実写映画「ハード・コア」ネタバレあらすじと感想結末/山田孝之・佐藤健

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作品情報とキャストの紹介

1990年代に漫画雑誌に連載され読者の共感を呼んだ狩撫麻礼×いましろたかしの伝説的コミック「ハード・コア 平成地獄ブラザーズ」を山下敦弘監督が実写映画化。

純粋で曲がったことが嫌い、世間に背を向け不器用に生きる権藤右近は社会から孤立し怪しい活動化のもとで埋蔵金探しを手伝う日々を送っていました。一方、弟の左近はエリートサラリーマンではあるものの世の中はこんなもんだと半分諦めて受け入れています。ある日、廃墟となった工場で右近は唯一心を許せる牛山とロボットを発見し、左近は優れた能力に気付く。「ロボオ」との出会いが不器用な男たちの未来を変えていく。

権藤右近(山田孝之)権藤左近(佐藤健)牛山(荒川良々)水沼多恵子(石橋けい)金城銀治郎(首くくり栲象)BARにいる女(松たか子)水沼(康すおん)

 

ネタバレあらすじ/ハード・コア

純粋で「適当な言葉」が大嫌いな権藤右近は不器用な性格であるため筋が通っていないと人との衝突が多く社会から孤立していました。

ハロウィンの日、BARに飲みに行った右近は弟の左近と一緒にストックしてあったウィスキーをロックで飲みます。渋谷では混雑が予想され厳戒態勢だとニュースが流れるとカウンターに座っていた女性が「馬鹿みたい、浮かれちゃって」と言いました。

この女性も自分と同じようにはみ出し者なんだと思い右近は頷くが、若者たちが店にやってきてカラオケで盛り上がると誘われた女性もはじけて楽しんでいました。

頭にきた右近は若者に頭突きを食らわせ喧嘩となり、警察を呼ぼうとした店長は左近から名刺をもらっていたので弟を呼びました。

左近はエリートサラリーマンであり右近とちがって表向き成功者ではあるが矛盾だらけの社会はこんなもんだと諦めているのでいつも冷めた表情をしています。

「いいかげんにしてくれよ兄貴、理想を追いかけてるつもりか」

 

あやしい活動家

活動家の金城銀治郎に拾われた右近は彼が街宣している時にビラ配りをします。

埋蔵金発掘するため路上で突っ立って待っていると車のお迎えが来ました。ボケッと外を眺めていると隣に座る牛山が何も言わずガン見してくるのでサングラスを外して渡すと彼は不思議そうに辺りを見回しました。

現場に到着すると金城はただ座っているだけであり水沼に命じられ週1で月収7万の穴掘りを始めます。

休憩の時に牛山が女性と経験がない事を馬鹿にされていたので右近は頭にきて殴ります。いくら持っているのか訪ねると牛山はお菓子の袋を持ってきました。

右近は机の上にばらまき小銭を数えていくとジャスト2万ありました。風俗嬢を呼んでやろうと思うが牛山は廃墟した工場に住んでいたので仕方なく自分のオンボロアパートの部屋を貸してあげます。

右近は電話をかけ押し入れに隠れるが2万ということもあり相手はブスなおばさんでした。おばさんは牛山の姿を見て気持ち悪いと思い金をバックにいれると出て行きました。右近は追いかけ金を取り返すと走って逃げていきました。

 

水沼に呼ばれた右近は「牛山は公安のスパイだから探れ」と言われます。らしくない書物を読んでいると聞かされた右近は廃工場に懐中電灯で照らしながら入っていくと物理の教科書を発見するが「馬鹿馬鹿しい」と気付き出て行きます。

窓が何故か全開となっていたので侵入者だと気付き急いで階段を駆け上りドアを開けると牛山が女性用のSM衣装を着て驚いた様子で立っていました。

「つい出来心で買ってしまった3万7千円するものだ、だがこれだけは言っておく、一度も着た事はねぇ」

怒られた牛山は鼻水を流しながら泣きます。

右近は心を許せる牛山の探りなど出来ませんと土下座すると「お前達を正式な構成員として認知する。世直しのために働いてくれ」と金城に言われ「はい!」と返事しました。

 

