映画「虐待の証明」ネタバレ感想/実際の児童虐待事件を基にした社会派サスペンス

 

作品情報キャストの紹介

韓国で実際に起きた児童虐待事件を基に監督デビューとなるイ・ジウォンが実力派女優ハン・ジミンを主演に映画化した社会派サスペンス。

ハン・ジミンはこの作品で第38回韓国映画評論家協会賞の主演女優賞を受賞。

施設で育ったサンアは人生投げやりに荒々しく人生を送っており交際しているチャン・ソプから結婚を申し込まれると「今からでも遅くないから他の女捜せば」と言い放ちます。

ある日、夜遅い時間に1人で震えながら座り込む少女ジウンを目にします。

ジウンの体は痣だらけであり父親と内縁の妻から虐待されていました。サンアも母親から虐待されていたことで過去の自分と重ね合わ手を差し伸べる。

サンア(ハン・ジミン)ジウン(キム・シア)チャン・ソプ(イ・ヒジュン)ミギョン(クォン・ソヒョン)キム・イルゴン(ペク・スジャン)など

 

ネタバレあらすじ/虐待の証明

荒々しく生活するサンアは洗車場とエステの仕事を掛け持ちしています。交際する刑事のチャン・ソプから「母親が見付かった」と知らされ確認しに行くと長らく1人で放置されていたために腐敗していました。

火葬するかと聞かれるが「どんなものか見に来ただけ」と告げ出て行きます。

チャン刑事は最初に出会った頃を思い出します。サンアは性的暴行を受け男を刺してしまうが父親が株主で兄弟に判事がいた事から正当防衛が認められなかったのです。

心を守ってあげたいと思うチャン刑事は家族になろうと思い結婚を申し込むが「私といたら人生棒に振る、他を当たって」と言われてしまいます。

酔っ払って殴るだけで終いには母親に捨てられ施設で育ったサンアは今でも引きずっているのです。

 

児童虐待

夜遅く1人で座っている少女ジウンを見てサンアは屋台に連れて行き食べさせてやります。見掛けるたびに薄着で歩いているので両親の事を聞くと「パパは家にいる」と言いました。

手に痣があったのでパパにやられたかと聞くと通りかかったジウンの母親ミギョンに話しかけられます。

ジウンに指を掴まれるがサンアは関わったとしても何していいか分からず自分のトラウマも襲ってくるので見ないようにして帰ります。

エステの店にミギョンがやってきてサンアはマッサージを始めるとジウンとは血縁関係にないと知らされるが「私には関係ありません」と伝えます。

父親はアルコール依存症で治療中だから自分が頑張って働いているのだと伝えるミギョンは外では優しい感じだが家では凶変しメイクを落としているときに見られているだけで容赦なくジウンをたたきます。

 

問題点

サンアは母親を憎んで人生を歩んではいるが幼い頃に一緒に撮った写真を母親が残していたので感情の行く先が見付かりません。

「家族はお前だけだ」と言われ死亡届に記入するがなんか納得ができません。

そんな時、またジウンを見付けます。体中痣だらけであり「ミギョンにやられたのか」と強めに聞くが「違う」と言われます。

言えないのだと分かるサンアはイライラしながらも傷が見えないように服を与えてファーストフードに連れて行きます。それでも関わりたくないと思い警察に行けと伝えると「戻されるだけ」と言われてしまいます。

仕事終わるまでずっと待っているので母親と唯一楽しい思い出がある遊園地に連れて行きます。同じ傷を抱える2人は徐々に打ち解けていくが家まで送り届けるといきなり父親に蹴っ飛ばされたのでサンアは家に押し入ります

父親からもミギョンからも虐待されていると知ったサンアは彼女の本性を見て殴りかかり騒動となります。

警察に行くとミギョンは良い人に変わりウジンは虐待と認めません。警察は重く受け止めずどうせ戻されると分かるサンアは反抗することなく黙ってしまいます。

サンアはチャン刑事が迎えに来てくれた事で釈放されます。施設がいっぱいで入れる場所がなく児童相談所の職員が定期的に訪問する事になりました。

ウンジは手足拘束されて放置され、職員が来るときだけ拘束を解かれます。

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決意・真相

もう関わらないと口にするサンアだが手を繋いだ感触がずっと残っており嫌な予感がして駆け付けると窓から脱出したジウンを見付け抱き締めます。

守ると決心したサンアは抱っこして救急センターに連れて行きます。保護者が記入することになり迷っているとジウンに腕を掴まれ「行こう」と言われます。

チャン刑事はサンアと連絡が取れないので少女の家に押し入ると子供が脱走していなくなったと知ります。またロープなど明らかに拘束していた痕跡があったので写真を撮ります。

そして監視カメラの映像などで確認しサンアを探します。

サンアは今でも残っている背中の傷を見せて「守ってあげるから」と伝えると「私も守ってあげる」とジウンから抱き締められます。

サンアの母親はアルコール中毒でまったく記憶がないが目を覚ますとサンアが傷だらけだったのでその度に心を痛めていました。

サンアを生かすために手放しずっと娘の人生を奪ってしまったと後悔していました。

サンアは調べてくれたチャン刑事から真相を聞き涙を流します。

 

結末/虐待の証明

このままだと刑務所に入るかもと恐れるミギョンは「娘が誘拐されたと警察に行け」とイルゴン(ウジンの父親)に命じます。

チャン刑事は誘拐犯になっていると知り自力でサンアを捕まえ「証拠が必要だ」と伝えます。そしてジウンが窓にぶら下がっていたと証言を得たので誘拐ではない事が判明しイルゴンを捕まえます。

ウジンの体の写真を撮っていたのでそれを証拠に吐けと脅すと「虐待されても死んでいないだろう、俺の時は助けてくれなかったのに」とイルゴンは喚きます。

虐待を認めたがイルゴンも親から虐待され育ったのだと知ります。

その頃、ミギョンは「証拠がなければ逮捕されない」と思いジウンを殺すために良い人を演じて聞き込みにより居場所を突き止めます。

サンアはジウンが風邪を引いていたので薬局に行くが少女がいなくなったと連絡を受け急いで戻ります。間一髪の所で間に合い背後から殴り付けます。

車の中にジウンを入れて鍵を抜き取り、ロックしてドアを閉めて鍵を放り投げます。サンアはこいつを殺さなければダメだと思い逃げるミギョンを追うと車から出てきたジウンに呼ばれます。

「一歩も動くな、もう会うことはない」とジウンに動かないよう命じミギョンを追います。

チャン刑事はジウンが突っ立っているのを発見します。サンアは叫びながら石をたたき付けようとするとチャンに腕を掴まれます。

サンアはジウンのところに戻り「こんな私だけど来る」と告げると「一緒に行く」とジウンは言いました。

1年後、ジウンはチャン刑事の実家で大事に育てられ学校にも通います。

友達もできて下校するとき校門の所でタバコを吸うサンアが待っていました。

 

感想/虐待の証明

「イ・サン」の時のハン・ジミンとは別人のようでした。演技派だったんですね。

経験しないと理解できない事かもしれませんが子供は「どこの家庭も同じ」と思ってしまうのかな、どうなんだろう。

そして親になった時に同じ事をしてしまう自分が嫌いになり精神がやられるとも聞いた事があるが難しい問題ですね。勇気を持って逃げたり警察に駆け込んだとしても戻されてしまったら2度と出来なくなります。

(この物語は体を見ればすぐ分かるほどの状況だったので戻されるのは理解出来ないですが)

日本でもニュースになる事が多いですが、早い段階で誰かが気付ければいいのでしょうけど・・悲しいですね。

 

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