作品情報とキャストの紹介
就職活動中の大学生、玄野は幼なじみの加藤を助けようとして電車に轢かれて命を落としてしまうが気付くと見慣れないマンションの一室にいました。
黒い謎の球体「GANTZ」に星人との戦いを強いられる・・・
奥浩哉の原作漫画を「いぬやしき」などを手掛けた佐藤信介監督が映画化。
玄野計 (二宮和也)
就職活動中の大学生。加藤と一緒に亡くなるがGANTZに召喚され星人との戦いを強いられる。なぜ戦うのか?そう思っていたがガンツスーツの威力に魅力を感じ戦いに目覚めていく。
加藤勝 (松山ケンイチ)
玄野の幼なじみ。正義感が強いが酒に酔って弟に手を上げる父親を殺害し少年院にいた過去を持つ。玄野が戦いに目覚めていくのに対し戦わずに勝つことを考える
岸本恵 (夏菜)
男に振られたショックで入浴中に自ら命を絶ちガンツに召喚。
嫌われる事を恐れ内気な性格だが予想しない行動をいきなりとる事がある
小島多恵 (吉高由里子)
玄野に想いを寄せる大学生。玄野を主人公とした漫画を描いている。
西丈一郎 (本郷奏多)
玄野や加藤がガンツに召喚される前からいる。格闘は苦手だが狙撃は得意。仲間を囮にして戦うことに長けている。
鈴木良一 (田口トモロヲ)
サラリーマンで事故死。穏やかで優しい性格。玄野と加藤を信頼して戦い100点を取って亡くした妻を生き返られたいと思っている
ネタバレあらすじ/GANTZガンツ
人には必ず役目がある。人はそれぞれ能力、才能があり最大限に発揮できる場所があると思います・・・・大学生の玄野計は就職活動の面接のために本に書いてある事を丸暗記します。
そんな時、虐められているところを何回も救ってあげた幼なじみの加藤を駅のホームで目撃するが酔っ払いが線路に転落するのを目にします。
快速列車が通過しますとアナウンスが流れ、正義感強い加藤が線路に降ります。
「計ちゃん?計ちゃんだよな、ちょっと手伝ってくれ」
気付かれた玄野は気付かないふりをすると加藤は酔っ払いを1人で担ぎホームにいる人々に引き上げて貰います。
しかし体力を使い果たしている加藤は這い上がる事ができず、それを見ていた玄野は仕方なく「加藤」と呼んで手を差し伸べるが逆に線路に落下してしまい2人して快速列車に轢かれ人生を終えてしまいます。
黒い球体の部屋
玄野は気付くと何故か黒い球体だけがあるマンションの一室に加藤と共にいました。
「また来た」という声が聞こえ周囲を見渡すと5人の男が座っており窓からは東京タワーが見える絶景だったが窓もドアもロックが掛かって開かない状態でした。
確か電車に轢かれたはずだよな・・・と玄野は聞こうとしたが「さっきさ、シカトした?」と加藤に言われ「久しぶりだったから気付かなくてさ」と誤魔化しました。
5人の中には車の事故に遭ったものもいて「ここは天国だ」と言う人もいました。そんな時、黒い球体=GANTZ(ガンツ)から光が照射され目の前に裸の女性・岸本恵が現れました。
1人の男が岸本に近付いて行ったので加藤は着ていたジャケットを彼女に掛け「大丈夫ですか」と声を掛けます。
「あた~らし~い朝がきた・・・」
ガンツからいきなり音楽が流れ何事かと見ていると「てめえ達の命は無くなりました。新しい命をどう使おうと私の勝手。という理由なわけです」と文字が球体に現れます。
「帰りたかったら、ネギ星人をやっつけてください。特徴くちい 好きなものネギ」
球体の横からからいきなり武器らしき物やスーツケースが出てきます。近寄ると球体の中にスキンヘッドの人が座っているのを目にするが酸素マスクをして目を閉じ動く気配がありません。
自分の名前が入っているケースがあり玄野は開けてみるとスーツが入っていたが怖くて着ることができません。岸本は自分が裸であるため加藤にすすめられてガンツスーツを着用しました。
「行って下ちい。」と球体に現れると全員が徐々に消えていきました。
気付くと全員深夜の路上に立っていました。1人の男が帰ろうとすると西が「ズルしたくないから言いますけど、これはテレビ番組で皆さんは催眠状態で参加しています。ミッションを達成すると賞金が貰えるバーチャルゲームなんです」と言いました。
玄野がネギ星人を発見すると、賞金1千万に目がくらんだ者やリストラに遭った者が追いかけて行きます。
追い詰められたネギ成人は「ネギあげます」と言いながら怯え鼻水を噴射してきます。
