映画「犯罪の女王」ネタバレ結末/溺愛する息子が高額水道代を請求され調査を開始すると恐ろしい事件が

 

作品情報・キャスト

検事を目指す息子から高額な水道料金を請求されたから仕送りをして欲しいと連絡を受けた母親は頭にきてソウルで独り暮らしする息子の元へと乗り込む。

試験が近いことで激怒されるが高額な水道料金の内訳を調べ始めると思わぬ事件に関わることになる。

監督= イ・ヨソプ◆ヤン・ミギョン(パク・チヨン)ゲーテ(チョ・ボクレ)イ・イクス(キム・デヒョン)カン・ハジュン(ホ・ジョンド)オ・ドック(ペク・スジャン)ジンスク(イ・ソム)

 

ネタバレあらすじ

 犯罪の女王

地方で美容師をしているミギョンはソウルで一人暮らしをする息子イクスから「悪いけど120万ウォンほど送ってくれないか」と電話が入ります。

息子を溺愛するミギョンは「すぐに行く」と伝えるがイクスは法律の勉強中であり試験が近いから送金してくれと訴えます。

水道代で120万ウォンも請求されたと知ったミギョンは亡き夫の代わりに自分が助けなくてはと思いすぐにソウルに向かいます。

 

息子を騙すなんて許しませんよ

イクスの404号室のドアには「管理費滞納時強制退去させます」と張られておりミギョンは紙を破りとって部屋に入ります。

イクスはかなり迷惑そうだがミギョンは請求書を見せてもらうと確かに120万ウォンとなっていました。美容院で客が多い日でも5万ウォンなため絶対にあり得ないと思ったミギョンは徹底して調べてやると意気込むが夜中に青年ゲーテが暴力を受けているのを目撃します。

翌朝301号室に住むオ・ドックから管理事務所の場所を聞き高額過ぎると乗り込みます。

「404号室は403号室と共同でありどちらかがそれぐらい使ったんだ」

うちは無関係だと訴えると管理事務所にいた1人がゲーテに「イクスを連れて来い」と命じました。

試験が近いので巻き込まれたら困ると思ったミギョンは引き下がり403号室を訪ねるが連絡が付きませんでした。

ミギョンは「水道代が高過ぎませんか?」と同じ住民のドアに貼り付けていくが誰も協力してくれません。

消火栓が見当たらないのでワンルームにするために改造したことが分かるが消火栓の水はどこにいったのか……ミギョンは倉庫が1番近い部屋だと気付きうちのメーターを使い流したのではと疑うが倉庫には鍵がかかっているので調べられません。

 

独自に調査するが警察に捕まってしまう母親

夜中に管理人が荷物を運んでいるのを目撃したミギョンは倉庫に突入すると国家試験を受ける子に個人的に作った「合格湯」を売っていた事を突き止めます。

山イチゴのエキスとビタミン剤を混ぜたものを倉庫で作っておりミギョンは「うちの水を使いやがって」と激怒するが冠岳の山の湧水を苦労して運んでいるのだと言われます。

管理人は警察に賄賂を渡して逃れミギョンは突入する際にゲーテに暴力を振るった事で逮捕されてしまいます。

イクスから「勉強中の息子に迎えに来させる母親がいるか!」と怒られミギョンはしょぼくれます。

 

ゲーテには親がおらず名前も自分で勝手に決め名乗っていました。ミギョンは「お母さんだと思って」と朝食を作って食べさせ傷の手当てをしてあげます。

オ・ドックに403号室の人を知っているかと聞くと2次試験を10回も落ちたから有名だと言います。友人も金も無くしそんな人が行く場所は実習室か無料サービスの日の食堂、一番安いネットカフェだと教えられます。

ミギョンはゲーテを連れて片っ端から捜索するとネットカフェで発見し「管理費払え」とゲーテが頭をはたきます。

ミギョンは水道代の事を聞くと403は試験が近いと言って去ってしまいます。左手の薬指に指輪を付けていた事でミギョンは一人暮らしではないと疑います。

 

思わぬ事件

ミギョンは「合格湯」を突き止めた時に警察がやってきたが誰が通報したのか疑問を持ちます。

402号室の女性ジンスクかもしれないと思い訪ねると「おばさんが403号室に行こうとしたから…」と言われます。

1ヶ月前、停電になった時にジンスクはブレーカーを探しに廊下に出ると浴槽の湯が溢れてショートしたみたいだと403がやってきました。

ブレーカーを上げて403は部屋に入って行くがドアの前には血が流れていたのです。

物音には敏感でいつも苦情を言っていた303号室の人がその日からいなくなったと知りミギョンは管理事務所に行き403号室の鍵を貸せと訴えるが当然断られます。

オ・ドックから403が帰ってきたと知りミギョンはドアをノックします。

開けてくれないので「管理事務所から借りてきた鍵で入るわよ!」と叫ぶとドアが開けられます。

 

結末

ハイヒールが置いてあるのを目にしたミギョンは一人暮らしじゃないと確信し上がり込もうとするが帰ってきたイクスに止められ騒ぎを起こすなと怒られます。

朝一で帰れと怒鳴られたミギョンはしょぼくれながら管理事務所に行き120万ウォンを払うと403も払ったからと言われお釣りを渡されます。

ミギョンは管理事務所ですれ違った女性が「息子がいなくなった」と学生塾で訴えているのを目撃し声をかけると息子は303号室だと言いました。

ジンスクの話は真実なんだと確信したミギョンは403号室の鍵を手に入れてとゲーテに頼みます。

403が帰ってきたら電話するようドックに頼みミギョンとゲーテは部屋に侵入します。女性と映る写真を見つけたミギョンは水道代も払えず試験に落ち続けているため離婚を迫られ始末したのではと疑います。

排水溝から長い髪の毛と指輪を発見するとドックから帰ってきたと電話で知らされます。バイクでさっさとその場を離れようとしたがイクスとばったり会ってしまいます。

 

ミギョンは「勉強を邪魔したくなくて黙っていたけど403で人が殺されたの。通報しなくちゃ」と話すが、「3年間休まず勉強してきて明日が試験なんだから騒がないでくれ」と怒鳴られます。

「法律家を目指す人間が止めたりしてはダメ。通報はしない。自分で解決するから」

ミギョンはゲーテを訪ねるが403に刺されていました。

ミギョンも襲われるが追ってきたイクスに助けられます。403がイクスに馬乗りになって殴り始めたのでミギョンは「息子に手を出すな」と睨みつけながらナイフを握りしめると403はナイフから手を離しました。

事件の調書を作成しなければならないと警察がやってくるが「息子は司法試験があるから終わったら行かせます」とミギョンは言います。

そこへジンスクがやってきて「目撃者だから私が行く」と言いました。ジンスクは警察所長の娘だったのです。

そしてドックに車を借りてミギョンは試験会場までイクスを連れて行きます。

(ドックの父親が試験に合格した時のプレゼントとして車を用意していた)

イクスを送り届けたミギョンは疲れ切って後部座席で寝てしまい運転免許を持っていないドックは笑います。

ミギョンはゲーテを従業員として美容院で雇います。テレビをつけると403号室の受験生が妻を殺し苦情を言ってきた下の階に住む人を殺害したとニュースで流れます。

通報したイクスもマスコミのインタビューに答え「犯人を捕まえたのは世話好きな私の母です」と自慢気に発言していました。