映画「ゴシカ」ネタバレと感想結末/身に覚えのない夫殺しで独房に入れられた分析医

 

作品情報キャストの紹介

女子刑務所で働く精神分析医のミランダ博士は土砂降りの中運転していると道に立ち尽くす少女を避けようとして事故を起こし意識を失う。

気付くと何故か夫殺しとして逮捕されており自分が働いていた刑務所に収監されてしまう。

監督 = マチュー・カソヴィッツ◆ミランダ・グレイ(ハル・ベリー)◆ピート・グレアム(ロバート・ダウニー・Jr)◆クロエ・サバ(ペネロペ・クルス)◆ダグラス医師(チャールズ・s・ダットン)◆ボブ保安官(ジョン・キャロル・リンチ)◆フィル・パーソンズ(バーナード・ヒル)◆テディー弁護士(ドリアン・ヘアウッド)◆レイチェル(キャスリーン・マッキー)
 

ネタバレあらすじ/ゴシカ

精神分析医のミランダ博士は夫のダグラス医師が管理する女子刑務所で働いていました。

義父を殺したクロエは「あいつが現れて体を引き裂いた。私を犯して火をつけた」と言い始めます。

義父の事を話していると思うミランダだがクロエは「悪魔にレイプされた」と言いました。

悪魔の話を作り上げ罪から逃げていると分析するミランダはダグラスに相談します。

残業していると電気系統のトラブルで停電となりパソコンが使えなくなります。

ミランダはプールで泳いでから帰宅するため車に乗り込みます。雨雷がひどいため慎重に車を走らせるが道が陥没して通行止めとなり道を変更します。

橋を渡りきったところで道のど真ん中に急に女性が現れ慌ててハンドルを切り止まります。

「大丈夫なの?何してるの?」と近付くと女性の体には暴行を受けた痕があり怯えていました。ミランダは病院に連れて行こうとするが女性は炎に包まれました。

 

夫殺しで独房

嫌な夢だと思い起き上がるとミランダは自分が働く女子刑務所の精神病棟にいました。

「なぜ私が独房に入れられているんだ?」と騒ぐと同僚のピート博士がやってきました。

同僚が診るのは本来なら許されないがミランダに好意があるピート博士は裁判所の許可を得て担当となりました。

「ダグラスは死んだ。君が殺したんだ」

ミランダは自分は殺してないと訴えるが道端にに立つ女性を見てから記憶はなく、あれから3日も経っていました。

「これで仲間ね、真実を話しても精神異常者だから誰からも信用されない」とクロエに話し掛けられます。

ミランダは「医師殺害で妻を逮捕」の新聞を読み錯乱状態に陥ります。独房の窓には「1人じゃない」と文字が表れたりシャワー室では道端に立っていた女性に襲われ体を斬られます。

ピート博士には自傷行為だと思われ「僕が助けるから信じてくれ」と言われるがミランダはクロエに言われた言葉「異常者扱いする人間は信じられない」をぶつけます。

同僚のフィルにピートは担当医として不適格だから変えるよう要求するが「彼は最高の医師で信頼している」と言われてしまいます。

知り合いのテディー弁護士が訪れ「帰宅する姿をボブ保安官に目撃されていて凶器にはミランダの指紋が付いているので不利な状況だ」と知らされます。 

唯一の道は心神喪失を訴えることだと言われミランダは誰からも信用されないのだと思います。

 

幽霊が訴える真実

ダグラスの親友でもあるボブ保安官が持ってきた殺害現場の写真の中に「1人じゃない」の血で描かれた文字を見付けます。

独房の窓に浮かび上がった文字、そしてシャワー室で体を切り刻まれた文字も「1人じゃない」でした。

薬で眠らされたミランダは道端で女性に声をかけてからダグラスを殺害するまでの出来事を薄っすらと思い出すが現場にもう1人いた事が分かりフィルに相談します。

するとフィルが持っていた遺影の写真を見て道端で声を掛けた女性だと分かります。彼女はフィルの娘レイチェルで4年前に亡くなっていました。

 

ミランダは「私は理性的な人間で科学を信じる。もし、あなたがレイチェルの幽霊ならここから出して」と口にします。

すると鍵が勝手に開けられミランダは独房を出てピートの部屋に入るとレイチェルが自殺した記事がパソコンの画面に映し出されました。

監視カメラにはクロエの部屋の前の廊下に立っているレイチェルが映し出されます。ミランダは急いで向かうと「悪魔にレイプされている」と言っていたクロエの話は本当だと分かります。

クロエは孤独な魂(女が炎の中で手を上げている)のタトゥーを入れている者に襲われていました。

しかし、これもすべて自傷行為だと思われてしまいます。

 

結末/ゴシカ

独房に戻されたミランダはレイチェルはレイプされてショック状態に陥り自殺したんだと気付きます。

レイチェルの幽霊に襲われるが監視モニターには自傷行為にしか見えません。ミランダは駆け付けた警備員から鍵を奪い逃走します。

自宅まで逃げ切るとミランダは自分がレイチェルに取り憑かれ、操られてダグラスを斧で叩き殺した事を知ります。

ダグラスは最後の日に農園の納屋の修理に行くと言っていた事を思い出し向かいます。納屋にはダグラスが少女をレイプした証拠となるビデオカメラがあり2週間前から行方不明だった女性が監禁されていました。

 

長年知り合いだったダグラスが少女をレイプしていた事にフィルは落ち込みます。

そしてミランダの話から娘もダグラスの犠牲者だと知るのです。フィルは娘が炎に焼かれて苦しんでいる夢をずっと見ていました。

ミランダはクロエをレイプしている男は少女殺害とタトゥーに関係しているとピートに伝えるが霊に取り憑かれている話は信用されず妄想は止めろと言われます。

ミランダはダグラスの親友であるボブ保安官に「”1人じゃない”の言葉の意味が分かった。殺人鬼は2人いる」と伝えます。

 

「おそらく、父親のいない家庭環境で育ち異常なまでに母親に依存し倒錯的なセックスに走る結果になった。子供の時は動物虐待をやったかもしれない」とミランダは分析します。

話を聞いていたボブ保安官がいきなり襲ってきます。はだけたシャツから孤独な魂のタトゥーが見えました。ダグラスの共犯はボブ保安官だったのです。

ミランダは必死に逃げ回り机の下に潜り込むと銃を見付けます。レイチェルの幽霊に襲われ炎に包まれたボブ保安官をミランダは撃ち殺しました。

1年後、「あなたは命の恩人」と感謝するクロエを見送ったミランダは道路のど真ん中に立つ少年の姿を目にしました。

 

感想 

1年後は必要なかったですね。ミランダが普通に暮らしているのは何故なのだろう。

霊に取り憑かれた証拠を誰か証明してくれたのだろうか。刑務所から抜け出した事、ダグラスとボブ殺害、罪にならなかったのだろうか。

1年後にクロエとの別れの会話と幽霊の少年を目撃するだけならいらなかったですよね。

それにしてもミランダとダグラスの夫婦は似合わない。

 

洋画
スポンサーリンク