映画「グーグーだって猫である」ネタバレあらすじ/漫画家がニャンダフルライフを通して心を癒していきます

 

作品情報とキャストの紹介

売れっ子漫画家の麻子は多くのアシスタントを抱えていたが愛猫サバが亡くなりペットロスで漫画が描けなくなってしまいます。アメリカンショートヘアーの猫と出会いグーグーと名付けて徐々に立ち直り、恋もして充実し始めるが今度は麻子に病が・・・。

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大島弓子の漫画作品を犬童一心監督が映画化・◆アメリカンショートヘアーの猫(グーグー)◆小島麻子(小泉今日子)◆ナオミ(上野樹里)◆沢村青自(加瀬亮)◆加奈子(森三中・大島美幸)◆咲江(森三中・村上知子)◆美智子(森三中・黒沢かず子) 

 

ネタバレあらすじ/グーグーだって猫である

漫画家の小島麻子は眠気が頂点にたつと突然歌い出すクセがあります。

クリスマス特集で依頼された62ページ分の締め切りが近く麻子やアシスタント達は三日間ほぼ寝ずに仕事してなんとか間に合わせました。

 

麻子は長く連れ添ってきた猫(さば)が死んでしまい漫画を描く気力がなくなります。

お風呂に遊び来るさば・バンザイをしたまま眠るさば・鏡の上で寝るのが好きなさば・

トイレの前で待っているさば・洗濯物に乗るさば・・・・

15年前、はじめての連載の締め切りが近くあたふたしていた時に拾ったさばの親捜しをしている子供達と出会い引き取ったのです。

数年前から腎臓を悪くしていたさば、麻子はなんでもっと早く病気に気付けなかったのか悔やんでいました。

アシスタント達(ナオミ・加奈子・咲江・美智子)は麻子を心配します。

 

麻子はペットショップに行きアメリカンショートヘアーを飼います。

グーグーと名付けました。

グーグーはさばと同じようにバンザイして寝たりお風呂に遊びに来たりします。

アシスタント達も喜びグーグーと何で名付けたのか気になっていたので麻子は当たったら吉祥寺で有名な佐藤のメンチカツ一年分あげると約束します。

 

二度目の猫はさばの分まで大事にされるから得ですね~♪

 

麻子の全集が発売することが決定し16巻すべて揃えると1万9200円かかります。

出版社が祝いの席を設けアシスタント達は滅多に食べられない食事に喜びます。

麻子はグーグーが腰を振る姿を頻繁に見るようになり去勢手術を決めるが窓から見えた白いメス猫を追いかけグーグーは外に出てしまいます。

井の頭公園まで追いかけてきた麻子はグーグーを見付けてくれたベンチで読書する沢村青自と出会います。

 

グーグーは手術をしたため三日間エリザベスカラーをつけて生活しました。

ナオミは子供の頃・夏休みにたまたま麻子が書いた漫画に感動し後にアシスタントにつくが21世紀の会(小島麻子の天才的な才能を残すために集結)を立ち上げた事を思い出していました。

21世紀の会で残っているのはナオミ独りだが、その時からずっと独り身でいる麻子を心配していたのです。

 

親が離婚して父親の再婚相手が同級生の母親でした。浮気されて離婚した母親は青自の母親に似ていました。

満月の夜道を浮気相手の家に向かって歩いて行く母親の顔はすごく怖かったけどすごく綺麗で・・・麻子が書く漫画は悲しいが青自は勇気を貰えていました。

 

麻子の母親からの電話に酔っ払った青自が出てしまいます。

間違えたフリをして電話を切った母親だが麻子は恋愛していると思い嬉しくなって「ファイト」ってメールを送信しました。

裸で眠る青自の横で麻子は子供の頃に皆が幸せに慣れる漫画を描きたいと話した事を思い出していました。

 

周囲の人達は麻子と青自が恋人なのか友達なのか分からなかったが、それでも麻子は元気を確実に取り戻しているように見え安堵していました。

広い世界をグーグーにも見て貰いたいと思いベランダに自由に出れる扉を作りますがある日いなくなってしまいます。

みんながグーグーを探すのが日課となってしまった頃、麻子が家に帰るとソファーで何事もなかったようにグーグーは寝ていました。

 

麻子は新しい作品「8月に生まれる子供」のアイディアが思い付きアシスタントを呼びます。

それは突然急速に年を取り始める病にかかってしまった女の子の話でした。

急速に老人になるのはどんなものなのか麻子とアシスタント達は老人体験シミュレーターを受けます。

ナオミは付き合っている彼氏が女性とデートしている姿を発見し追いかけます。

アシスタント達は自分等は今は老人なんだよと声をかけるがナオミは彼氏を捕まえて投げ飛ばしました。

 

結末/グーグーだって猫である

後ろから必死で追いかけていた麻子は倒れてしまいます。

病院に運ばれると担当医師は青自であり麻子は卵巣癌だと診断されました。

グーグーの面倒を見て欲しいとお願いするとナオミは泣きだしてしまいます。

 

入院した麻子はもし自分が死んだらグーグーを引き取ってほしいとお願いしました。

ナオミが吉祥寺を出ることを決めたため次に頼めるのは青自だけでした。小豆島の父親の病院を継ぐために来年の春いなくなる青自は島で良ければいいよと返事しました。

 

5時間かかった麻子の手術は卵巣だけでなく子宮も切除されました。

癌は初期ではなくリンパまでとんでいて手術後は抗がん剤の副作用で激しい鬱状態になってしまいます。

ナオミはグーグーをジャンパーの中に入れ麻子に会いに行きました。

 

麻子は夜中に病院を抜け出し井の頭公園を歩いていました。

そこで死神に会った麻子はさばと会わせて貰います。

さばの好きな食べ物・遊び道具・場所を話し始めるとさばは私も麻子さんの事はなんでも知っていますと言います。

私はとっても楽しかった、麻子さん、ありがとう

さばの言葉を聞いた麻子は笑顔で抱き締めます。

 

麻子は少しづつ元気を取り戻して行きました。

麻子の新作は”別な自分がこれから生まれるんだ”という言葉で終えました。

 

グーグーという意味はgood・good、毎日がgoodという意味でした。

 

邦画
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