玄野、加藤、岸本は人が誰もいない事を不自然に思いながら歩いていると多摩市一ノ宮周辺をずっとぐるぐる回っている事に気付きます。
追いかけられていたネギ星人がすぐ横を走り去っていったので加藤と岸本は「ちょっと見てくる」と追いかけると仕留められていました。
どうみても子供なので加藤は必死に止めに入るが振り向くと子供を殺された大きなネギ星人が立っていました。
玄野は加藤の叫び声を聞いて駆け付けるとネギ星人が人を殺していました。
加藤が脅えながら後ずさりしているのを目にすると、咄嗟に助けたいと思った岸本が体当たりしました。ネギ星人が吹っ飛び岸本はスーツの威力に驚きます。
玄野は怖くて1人車で隠れているとネギ星人に吹っ飛ばされた岸本が「痛くない」とつぶやき無傷だったので驚きます。
玄野は急いでスーツケースを開けるが中は空っぽでした。殺されそうになるがワイヤーが飛んできてネギ星人が捕獲されると西がやってきて「ご褒美に撃ちな、点数あげるよ」と武器(Xガン)を差し出されます。
玄野が躊躇していると西がネギ星人を撃ちとどめを刺しました。
点数発表・夢じゃない
ネギ星人を倒すと生きていた者はガンツがいる部屋に戻っていました。
玄野、加藤、岸本、西だけかと思われていたが鈴木も戻ってきました。「どんなにやられても心停止で死なない限り再生されて戻ってくるんだ」と西は言いました。
ガンツが採点を発表しました。
「岸本0点巨乳ゆれすぎ、加藤0点びびりすぎ、鈴木0点存在感なさすぎ、玄野0点岸本見過ぎ、西5点TOTAL79点」
地球を侵略する星人を倒すミッションであり、殺された者は写真付きでガンツに記憶され永遠に死ぬことになります。
玄野は「いったいここは何処なんだ」と西にXガンを向けるがガンツからレーザーが照射されると自分の部屋にいました。
玄野は夢だったのかと思い自分が線路に落ちた場所に向かうと快速列車に轢かれた二人の男性が消えたらしく情報を求める張り紙がしてありました。
玄野は加藤の住所を調べるため小学校の卒業アルバムを出すと「一生、友達だ」と約束した事を思い出します。
加藤の家に行ってみると家が無くなっていました。住所と言えば・・・多摩市一ノ宮に足を運ぶとネギ星人と戦った場所はいたるところが破損していました。
再会した岸本がガンツスーツを持っていたので玄野は夢では無いと確信し警察に行こうとするが信じてくれるわけないと思いとどまります。
夜遅いので玄野は送っていこうとしたが今晩泊めてくれと岸本にお願いされます。
布団を敷いてあげた玄野はティッシュ箱を用意したりしながら「帰らなくていいんですか?」と聞くと「彼氏が荷物取りに来ると思うから・・・」と言いました。
岸本は男に振られたショックで風呂場で手首を斬ったらしく、それを聞いた玄野は分かってはいたが間違いなく自分は死んだのだと確信します。
岸本は加藤のジャケットを持っておりポケットの中には手帳が入っていました。
小学生の頃、加藤はいじめられっ子で玄野はよく助けてあげていたが、そんな加藤が幼い弟に酔っ払って暴力を振る父親を殺してしまい少年院に収監されていた事を知ります。
星人との戦い
気付くと玄野はガンツの部屋にいて目の前には加藤がいました。
岸本、西、鈴木の他に脅える女性「白石」と孫「亮太」を抱きしめるおばあちゃん「杉本」がいました。
「あた~らし~い朝がきた・・・・」ガンツから音楽が流れるとミッションが発表されます。
「田中星人 特徴さわやか 好きなものラジカセ」
玄野は急いでガンツスーツを着用するとどこかの駐車場にいたが、ガンツスーツを着ていない現状が理解できていない杉本と亮太は田中星人に既に殺されていました。
目の前にいる田中星人にXガンを撃つと同時に吹っ飛ばされるがやはりガンツスーツの威力はすさまじく無傷でした。西はワープした瞬間に田中星人に捕まり攻撃を受け続けます。
正義感強い加藤が田中星人を押さえつけている間に玄野は近寄ると「100点取って俺を生き返らせろ」と言い西は亡くなってしまいます。
加藤は岸本を守りながら戦い玄野はXガンを構えます。二人が吹っ飛ばされたあと玄野は車に押しつけられボコボコ殴られるが「痛ってーな!!」と怒って殴るとものすごいパワーが発揮され田中星人は吹っ飛んでいきました。
自分の能力に驚き勇気を持って戦いXガンを口に突っ込んで撃つと爆破して消え去りました。