水沼に呼ばれた右近は「月15万で面倒見てる女シルビアがいるんだが探ってくれ」と水沼に頼まれ牛山と一緒に彼女が働く店を訪れます。

ある程度酒を飲んだ右近は牛山を先に帰らせ「俺の相手してくれ」と言ってみると彼女は「ショート2万、泊りは3万ね」とあっさり言いました。

男を騙しているのかと思う右近だが「誰とでも寝るのか」と聞くと頷いたため廃工場に連れて行くがシルビアは寝ている牛山を見て「嫌!!」と逃げていきました。

右近は「シルビアさんは水沼さんの事だけ想っているんじゃないんですか」と投げやりに報告しました。

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ロボットが未来を変えていく

夜中、激しくドアをノックされ目を覚ました右近はドアを開けると牛山が泣きながら「しんでる」と言いました。

廃工場に行くとロボットが横たわっており「こんなので騙そうと思ったのか」と笑うが頭をコンコン叩き、胸部品を外すと湯気が立ち上ってガタガタとロボットが動き出しました。

牛山は泣きながらロボットに抱き付きます。

右近は廃工場を捜索するとボロボロとなって動かないロボットを発見します。

コンビニに出かけた右近は「いいか牛山、俺だって信じられないがこの事は内緒にしろ。あいつも俺たちと同じで独りぼっちなんだ。このくさった世の中でバレたら何されるか分からねぇ」と念を押すが前からロボットが歩いてくるのを目にします。

あわてた右近は一生懸命知っている英語の単語を使い危険だから帰れと要求しました。

通りすがりの酔っ払いが「コスプレ」と言っていたのでコスプレしている人だと思わせればいいと思い付き「ロボオ」と名付け穴掘りに連れて行くと「人見知りする奴だから」とすんなり通りました。

 

右近はロボオと牛山を連れて帰ると弟の左近が母親に様子を見てこいとお願いされ待っていました。しばらく会話していた左近だったが我慢できなくなり「そいつは何だ」とロボオを見て聞きます。

詳しく話を聞いた左近は興味を持ちパソコンとロボオを繋げて調べます。

「これはただごとじゃないぞ、大企業が大金使って研究しているがロボオははるか先を行っている。これで腐れ切ったサラリーマンからおさらばだ」

右近は弟を殴り「バラすなんて許さねーぞ、こいつは仲間なんだ」と言い放ちます。

 

ロボオにも給料が出たが使い道がないはずなので牛山が拒否したこともあり右近が頂くが何故か10万入っていたので「差別しやがって、水沼」と怒ります。なんか空気的に自分が悪いことしていると気付きロボオを連れて飲みに行こうと告げると牛山は喜びました。

みんなで楽しく騒いでいるとヤクザにうるせぇと言われ外に出されると右近の態度が気にくわなかったせいか追いかけてきて捕まります。

ロボオが馬鹿にされて叩かれたので右近は守るために前に出るがいきなりロボオは右近と牛山を抱え空を飛び出しました。

とんでもたい体験をした右近は、ますますロボオの存在を知られてはならないと思うが物陰でカメラを手にしている者を見付け捕まえます。

どこのマスコミかと疑ったがカメラを手にした男は牛山かどうか確かめるためだと知ります。

牛山の実家は四国では名家として有名であり兄弟は全員優秀だった事からプレッシャーに耐えきれなくなり失踪したのだろうと言われていました。言葉が話せない人が徘徊していると噂を聞きつけやってきた事を知るが「実家に帰らせるのか」と聞くと14年経ってやっと蒸発騒動が消えたから今更帰ってきてもと両親は思っていると知らされます。

 

人工知能に詳しい左近が訪ねてきて「兄貴は金城って男のために穴を掘っているがロボオはただ穴を掘っているだけだ。人工知能は目的を与えれば行動を起こすが何のためにやっているか分からない。命令さえすれば埋蔵金なんで簡単に発見できるぞ」と言いました。

