました。
レナードは「妻の名前はケイト・ターナーだ」とイヴァンの足に発砲しハリーに銃を渡しました。
ハリーは母親の仇を取るため射殺しました。
現場にヒギンズ捜査官が「手を上げろ」とやってくるが後からやってきたロバートソンがヒギンズを止め「コンドルを車に積め」と命じました。
しかしレナードは「その口を閉じやがれ」とロバートソンに銃を突きつけます。
「コンドルを売れば何十億になるんだ」と言うロバートソンにレナードは「コンドルに触るな、誰にも渡さん」と言い放ちます。
しかしその言葉でドレイクが「裏切られた」と怒りレナードはロバートソンに撃たれます。
拘束を解いたヴィクトリアが加勢し銃撃戦となるなかロバートソンはコンドルを持って車で逃走します。
ハリーは執拗に追跡し衝突させ横転させるとロバートソンは「すまなかった」と言い息を引き取ります。
コンドルを取り返して急いで戻るがレナードは「よくやった」と言い残し死んでしまいます。
レナードはCIAへの復讐としてロバートソンと手を組んでいたが金で情報を売ったのがロバートソンだと知ったのです。
ハリーはコンドルを破壊して去ります。
公園のベンチで寛いでいたヴィクトリアはダリルから携帯を渡されハリーと話します。
ハリーは「今は古い友人に会いに行くところ」と伝えドレイクが車に乗るのを確かめ起爆スイッチを押しました。