爆破と同時に玄野は負傷するが生きていたためガンツの部屋には再生されて戻ります。
「それでは採点をはじめる」
岸本0点加藤を見過ぎ、加藤0点岸本に見られすぎ、鈴木0点いたの?、白石0点いたね、玄野7点TOTAL7点。
そして死亡者リストに西たちが加わりました。
玄野は100点取ったらどうなるんだと話しかけると、
「100点メニューから選んでください。記憶を消されて解放される、好きな人間を生き返らせる」とガンツに表示されます。
戦いに目覚める
玄野はスーツを着たまま現実世界に戻ります。
フライパンを持って力を入れると簡単に折れ曲がり喜ぶ玄野は高いところから勇気を持ってジャンプしてみると無傷で着地できました。
ガンツスーツの威力に喜び訓練していると同じゼミの小島多恵から電話がかかってきます。
多恵は漫画が好きで想いを寄せる玄野をモデルとしてヒーローものを描いていました。
玄野は読ませて貰うと昔の俺はヒーローになりたかった事を思い出し、「ヒーローはやっぱり悪い奴をやっつけないとな」と口にします。そんな玄野を見て多恵はなんかいつもの玄野ではないと不思議に思います。
玄野は自分が最大限に発揮できる場所が戦いだと思うようになりガンツに呼ばれると喜びます。
玄野、加藤、岸本、鈴木、白石の他、3人の男が新たに加わります。
「おこりんぼう星人、特徴おおきい、好きなもの静かなところ」
加藤は誰も死んでほしくないので短い時間でなるべく説明しスーツを着るように新メンバーにすすめます。
「誰も死んでほしくないんだ」と口にする加藤に玄野は「本気で言ってるのか?早く現実世界に戻りたいだけじゃないのか?少年院に行った奴がかっこつけんなよ」と言い放ちます。
台東区上野の国立博物館にいる両脇に立つ金剛力士を新メンバーの岡崎がXガンを撃ち破壊しました。すると片方の金剛力士が動き出し、俺が全員を守ってやると戦うことに目覚めた玄野がXガン-ライフルで仕留めました。
「俺が戦って全員仕留めてやるからお前は全員を逃がせばいいんだ」と加藤に言い放つ玄野だがガンツ室に戻されない事でまだ敵はいるのだと分かります。
博文館の中に逃げ込んだメンバーは千手観音にやられていました。合掌している腕以外の38本の腕には大剣や金棒を持っており最強の星人で物音立てずに至近距離まで近付いてきます。
玄野は気付くと背後に千手観音が立っていました。静かで動かないため様子を見ていた玄野は不意打ちをくらい負傷します。
加藤は自分が戦うしかないとXガンを構えるが静かに移動する割には攻撃になると凄まじいスピードで向かってくるため恐れます。
「先に手を出したのはお前達だ。仲間の復讐を必ず果たす」
加藤は危ないところを岸本に助けられるが彼女が吹き飛ばされてしまい勇気を持ってガンツソードを手に立ち向かいます。
しかし、岸本は38本の腕の大剣にやられ加藤も最後まで立ち向かうが戦いに敗れます。
結末/GANTZ
玄野はガンツソードを持って飛びかかるが真剣白刃取りで受け止められてしまいます。
自分が落としたXガン-ライフルを目にしすばやく動いて38本の腕を交わして取りに行きます。そして構えると千手観音はすべての腕でガードしてきました。
おかまいなしに撃つと千手観音が持つ武器が破壊され、掌に出した仏像を階段から落としました。
仏像は見る見るうちに大きくなっていき国立博物館を破壊して立ち上がりました。
外にいた鈴木と新メンバーの桜井は何事かと見上げます。
玄野は加藤から投げ渡されたXガンを手にジャンプすると飲み込まれてしまうが中からXガンを放ち爆破させて脱出しました。
ガンツ室に戻されると玄野、鈴木、桜井しかいませんでした。
「それでは採点をはじめる」
玄野13点TOTAL20点あと80点でおわり、他のものは0点でした。死亡者リストに加藤や岸本が加わっているのを見て玄野は激怒します。
現実世界に戻ると気力を失う玄野は線路に落ちた子供の帽子を拾ってあげるが快速列車がきても動く事が出来ませんでした。多恵から助けられるといきなり告白され死なないでくださいとお願いされます。
100点を取って加藤を生き返らせてやろうと玄野は立ち上がります。
エンドロールが流れ、公安の重田刑事が野次馬の中にいる加藤を見掛けて追って行ったところで終わります。
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