疑いながらも右近は金塊の一部を渡し「これを探しているんだ」と伝えるとロボオはライトを照らしました。右近は壁を破壊すると隠し通路が現われ埋蔵金を発見し喜ぶが「これ・・・どうしたらいいんだ」と戸惑います。

「兄貴、もし社会人として就職し普通に女がいたとしてそれでも金城に仕えるのか?あやしいただの活動家のために将来を棒にするな」

左近に何か考えがあるようなので右近は埋蔵金を隠す事に決めました。

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結末/ハード・コア

いつも通りの生活をしていると右近は水沼の家に招待され「埋蔵金は必ずあるからな」と酒を勧められます。

水沼が寝てしまったので二階にいる娘の多恵子を呼びます。布団を敷いてくれたので右近は水沼を運んで寝かせるがいきなり多恵子に口淫され、水沼が目の前にいる事もあり「水沼さんにはお世話になっているのでちょっと・・・」と断ります。

ゾクゾクする経験は初めてな右近は「女が喜ぶプレゼントってなんだ」と女の扱いが慣れている左近に質問するが止めとけと反対されます。

「あれは身体が目的なだけで男をガタガタにさせて喜ぶような危険な女だ」

がっかりする右近だが帰宅するとホテルの部屋番号が書かれた多恵子の置き手紙があり急いで向かい激しく身体を重ねます。

 

左近は海外に飛び回っている事もありチャイニーズマフィアと接触して時価の埋蔵金の四分の一(25億)で話を付けました。

右近たちがいると目立つので左近は緊急事態が遭ったときのために衛星電話を渡し、夜中にトラックに積んだ埋蔵金を1人で香港まで運びます。

今すぐ会いたいと多恵子から電話がかかってくるが「帰るまで大人しくしてろ」と左近に言われている事もあり断ります。多恵子が1人でやりはじめたので右近は声を聞きながら自分もはじめるがドアをノックされます。

楽しい時になんだよとドアを開けると水沼が立っていたので思わず「あっ、お父さん」と言ってしまいます。

「まさかな・・・」と言われたので娘さんに手を出したのがバレたのだと思い右近は土下座するが「金城さんが民間人を殺してしまった」と言われます。

「隠し場所が見付かるまで廃工場に隠してくれ、金城さんに恩を返すときだろ」と頼まれトランクを預かるが「絶対に開けるなよ」と言われます。

東シナ海の不審漁船で日本人男性二人の遺体が発見され銃撃による致命傷を確認した事がニュースで流れます。左近から渡されていた衛星電話を使うが繋がらず落ち込む右近は抱き締めて貰おうと多恵子を訪ねるが彼女が弟が亡くなったと聞いても「こんど3人でやろうよ」と言いました。

左近の言うとおりしょうもない女だと思い廃工場に行くと左近によって言葉を与えられていたロボオが「スーツケースには金城が入っています。殺したのは水沼です」と言いました。

過激派のアジトだと密告され警察に包囲された右近は水沼に罪を着せられたんだと把握するがロボオは右近と牛山を掴んで飛んで行きました。

数日後、25億を持って左近は帰ってくるが何処を探しても兄貴たちはいませんでした。

「完」の文字のあと何処かの島で女性が出産するのをひげもじゃの右近と牛山が立ち会っていました。無事に出産を見届けると右近は「お前の息子だ、良かったな」と牛山に声をかけました。

 

感想/ハード・コア

最後はどこの島でしょうね。ロボオが粉々になって倒れていたので自分の命をかけて二人を助けたのでしょうか。

不器用と言うか嫉妬の塊というか、そんな男のただのドラマかと思ったがロボットが表れてから急に変っていきましたね。結局、社会からのはみ出し者で嫉妬して怒っていただけで皆で騒ぎたいし仲間も欲しかったのですね。

ほんとう不器用すぎる。だけど会話が普通に面白い、「あっ、お父さん」は笑ってしまった。

 

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